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自由度が高い世界

初投稿!

気合いれてがんばっていきます!

多くの世界と自由度を求めて。

 最新大型VRMMO、『Frontier(フロンティア) of Horizon(ホライゾン)』。


「なんでもできる、なんにでもなれるか…」


世界的な技術発展の中での産物。

完全没入型VR『Core-Soar(コア・ソア)』。


最新型ゲーム機器として発売された、Core-Soarは瞬く間に世界中に広まっていき数多のゲームが生み出された。


そんな中、記念すべき最新大型VRMMOの発売が決まったのがわずか半年前。


やっとこの日が来た。

首元にCore-Soarを装着し電源を付ける。


体から意識がなくなり浮遊感が後を絶えない。

暗い視界には[ Frontier(フロンティア) of Horizon(ホライゾン) System(システム) Loading(ローディング)... ]と表示される。


時間にして一分、だが意識の中ではこの半年の焦燥感で溢れかえっている。


暗闇の意識の中で目の前にシステムウィンドウが現れる。

JOB(役職)の設定ね…」

┏──────────┓

   ・片手剣士

   ・両手剣士

   ・魔法使い

   ・弓使い

┗──────────┛

俺は颯爽と片手剣士に決めると視界からシステムウィンドウが消滅した。


直後、暗闇とは正反対の光が差し込んでくる。

あまりの眩しさに瞑ってしまった瞼を開くと、そこには数多のプレイヤーで溢れかえっていた。


このゲームにキャラクタークリエイトは無く、Core-Soarを購入時の生体情報がそのまま反映される。


そのため生体情報が一致しない場合ログインできない仕組みらしい。

新手の転売対策だな。


突如、目の前に『player name』と書かれた半透明のシステムウィンドウが現れる。


「player nameか…」

俺は指を素早く動かしプレイヤーネームを決める。

『act』

俺が古くから使っている本名の誤字りだ。


俺はプレイヤーネームを決めると流れる様にシステムウィンドウを開いた。

システムウィンドウではスキル、装備、インベントリ、職業スキルの確認をすることができた。

┏──────────────┓

     【STATUS】

・NAME : act


・JOB : 片手剣士

・LV : 1

・EXP : 0 / 100

┗──────────────┛

「このゲーム《世界》はどれほど自由なんだ?確かめに行こうか!」

俺は装備ウィンドウで初期装備の片手剣を装備し、始まりの草原へと力強く歩みだした。


勢いよく突進してくるウルフを俺は右手の剣で受け止め、弾き返す。

第一MAP(マップ)に出現する凶暴な性格の狼型モンスター、ウルフ。

このウルフの特徴として、ウルフの嚙みつき攻撃には状態異常「出血」が付与される。

だがしかし、噛みつき攻撃を回避した後の硬直を狩れば苦労せずに倒せるようになっているモンスターだ。

「でも、やっぱり突進は早いな…」


油断すると体力ゲージをゴッソリ持っていかれ、全損する恐れがあるな。


【LEVEL UP!】

唐突にファンファーレの様な音楽が鳴り響き目の前にレベルアップのシステムウィンドウが開かれる。


┏──────────┓

  SKILL  SELECT 


 ◆ ステップ

 ◆ ガードカウンター

 ◆ ストライク


   OK   NO

┗──────────┛


レベルが上がることによってスキルの選択ができるようになる仕組みだな。

ショップで買うと高くつくからな、レベルアップで手に入るのはありがたい。


回避主軸の『ステップ』、攻撃重視の『ストライク』どちらも選んで損はない、だが、技後硬直などを考えると…。

俺は初めてのスキルとして迷いなくガードカウンターを選び、目の前の「OK」ボタンを押した。


せっかくスキルを選んだから試し打ちがしたいな…。


俺はスキルを選んだ足取りで次の狩場へと赴いていく、狩場に行く途中、森林でウルフと戦う少年が悲鳴を上げている現場に直面した。


助ける義理はない、だが助けない理由もない。

そう脳内で考えているうちに本能で体は少年の方へ振り返っていた。


少年の残りヒットポイントは三分の一程度…黄色ゲージ(イエローゾーン)、危険信号だ。

この距離から届く攻撃はない…。


「無いなら、作ってしまえばいい!」


俺は瞬間的に右手に持った片手剣をウルフに向けて全力で投げた。

俺の右手から放り出た片手剣は回転しウルフの頬をかすめた。


微々たる量しかHPは減らないがウルフのタゲ(ターゲット)は確実に少年から自分に移った。


前方に落ちていた、少年がウルフから逃げだしたときに落としたであろう『大剣』を拾い上げる。


片手剣士である俺には少し荷が重いが今はこれでいい。

勢いそのまま俺は、ウルフの正面に立ちふさがった。


(スキル選択…ガードカウンター)

そう心の中で唱えると、大剣が重厚な黄色に光る。


キィィィィン! 激しい金属音が森全体に響き渡る。


ウルフの出血目的の噛みつき攻撃を大剣の腹でしっかりと受け止めた、カウンターの効果によりウルフの技後硬直時間が大きく伸びている。


俺がその最大の隙を見過ごすわけもなく。

拾い上げた高重量の大剣から放たれる重い攻撃をウルフの頭に叩き込んだ。


「す、すげぇ……」

その憧れを含んだ呆然の言葉により、ログインしたときから感じていた、俺の心焦がすほどの焦燥感が嘘のように、消え去っていくのを感じ取れた。


「それどうやったんですか!」

少年がこちらを向き直り、本物のヒーローを見たかのように瞳をキラキラ輝かしている。


自分の胸から焦燥感が消えているのに驚きながらも声がするほうを振り向く。


振り返るとモンスターとの戦いに集中していて見えていなかったPN(プレイヤーネーム)が視界に入る。


「タイガー…ふっ」


PNの安直さに自然と笑みがこぼれる。

こんな風に他愛もない笑みをこぼしたのはいつぶりだろうか…。


「な、何笑ってんですか!」


顔を赤くして不満そうに眉をしかめるのを見ると笑いがこぼれそうになるが今回は一生懸命蓋をする。


「ごめん ごめん、名前はタイガーでいいのかな?」

笑ってしまったことに謝りつつ、拾った「大剣」を手渡す。


「はい!…っそっちはアクトさん?で、いいかな?」

タイガーはおもむろに頭を上げ、俺のPNを読み上げる。


その間に俺は少し離れた地面に突き刺さっている、投げた初期装備の片手剣を回収してインベントリウィンドウを開き収納した。


「さん付けはよしてくれ。俺もタイガーって呼ぶからさ」

「わかった!なら…」


タイガーは大剣を背中に装備し直すと、おもむろに俺に近づく。


「さん付けがダメなら、アクト『師匠』って呼ばせてもらうぜ!」


師匠と来たか…。


「なぁなぁ!アクト師匠!俺もさっきのカウンター?みたいなやつやりたい!教えてくれよぉ!」

そう、目の前で懇願してくるタイガー…はぁ、しょうがない。

「師匠って呼ぶのもよしてほしいが…──まぁ、少しだけなら付き合ってやるよ」


俺はシステムウィンドウを開き、目の前のタイガーに即席パーティーの招待状を送る。


タイガーの目の前には俺が送った即席パーティーの招待状が現れる。

「やったぁぁ!」


タイガーは大きく両手を空に掲げて嬉しそうに飛び跳ねた。


続けれるよう頑張ります。

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