表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

74/75

優先順位に動きが見られた。

この世界で、小さくて、愛おしくて、自分の身の回りのこともできず、


両親よりも、厳密に言うと、ここでは、田中茉莉の両親だが、大切な、守らなければならない存在が現れたことで、


私の中の優先順位が動いていることに気づく。


赤ちゃんのお世話は、確かに手がかかるし、大変なこともあるが、その一方で、なごみの存在が、オセロが黒から白になるように、私のこれまでの価値観を覆していく。


生まれた家族よりも大切な存在は、向こうの世界では、見つけられなかった、出会えなかったが、


あれだけ広い世界だったのだから、探せば良かったのかもしれないと思った。


これは、元の世界に未練や後悔と言った類いの感情ではなく、どちらかと言うと、田中茉莉になって学んだ、生きた教訓、体験のようなものである。


なかなかこうして、他人になって、その人間関係の中を生きる機会はないが、


そんなことをしなくても、周りの幸せそうな人間関係の、人との繋がりを見て、観察、考察することだってできたし、


家族関係が上手くいかなかったからといって、一歩家から外に出て、


今思うと、自分自身か人に心を閉ざしていた部分があったかもしれない、と言うのは、自分の中で、大きな発見だった。


家族以外の人間関係も、もともとそんなに得意な方ではないが、


これからはなごみのように、大切な人を、大事に思える、自分の心を開ける存在を、増やしていけたら、と少し思った。


そして、少しずつ、なぁさんとそうなれたらとも。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ