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2013/05/16 第四十四回 また会う日までの遠い約束の言葉  それは「したっけ!!」

「さようなら」が死語になりつつあるという。


そんな事はないだろうと思いながらも、言われてみれば使わない。


と言うか、小学校の帰りの会で使っていた以外に、人生でどれだけ使っただろうかと思う。

たぶん、ほとんど使っていない。


 使われなくなっている理由に「永遠の別れ」を連想させるからという理由らしいが、そう言えば「セーラー服と機関銃」と言う曲の中で「さよならは別れの言葉じゃなくて〜」と言う部分があるんだけど、同名の映画を見て貰えれば解るのだけど、永遠に逢えなくなる事が解っているんだけど、そうは思いたくないから、あえて反対の意味合いを歌っているという。


 もしかしたら、あの映画が「さようなら」が使われなくなり始めた分岐点なのかもしれない。


 話しは変わるが、私は北海道生まれで、北海道育ちの、北海道在住である。


 道民はそもそも「さようなら」に変わる北海道弁があるのだ。


 だから「さようなら」の利用頻度は元々低いと言えるのだ。


 つい最近放送されていたアニメで、実写映画も公開された「僕だけがいない街」の小学生パートは北海道が舞台であり、その中で主人公の悟が友人達と別れる時にその方言を使っている。


 「それじゃぁ、したっけ」


 「したっけねー」


 「したっけ」


 意味合いとしては「さようなな」と言うよりも、「またね」が近いのだけれども、利用範囲は広くて「それから」「それじゃあ」「そうしたら〜」という使い方もする。


「したっけさ、なまら驚いたべさ。なまらめんこいんだもん。あ、そろそろ時間だからさぁ、私もう行くわ。したっけね〜」


 道民は自分が訛ってると思って喋っていないので、標準語相手でもこんな感じの会話になる。

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