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ゆったりと朝から病室でコーヒーを淹れてやり過ごす。

せっかくぐっすり眠れたと思ったのになぁ。気を取り直して、顔を洗い、お茶を淹れる。


ティーホットガなくても淹れられるティーバッグというらしい。淹れ方も丁寧に袋に書いてあった。


蓋をして蒸らすこともできる、大きなマグカップは金属製で、使ってみると温かいものも冷めにくい。


季節は12月の真冬なので、温かいものを温かいうちに飲むことができるのはありがたい。


特になごみがいるので、何かとゆったりした時間から脱線しがちで、ゆっくり食事を摂ったり、飲み物を飲むことが難しいので、助かるところだ。


どうやら、田中茉莉は、お茶やコーヒーが好きなようで、妊婦から授乳婦までの期間は、カフェインをあまり接種しない方がよいとのことで、


ノンカフェインのお茶がたくさんカバンの中のポケットに入っていたのを、深夜に見つけて一杯飲んだ。


コーヒーは、向こうの世界にもあったが、聞いたことない名前の紅茶や緑茶もたくさんあって、


これから香りや味を味わうのが、楽しみでならない。


部屋1面にコーヒーの香りが広がる。彼女もこうして、のんびり1人の時間を、なぁさんと夫婦の時間を、


そして、うれしいことがあった日をゆったりと、悲しいことや傷ついたことがあった日もお茶を淹れて、やり過ごしていたのだろうか、と思う。

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