頭にきちゃった。
とその時、ドアをノックする音が聞こえて、
「はい。」
と答えると、すごい勢いで、母が入ってきた。
「茉莉ちゃん、母子手帳ある?見せて。」
何の説明もなく藪から棒に、母子手帳見せてくれ、とな、
「今日出生届をだしてもらうために、創さんに預けてたのが、戻ってきたけど何?」
この1人で勝手に、切羽詰まった状況は何なんだろう。どこの何を見ると言うのだろう。
「看護師さんに聞いたの、茉莉、母乳が出ないでしょ、退院してからどこか心配だから、相談できるところはないか聞いたら、
里帰り先でも出生連絡票のはがきを出せば、区の保健師さんがうちに相談に来てくれるんだって。
だから今日はがきを出してくるから、今、記入してくれる?」
看護師さんに、うちの娘母乳が出なくて…、って勝手に相談したの、恥ずかしい。
プライバシーも距離感もあったもんじゃないのもだけど、
成人した娘の体のことを、看護師さんに一方的に相談するなんて、
自分から相談するんじゃなくて、親を通して相談してきたのか、と思われるのか、
子離れできない未熟な母親から、生まれたんだな、と思われるのかは、分からないけど、
ものすごく恥ずかしい。穴があったら入りたい。なんで、せっかく短期間でも慣れてきた、
私が築いた人間関係をこの人は、ずかずかと入り込んで、壊していくんだ、そして、何より嫌悪感と、気持ち悪さしかない。
「なんで勝手にそんなことをするの。それに、今、ご飯食べていたのに。」
「だって、なごみちゃんの発育が心配でしょ、あんたは心配じゃないの?母親なのに。」
目の前にいる田中茉莉の母親の頭の方が、よっぽど心配だ。と思いながら、今までのことも含めて、頭にきていたので、
転生してきたので、厳密に言うと私は田中茉莉ではないから、攻撃的な態度に出るのはどうなんだ、と思ったから、今までずっと我慢してたけど、
ひと言、言ってやろうと思ったら、




