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テンションアップダウン第二回お弁当1

「まったく何であんなに悪く言えるのかな!」

「まあまあ、いつもの事でしょ?」

 半泣き状態のボクを慰めるように頭を撫でてくれる先輩。

「それにしても相変わらず口が悪いのね寮母さん」

 ボクが半泣きになっている原因を作ったのは、寮母さんこと傘原禾那かさはらのぎなだった。

「本当に酷いですよ!」

「でもなんやかんや言って寮母はちゃんとお弁当を作ってくれたんでしょ?まずは感謝しなきゃ!」

「……そうですね」

 やはりいつも料理を作ってくれているのに、ボクが怒るのは可笑しいだろう。

「じゃあ早速いただきますか!」

「そうしましょう」

 先輩と向かい合って座りお弁当を机に乗せる。

「今日のお弁当は何かなぁ!せい!」

 パカ、勢いよく蓋を開けた音。

 ドン!弁当の中身の登場。

 はぁ?中身が饅頭たった一つと手紙。

「…………」

 無言で手紙を取り出し内容を読む。

 「これでも食ってろ」と一言だけ書かれていた。

「ふふっ…………」


「ふざけんなぁぁぁあああ!」

 この一言がフロアに響き渡る。


 お弁当2に続く。

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