ギルド
翌朝、ギルドに薬の納品を終えたハクさん、
朝からぐっすりお休みです。
わたしたちは、ギルドに行ってみることにしました。
「俺は、狩りはするが、ギルドには入っていない。指名依頼や、召集されるのが嫌なんだ。
だが、ミオは、薬を卸すなり、薬草採取依頼や、なんやらで、使えるかもしれないな。」
と、そんなことを言ってくださったし、ギルドって、冒険者の住みかでしょう??
小説の中だけだと思っていたので興味がありますっっ!!
…カラン
ドアを開けると、
ガヤガヤ ガヤガヤ
流石は、冒険者の街…人が多すぎますっっ
ひとまず、受付に並びつつ、壁がわに貼ってある広告?を見ます。
やる気のある薬師募集
危険魔物情報求む!
魔法使いパーティ募集中
ギルド職員募集(容姿端麗優遇)
聖女様降臨 情報買い取り
…なんか気になるのもありますが…
列は長そうです。
…すると、外で大きな鐘がなりました。
カーン カーン カーン カンカンカンカン
たいへんだー怪我人だー!
ドタドタドタドタドタ
ドタドタドタドタドタ
ドタドタドタドタドタ
ばんっっ
ギルドの入口が乱暴に開き、
イチローさんが、わたしを後ろにかばってくれてますが、何事でしょう…
たいへんだー!
南の森から毒素が大量に流れてきて、凶悪化したモンスターが、近くの冒険者を襲ってるっっっ
最近聖女さまの歌声が聴こえないからかもしれないっっ
とっとにかく、怪我人がひどいんだっっ
すぐ来てくれっっ
薬屋の薬は、もう売り切れていてないんだっっ!
ギルドにあるのを出してくれっっ
そっそれは大変っっ、
すぐギルマスを呼んできますっっ
ララっっ倉庫からありったけ持ってきて!!
そこの人たちっ手伝って!!
前列に並んでる人たち、受付のお姉さんは、走ってどこかへ行ってしまった。
わたし…最近歌って…ない???