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赤ちゃんにミルクをあげながら

た、助かった。


ミルクも用意して、母乳をあげてみるものの、数秒乳首を口に含みはするけれど、吸われている感じもないし、


のけぞって泣いてしまう、何度もそれを繰り返しているうちに、次第に、口に含むのも嫌になってきたようで、


そして、空腹からか泣きかたも激しくなってきたので、いたたまれなくなって、


ミルクをあげることにした、私の膝の上に置いた授乳クッションの上で、大の字で寝ながら目を閉じて、安心した様子でミルクを飲む娘を見て、


さっきよりも哺乳瓶で飲むのが上手になってるなぁ、と思いながら、


昨日転生して、夫婦になったと言うのに、この空間の、なぁさんとの居心地の良さはなんなのだろうと、思った。



よくよく考えてみれば、それは当然なのかもしれない。彼は私に何も期待していないのだ。


このように振る舞ってほしい、考え方、行動や、理想の妻、理想の女性像みたいなものが、彼の言動からは感じられない。


他人からの期待を受けて、気づかぬうちに、周りの理想を演じ続けていた自分に気づく。


それは勇者として旅に出る前から、家族の前でもだったのかもしれない。


家族には申し訳ないが、いつもどこか、寛げない、落ち着けない、安らげない気持ちでいたことにも、それが当たり前すぎて、今まで、気づいてなかったかもしれない。


それと、もしかしたら、なごみの、赤ちゃんのお陰もあるような気がする。感情に裏も表もなく、そのままの無垢な姿に、どこかほっとして、そして癒される。

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