表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

2024のお部屋

やりたいこと①

作者: スタジオ めぐみ

「あなた、私のこと好きでしょ?今日、お持ち帰りしない?」

あなたは私を誘う。

いや、正確には誘っているように見えるのだ。

私はあなたのことが好きだから。

そして、私はいつも迷う。


迷った結果、お持ち帰りは諦めるのだ。

これをスタバで毎回繰り返している。


期間限定のメニューが優先、大好きなシナモンロールはいつでもあるし、また今度。

そうやって、また今度はなかなかこない。


私はシナモンロールが大好きだ。

近くにパン屋さんがないので、自分で作って食べるのだが、やっぱり売っているものが食べたい。

貧乏性の私は、スタバとは無縁の人生を送ってきた。

スタバ大好き人間の旦那と結婚するまでは。


遠くのイオンに買い物に行った帰りは、必ずスタバに寄るルーティン。

最初の頃は、旦那からもらったスタバのドリンクチケットを使って、タダで期間限定の激甘ドリンクを飲んでいた。

激甘は私の好物だ。


スタバは自分だと高くて買えない。

飲み物に700円とか高くないか…?

それがいつの間にか、たまにしか買えないし、700円でもいいかなとなり、今は700円で幸せを買うのでもったいないものではないと思うようになった。

少しずつ旦那の影響を受けて、私もスタバが好きになったのだ。


そして、私は誕生日という名目でシナモンロールを購入した。

もちろん、お持ち帰りだ。

激甘が好物の私だが、甘い飲み物に、シナモンロールは厳しい。

シナモンロールにはコーヒーが合うと思う。


そして、期間限定の飲み物を片手に、エコバッグを片手に車へ。

旦那も同じ状態だった。


ウキウキしながらの帰り道。

シナモンロールが楽しみだな〜と後ろの座席の荷物を見た。


「あれ?シナモンロールってエコバッグの中?」

「知らないよ。」


シナモンロールはなかった。

旦那が受け取ったと思っていたら、受け取っていないことが判明。

10分ほど車を走らせてしまった。

今からわざわざ戻るのは面倒だな。

諦めようと思った。


がっかりしていたら、旦那がすぐにUターンしてくれた。(安全にUターンしました。)

もう一度スタバへ。

シナモンロールは保管されていて、無事手に入った。

その後、再びイオンへ。

旦那はメガネを2つ購入した。(しかも同じやつ)

一気に2つ買うとは…私には考えられない。


私はコンタクトとメガネの二刀流だが、旦那はメガネが顔の一部だからな。

予備があると安心だよなと思うことにした。


次の日の朝。

ゆっくりシナモンロールを味わった。

やりたいことでもまた今度でいいやと思っていることは沢山ある。

すぐできそうなやりたいことはやるべきだなと思った。


挿絵(By みてみん)


やりたいこと①

☑︎スタバのシナモンロールを食べる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ