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出産後、1日目がはじまる。

朝、6時に看護師さんが扉をノックして入ってきた。


「田中さん、診察があるから下りてきて下さい。」


どうやら、自分がトイレに行っている間に、何か音が鳴っていると思ったが、


遠くの人と会話ができる、電話と言う連絡手段だったようで、出そびれてしまったので、親切に歩いて呼びに来てくれたようだ。


申し訳ないことをした。次からは必ず出るようにしよう。


血圧と言うものを、座った後、どうするか順を追って大きな箱に書いてあって助かったで、測り、


体重を四角い箱に乗って測り、母乳が出るようおっぱいをマッサージ、正直これがめちゃくちゃ痛い。


その間に医師が赤ちゃんの診察をし、

その後、術後の経過を見るため、内診室と言う部屋へ、


とりあえず出血や縫合などの経過を見るためとは言え、


出産の時でなく、普段のシラフの状態で、あの体勢になるのは、やっぱり抵抗がある。


看護師さんに話を聞くと、これから毎日内診はするらしい。なんてこった。


それから赤ちゃんとゆっくり対面して、オムツの変え方を教えてもらい、その後、赤ちゃんを預かってもらいシャワーへ、


ずっとダンジョンや時に昼も夜も旅をしている生活だったので、


ふわふわでキレイなベットも、久しぶりのシャワーも傷口は痛いけれど、ありがたく、ものすごく贅沢な気分になった。


シャワーを浴びて着替えると、赤ちゃんを慣れないながらも、抱っこして自室に戻る。


なんて小さいんだろう。手も足も細くて、診察の時は泣いているのが聞こえたが、今はすやすやと眠っている。


その後、看護師さんが母乳のあげ方とミルクの作り方を教えに来てくれた。


そして、ぎこちないながらも、ベットに座ってU字型の授乳クッションを膝の上に敷いて、その上に、赤ちゃんをのせてミルクをあげてみる。


生まれて1ヶ月は新生児と言うらしい、哺乳瓶の先を首を動かして探している。哺乳瓶の乳首を近づけてあげると、何とか見つけて、吸っているかわいい、ずっと見ていられる、


もしかしたら、幸せとは、こういう瞬間なのかもしれない、なんてことを思いながら。

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