表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

66/75

満たされない気持ちにどこか共感してしまう。


お願いの仕方が悪いのか、コミュニケーションがしっかり取れていないのか、こちらの伝え方に問題があったのか、反省して、


様々、手を尽くしても、毎回、この調子なので、自分の人と接する能力に問題や欠陥があるのでは、と思っていたので、


こうあっさり出生届をなぁさんが出してきてくれたのには、驚いた。


自分が大切だと思っているものを、人に託して安請け合いした時に、


相手がそれを、忘れたり等して、開き直られた時に、蔑ろにしたのを見た時は、悲しかった。


自分が大切だ、重要だと思っているものを相手もそう思ってくれて、約束を守ってくれたのは、うれしい。


なぁさんといると、これまでいた人間関係は、あまり良くなかった気さえする。


でも、それが小さい頃から当たり前過ぎて、ずっとそんなものだと思っていた。


となぁさんの行動に衝撃を受けながら、なごみと遊んでいる姿を見て、心が和んだ。


「そういえば、昨日なごみの沐浴を見学して、今晩、お風呂にはじめて、私がなごみを入れるんだ。


小さくて、体が細くて繊細だから、どきどきする。」


と話すと、昨日のなごみの沐浴の時のリアクションや、沐浴のやり方等の話で、2人で盛り上がった。


そして、いつもの如く、お昼ご飯を食べに外に出たなぁさんを見送り、看護師さんの持ってきてくれた昼食を、なごみのお世話優先で食べる。


ミルクやオムツのお世話をして、食欲や清潔も満たされていても、


抱っこして欲しくて泣いて、抱っこをするとぴたりと泣き止み、ベットに運ぶと抱っこしてと、再びことも増えてきたので、


なかなかご飯が食べられないこともあるが、この寂しくて、満たされない気持ちが、どこか共感できるような気がして、と言うのもあるし、


当然ながら、無下にもできない、と言うより、自分を求めて泣いている姿に単純にきゅんとして、抱っこをして過ごす。


ご飯が思ったようには、思った時間とタイミングで、思った量、食べられないけど、幸せだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ