こちらに断りもなく、勝手に写真を撮ろうとするのどうなの?
なぁさんにも、里帰りから帰ってきたときのご飯作りについて、聞いてみたところ、
「なごみも手がかかるだろうし、無理のない範囲で、冬だし、鍋とか、カレーとか簡単でいいし、体調に合わせて、動けない時は、ご飯をマインで連絡してくれたら、ご飯を買ってくるし、気にしなくていいよ。」
と言ってくれた。鍋とカレー?は、マスターしよう。3日カレーでもなぁさんは飽きないらしい。ほんとうだろうか。
お箸は、転生する前の東陽国での旅で使い方を教わったから、おぼつかないながらも、何とか、
一緒にパーティーを組んでいた武闘家が、マナーにうるさくて、よかった。
と思いながら、箸で麺をすする。その時、コンコン、とノックする音がした。
「なごみちゃん、会いにきまちたよ。」
田中茉莉の母親が一目散に、赤ちゃんのベットに向かってやってきた。
「ねんねしてるんでちゅね。可愛いでちゅね。」
と突然に私も入れてカメラで写真を撮ろうとしたので、
「私の写真は撮らないで欲しい。」
と伝える。出産後の疲れているところを、勝手に写真におさめて、おさめるだけでは気が済まず、マインで、親戚に周されてはたまらない。
せめて、相手を写真におさめる時は、ポーズ取るように、呼び掛けたりするんじゃないのか?、さっきテレビで、ロケ地を巡った最後に写真を撮っていた時にやっていたぞ、と思った。
「あら、そう、残念。」
なぜ写真を撮ってはいけないのか、こちらの意図が伝わっている気が1ミリもしない。
せっかくなごみがすやすや眠っているのに、近いうちに彼女の声で、起きるな、これは、と早めに食を進める。




