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最強執事〜勇者?魔王?ああ、雑魚どものことですか〜  作者: ベータ アルファΣ
第2章 武王国ヴァルス武道大会と最強執事
16/19

司会ブリュッセル「なん・・・だと・・・?」

今回はいつもより短いです

キャスターがため息をつきながら暴れている頃、予選Aブロック有力候補の猛者達は同じように暴れていた。≪鉄壁の盾≫は全ての攻撃を盾で防ぎ、盾で他の出場者達を殴り飛ばし、≪鬼斬り≫は1歩もその場から動かず、間合いに入った出場者達を一撃で切り殺す。


『「さあ・・・・・・迷え・・・・、【夢幻迷宮ファンタシィ・ラビリンス】・・・」』


唐突に女性の声が響いたかと思うと出場者達のいる円形闘技場の中央部分から観客のいる観客席と司会のブリュッセルがいる司会席までに透明なドームが形成された。


スペシャルスキル【夢幻迷宮ファンタシィ・ラビリンス】Level493

このスキルの効果範囲にいる生物に幻術をかける。この幻術の解き方は、このスキル使用者が解除するか、幻術にかけられた生物が幻術に気づき、このスキル使用者を攻撃し、傷を負わせると自動で解ける。

スキル製作者:≪舞踏会≫マイ



≪舞踏会≫マイは観客と司会達には順調に進む試合の様子を見せる。それ以外、つまり出場者達に見せられた幻術。それは自分の懐に他の出場者が攻撃に潜り込んできて今にも自分に攻撃しそうだ、というもの。その幻術に誘導されたとも知らずに出場者達は幻術で見せられている敵を倒そうと焦りながら剣、ハンマーなどを自分の懐に繰り出す。敵を倒そうとした剣は彼ら出場者の心臓を貫き、ハンマーは彼ら出場者の臓器を潰し、骨を粉々にする。そして彼らは光の粒子となって消えた。


『「【夢幻迷宮ファンタシィ・ラビリンス】・・・・・・解除・・・・・」』


円形闘技場中央部分にただ一人残っていた≪舞踏会≫が呟くと透明なドームは一瞬で消えた。観客とブリュッセルは見せられていた幻術の中ではまだまだ予選が順調に進んでいたのに途中でその光景が消え失せたかと思うとエルフの女性しか立っていないことに驚き、無言になる。


『・・・・・・ん、んんっ!これはどういうことだッ!!!円形闘技場の中央部分で戦っていた猛者達が有力候補の≪鉄壁の盾≫、≪鉄槌≫、≪戦場の道化師≫を含め、一人の女性を除いて全員倒されてしまったァ!!!!つまりィィィ、予選Aブロック突破者は無名のEランク冒険者マトイだァ!!』


司会としての役割を思い出したのかブリュッセルがいち早く立ち直り実況をする。そして、ブリュッセルのマイ予選突破宣言にある程度立ち直ったのか、観客達がまばらな拍手をした。



ーーーー予選Aブロック突破者、Eランク冒険者マトイ





ちなみにAブロック予選がやっている時、ウェーダ達は円形闘技場にいないのでAブロック予選突破者のマトイが≪舞踏会≫マイだということは知りません。

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