プロローグ
「「「5歳の誕生日おめでとう~!」」」
家族に囲まれながら綺麗な夕日が街を照らしているのを高級そうなビルの最上階で眺めながら誕生日を祝ってもらう少年が目にはいる。
それは何度見ても変わることのない少年の運命……いや、世界の運命。
「パパ、ママ!ろうそくの火消していい?」と、なにも知らずに無邪気に両親に聞く少年。
やめろ。早く逃げろ!
それが無駄な事だと言うのは自分自身が良くわかってる。
でも、叫ばずにはいられない。
「えぇ。いいわよ。秀斗」
火を消そうする少年。
今となっては、自身の平和、幸せな人生を消そうとしてるかのようにも思える。
「秀斗!」
突然父親が少年を抱き変えてビルの窓を能力でわり投げ捨てた
少年は何かなんだか分からない顔していた。
「秀斗。ごめんな」
父親の呟きが聞こえた後、 少年は下に落ちながらそれを眺めていた。
蛇口から水を勢いよく出した時のように空から、綺麗な円形型の黒い柱が降って来てさっきまで少年がいたビル飲み込んで居た。
「あら?あれから逃れた人間がいるわね〜。でも、このままじゃ折角あれから逃れたのに死んじゃう。どうしようかな〜?」
これが全ての始まりだった…
初めて書く小説です。よろしくお願いいたします。