紅茶の爽やかな香りとともに、まったりするはずが…。
ご飯朝を食べ終わると、ゆっくりお茶でもしようと、ノンカフェインのアールグレイと書いてある紅茶を淹れる。
茶葉に柑橘系のベルガモットの香りをつけた、フレーバーティーと袋に書いてある。柑橘系とは何かと調べると、昨日デザートで出た、どうやらみかんの仲間のようだ。なるほど、どこかフレッシュな香りが鼻孔をくすぐる。
なごみもうとうと眠りに入っているし、ゆったりお茶して、12月の冬のやわらかな日射しを浴びながら、まったりこの時間を過ごしたいと思っていたら、コンコンと、ノックの音がして、
「おはよう、なごみちゃん、おばあちゃんでちゅよ。」
そういえば、明日母は、休みって言ってたっけ?朝から浮かれた様子の母がやってきた。
「おはよう、お母さん。」
と声をかけるも、もはや孫しか見ていない。まぁ、それは仕方がない、生まれて4日目の爆発力のある可愛さよ。
「まだ体が回復してないから、茉莉はゆっくり寝てていいよ。」
と言う申し出があったので、お茶もそこそこに眠ることにした。
眠っているなごみを見ながら、横になっていると、
「ねぇ、昨日の和菓子、創さんも食べたって言うから、また買ってきたわよ。置いておくから、食べてね。」
なぁさんが食べたら、まずかったのかな、創さんもって言うところに、刺のような含みがある気がしたが、気づかないふりをした。
「ありがとう。」
和菓子が母乳が出るかの真偽はさておき、美味しいし、わざわざ買ってきてくれた気持ちに、感謝の旨を伝えると、
「小豆が入ってないって、文句を言ってたって聞いたから、今日はどら焼きと羊羹にしたから。
せっかく茉莉となごみちゃんのために、買ってきてあげたのに、昨日といい、今日といい、感謝の気持ちもないのかしら。」
と昨日は授乳中に、今日は寝てていいと言われて、うとうとしかけてる時に渡されたので、どうしろとと思ったのだが、疲れているので黙っていた。




