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【箱】詩

どうか曖昧なままでいて

作者: FRIDAY
掲載日:2015/09/26

 

 ずっと長く一緒にいたから

 自分の気持ちに気づかないとか

 離れていってしまうことで

 初めて気持ちを自覚するとか


 そんなよくある詰まらない話

 私には関係ないと思っていた

 それなのにいつの日からか

 私は君に落ちていた


 言えないよ 言えるわけない

 私の知らない誰かの隣で

 幸せに笑う君になんて


 どうして気付けなかったのかな

 早く気付いていたら 何か変わっていたのかな

 君と私の関係は 変えることができたのかな


 後悔なんてしたくないけど

 苦い味は消せないんだ



 誰かと一緒にいる君に

 嫉妬している自分とか

 今までの距離に安心して

 何もしてこなかった自分とか


 笑ってしまうほどありきたりな話

 翻弄されることが嫌で君を嫌いになろうともした

 でもそんなことできるわけないよね

 好きになってしまったのだから


 どうして気付いてしまったのかな

 知らないままでいられたなら

 変わらないふたりでいられたのに

 君と私の関係は もう何にも変えられないね


 追いかけるつもりはないけれど

 寂しい思いは消えてくれないよ



 「久し振り」

 「元気にしてた?」

 「あれからはどう?」

 「それはよかった」



 「どうかそのまま

  ずっとずっと幸せに」



 君と私の関係は 歪んだ形で固まって

 私はそれを変えようとは思わない

 これでいいんだって言い聞かせて

 これしかないって言い聞かせる


 私は君とは向き合わない

 ちょっとずれたまま生きていく


 そんなふたりの関係の

 言い表し方を 私は知らない


 けど


 友達だとか 恋人だとか

 そんな言葉で区切らないで

 はっきりとなんてさせないで


 友達のままは嫌だけど

 恋人になんてなれない私と

 何も知らない君との距離は


 どうか曖昧なままでいて




 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 好きなことを自覚するのが怖くて ときに、私もその笑顔が欲しいんだと嫉妬して。 だけど、となりにいられないことが辛くて。 本当にどうしようもなく、曖昧な距離感。 それでも、繋がりは確かに…
2015/10/06 10:58 退会済み
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