幽霊憑いてた
ブログに載せていたものを小説家になろうサイト用に
見やすいかな?
という感じで細分化して載せています。
幽霊を見たのは人生で二度目である。
恒樹がトイレから戻ってくるまでの間、
アイツに言うべきか考えていたが
考えがまとまる前に戻ってきた。
「体はどーなん?どっか重ダルいとかないん?」
適当にかまをかけてみる。
「ないっすね。筋トレの筋肉痛はありますよ」
ちなみに二人とも共通の趣味が筋トレで
一緒に働いていた頃は職場近くのジムで
仕事帰りに二人で汗を流していた。
「昨日はどこした?」
「昨日は胸と肩と三等筋っすね」
「右肩と左肩で差ない?」
「右の方が若干効いてますね」
それを聞いて吹き出した(笑)
「どーしたんすか?」
「効いてるんじゃなくて憑いとんねん」
「ナニがっすか?えっえっ⁉マジで‼」
「霊感がほとんどない人間でも幽霊が見える条件がなんこかあってな。
①鏡越し
②写真とか動画
③視界の端
④磨りガラスをとおす
やったかな?必ず見えるって
訳じゃないらしいけど。
今、恒樹がトイレ行くんに横通った時
チラッと見えたわ」
「マジで‼うわーテンション大分
下がったんすけど、
家帰って掃除して肩に
のってんのってとれるんすか?」
「そーやなー、帰りに生姜と塩買って帰って
玄関開ける前に肩越しに塩撒いてから家入り。
ほんでから帰り道は絶対振り返らないこと。
生姜は適当に刻んでコップ一杯半くらいの
水で煮込んで煮込んだ汁に塩ぶっこんで飲み」
「へー、なんかいけそうっすね」
「掃除とファブリーズとお香も忘れずにね」
「了解っす。なんか気持ち悪いからもう帰ってそっこーそれしますわ」
「んじゃ今日はお開きやな、エエもん見せてもらったし今日はおごったるわ」
「憑かれて初めて得しましたね(笑)アザっす」
会計を済ませて店を出た。
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