娘がお風呂で沐浴してる姿を見て…。
体の全面が洗い終わると、それまで真っ赤になって、泣いていたなごみがほっとした表情をした。
あたたかくて気持ちいいのかな。
と思ったのもつかの間、看護師さんが、片手でひっくり返してなごみをうつ伏せにして、
すばやく、利き手の腕の上になごみの両腕を引っかける形で、体をのせたので、
再び泣き始めた。新生児の赤ちゃんにとって沐浴とは、やすらぎとリラックスの時よりも、
怪我をさせなよう、安全面を優先して、素早く優しく、体を洗う、沐浴させる側の大人のスピード勝負みたいなものだな、と思った。
最後持ち上げて、洗面器のお湯をかけて、掛け湯をした時にまた、お湯の勢いにびっくりしたのか、大泣きしていたが、
バスタオルで体を拭いて、オムツを履くと、安心したのと1日の垢が落ちて、心なしかさっぱりした顔をしている。
体がきれいになって、新しい産着を着て、心なしか浮腫もとれているような、顔色も良くなっている気がする。
我が子のリアクションばかり気がかりで、大雑把にしか、やり方を把握できなかったので、
一緒にいた高木さんが赤ちゃんの沐浴しながら、看護師さんに指導を受けているのを見て、一連の流れを再確認する。
沐浴の仕方だけでなく、赤ちゃんの腕を引っ張り過ぎないように、
お洋服を脱がせる時の袖の抜きかた、またお洋服を着せる時の、袖の通しかた、
1度に洋服を羽織れるようにあらかじめ袖を通してセッティングしておくなど、勉強になることしかなかった。
明日はこれを私がするのか。どきどきするなぁ、
でも、退院してからこれから毎日することになるのだから、と思っているうちに、看護師さんによる、沐浴指導は終わった。
なごみを看護師さんに預けて、高木さんと2人でエレベーターで2階に戻る時に、
「赤ちゃんが動くのと、小さくて怪我をさせないようにと思ったら、冷や汗をかきました。」
と額に汗をかいている高木さんを見て、部屋に戻って、スマホで検索して、もう一度、流れを復習しようと思った、私なのだった。




