25/53
テンションアップダウン第二回お淑やかに華やかに
皆さんは可愛らしい女の子が男っぽく喋っていたらどう思うでしょうか。
「個性」や「気持ち悪い」と一言で片づけてしまう人も居るだろう、しかし私は疑問だ。
全ての事柄を一言で片づけてしまうなんておかしい、間違いだ。 私の意見はこれだけ、ただこれだけ……。
「何窓の外を見ながら独り言を言ってんですか」
彼女の名前は…………。
…………………………名無しでいいか。
「良かないですよ!」
鋭いツッコミだ。
「『そう慌てなさんな、ワトソン君』」
「誰がワトソンですか誰が!」
「『私は正直不満なのだよ』」
「何にですか?」
「『君のむ』」
ガンっと音がする。どうやら彼女は壁ドンをしたみたいだ。
「『話は最後まで聞きなさい!』」
「胸の話を貴女にだけはされたくないです!」
確かに私の胸は発育に乏しい、しかし今は関係ない。
「『直ぐ暴れるから余計男っぽく見える…』」
「うぐっ!」
気にしている部分を言われ彼女は少し傷ついている。
「『少しは自分の行いを改めなよ』」
パソコンの電源を落とし鞄にしまう。
彼女を独り残して帰路につく。
果たしてあの子に変化があるのか、淡い希望を胸に家に向けて歩き出す。
強く気高くに続く……。




