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最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
紅の魔王編
77/200

夏祭り

今回は夏なので夏の回をやります

「アチィ〜・・・」

この前の戦いでインフラを倒すことができたのだが

その時の名残が残っていて今月はまだまだ暑くなるらしい

(さすがに倒した後のことは想像してなかったな〜・・・)

人的被害はなかったがここまでのことが起きるとは思ってなかったので

完全にやってしまった感があった

「まぁ・・・プールがあるからいいけど・・・」

俺はあまりの暑さだったのでプールでのんびりしていた

ルーブルムたちも水着に着替えて遊んでいた

「・・・満喫してるな〜・・・」

それを見ながらのんびり浮き輪でプカプカ浮いていると

「ハァァァァァ!!」

アウレアがボールを思いっきりスパイクした

するとそのボールは地面には行かずに俺の方へ来て

「・・・はい?・・・」



「グベラッ?!!」



顔面に命中した

「いててて・・・」

俺は命中した顔を撫でていると

「大丈夫?アルくん」

ルーブルムが心配してきてくれた

「まぁ・・・なんとか・・・」

俺はそう言って安心させると

「そう?・・・一応カエルラのところに行ってきたら?」

ルーブルムにそう言われて俺はカエルラのところに向かった

「あら?どうしたんですか?」

カエルラはニアがあったか聞いてくる

「ちょっとボールがぶつかってきて・・・」

俺は素直にそう答えると

「あらあら・・・ちょっと待ってくださいね」

カエルラはすぐに俺の治療をした

「・・・はい!これでもう大丈夫です!」

そう言ってカエルラの治療は終わった

俺は治療が終わった後はプールの端で寝ていた

すると何か暖かい感触があり起きて見てみると

「あっ!起きましたか?」

エレウムが枕になっていたようだ

・・・・・胸で・・・・・

「・・・何してんの?・・・」

そう俺が聞くと

「いやぁ〜ただ枕をするのではつまらないかと思い

 胸にしてみたんです!どうですか?驚きましたか?!」

エレウムは笑顔でそう答えた

「ああ・・・驚いたよ・・・お前の馬鹿さ加減に・・・」

その答えを聞いて俺は頭を押さえながらそう言うと

「そんな〜・・・結構辛かったのに・・・」

エレウムはそう言って自分の胸を触る

そしてハッとなると急にエレウムは立ち上がり

「なるほど!水着ではなく直にしてほしいということですね?!」



「・・・もうお前は黙ってろ・・・」



俺はその後水着を脱ごうとしたエレウムを縛って放置し

またプールに入ってのんびりしていた

すると俺の足元から何かが出てきた

「・・・旦那様?・・・」

その正体はヴィリディだった

「何してんの?」

俺は何をしてるか聞くと

「・・・素潜り・・・練習・・・」

ヴィリディはなぜかそう答える

(・・・なぜわざわざプールで素潜りの練習をするんだ・・・)

俺はそう思いながら見ていると

「・・・何?・・・」

どうやらヴィリディに気づかれたらしくどうしたのか聞かれる

俺はどう答えようか迷って思わず

「いや・・・かわいいなと思って・・・」

そう答えてしまった

するとその答えを聞いたヴィリディは

「・・・・・プシュ〜・・・」

顔が真っ赤になった後沈んでいった

「・・・一応助けるか・・・」

俺はヴィリディを助けてカエルラに預けた後

「アルバ!」

アウレアと七瀬に呼ばれた

呼ばれた俺はアウレアたちのところに行くと

「ちょっと競争しない?」

そう言ってアウレアが誘ってくる

「別にいいけど・・・」

俺はその勝負を受けた



そしてアウレアたちと競争を開始する

「それじゃ〜行くよ〜・・・スタート!!」

ルーブルムの合図で俺たちは一斉に飛び込んだ

はじめはみんな一緒ぐらいのスピードだったが

すぐに体格の差が出てしまい俺は突き放されてしまう

そして・・・

「勝ったぁぁぁ!!」

優勝したのはアウレアだったのだが

「アウレア殿!前!前!」

七瀬にそう言われたアウレアは何かと思い自分を見てみると

水着がはだけていた・・・だがアウレアは何事もなかったかのように

すぐに水着を着なおし

「どう?勝ったわよ!!」

と俺を見て言う

それを見ていた俺は

(・・・勝ったことより大切なことがあるだろうに・・・)

そう思いながらアウレアたちのところに近づいていく

すると後ろからルーブルムが抱きついてきて

「残念だったねぇ〜・・・アルくん・・・

 でも!頑張ったのでご褒美をあげます!!」

そう言ってルーブルムは俺の顔を胸に挟む

(ちょっ?!息ができないんですけど?!!)

俺はこれのどこがご褒美なのかと思いながらもがいていると

「ちょっと!何抜け駆けしてるのよ!!」

アウレアがそれを見つけて近寄ってきた

それを聞いて助けてくれるのかと思ったら

「あんたねぇ〜!私が何のために勝負したと思っているのよ!」

アウレアはそう言いながら俺の後頭部に胸を押し付ける

(ちょっと?!助けてくれるかと思ったらまさかの追い打ち?!)

俺は完全に空気のやり場に困っていると

「あの〜・・・そのままだとアルバ殿が死んでしまうぞ?」

七瀬が助け舟を出してくれた

それによりようやく救出された俺は息を大きく吸い

「助かったよ七瀬・・・マジで死ぬかと思った・・・」

俺はそう言いながら七瀬にお礼を言うと

「好かれるのもある意味考えものだな・・・」

そう苦笑いされた



昼頃になりご飯を食べ終わった俺たちのところに殿様から手紙が来た

その内容は自分の国で祭りをやるのでこないかと言うものだった

俺たちはもちろんその誘いに乗ってフェムルに向かった

「おお!待っていたぞ!」

殿様自ら出迎えてくれた

すると七瀬が急に前に出て

「殿・・・また執務をサボって出てきましたね・・・」

鬼のような形相で殿様に近づいていく

「ちょっ?!待った!待った!これも執務なんだって!!」

殿様はそう言ってサボってはいないと否定する

「お前たちはこの国を救ってくれたからな・・・そのお礼も兼ねているのだよ!」

そう殿様が言うと

「そう言って自分が遊びたかっただけでは・・・」

七瀬はそう言って疑いの眼差しを向ける

「さっさぁ!みんな着替えに行こうか!」

殿様は話をごまかそうとすぐさま城に向かった

城に着くとすぐに俺たちは男女に分けられて着替えていた

俺は白いジンベエを着て待っていると

「おっ待たせ〜!!」

ルーブルムたちが着替えが終わったらしい

俺はみんなを見ると

ルーブルムは赤の着物

アウレアは黄の着物

ウインレチアは緑の着物

ヴィリディは青の着物

プレシカはピンクの着物

カエルラは紺色の着物

エレウムは水色の着物

七瀬は桜色の着物

咲間は菫色の着物をそれぞれ身につけていた

俺はそれに見惚れていると

「「「「「「「「「・・・ぶ〜!!!」」」」」」」」」

なぜかみんなして鼻血を出して倒れた

「・・・あり?・・・」



その後何とか持ち直したルーブルムたちと一緒に出店を回っていた

「アルくん!アルくん!的当てがあるよ!」

ルーブルムに引っ張られて俺は的当ての屋台に行く

「いらっしゃい!今日は豪華賞品があるよ!」

そう言って店の人が指差したのは大きな羊のぬいぐるみだった

俺は欲しくなかったがルーブルムがやりたそうだったので試しにやってみることにした

「・・・あ〜・・・だめだ・・・当たんない・・・」

ルーブルムは大きな羊を狙っているらしいがなかなか当たらずにいた

すると隣でやっていたウインレチアが

「フッ!」

まさかの一発で落としてしまった

「すご〜い!」

ルーブルムがあまりのうまさに驚いていると

「・・・やるよ」

ウインレチアは取った商品をルーブルムに渡した

「いいの?」

とルーブルムが聞くと

「私はゲームを楽しみたかっただけだからな・・・商品自体に興味はない」

そうウインレチアは言って歩いて行った

(・・・それ・・・男がすることじゃない?・・・)

そんなことを俺は思いながら他の出店に向かった

ちなみに俺はやる前から台が高すぎてできなかった



次に俺たちが向かったのは輪投げだった

そこではヴィリディと咲間がどっちは多く取れるか勝負していた

互いに譲らず勝負は白熱していたが

「・・・その辺にしないとお前たちが燃え尽きる前に店の主人が真っ白になるぞ・・・」

二人の取れ具合に店の人は商売上がったりだった

「・・・もう・・・真っ白です・・・」

店の人はもはや真っ白になっていた

仕方なく二人は引き分けという形で勝負を終わらせた

その次に向かったのは型抜きだった

そこではカエルラとアウレアが挑戦していたが

「「ああっ!!」」

二人ともなぜか最初の一発で型を粉々にしていた

(・・・なぜそうなる?・・・)

俺はその光景を見てなぜそうなるのか理解できなかった

おそらく二人は加減ができないのだろう

すると二人は何を思ったのか突然立ち上がり武器を構えて

「「ハァァァ!!」」

二人は型に向かって攻撃した

そしてなぜかその型は綺麗に形になっていた

「「どう?!」」

二人はすごいドヤ顔で見てくるが

「確かに型は綺麗だよ・・・その代わり・・・屋台が粉々だけどな・・・」

俺にそう言われて二人が後ろを見ると

「「あら〜・・・」」

屋台は完全に見る影もなくなっていた

その後ウインレチアの魔法により屋台を直して

店の人に謝りそこを後にした

そして最後に向かったのはヨーヨー釣りだった

それに挑戦するのはエレウムとプレシカだった

二人はなかなか釣れないでいるとようやくプレシカの方でヨーヨーが引っかかり

「えぇい!!」

プレシカが勢いよくヨーヨーを上げると

「きゃあ!!」

そのヨーヨーは隣にいたエレウムに命中しずぶ濡れになったしまった

「大丈夫か?」

俺はそう聞くと

「はぁい・・・むしろもっとぶつけてくださぁい!」

エレウムは何か別の遊びに目覚めたらしい

(・・・どうしようもねぇな・・・)



一通り屋台を見終わると七瀬がどこかへ俺たちを案内する

俺たちは七瀬について行って高台に着くと

「おぉ〜・・・」

そこから綺麗な花火が上がっていた

「ここが一番花火を綺麗に見れる場所なのだよ」

七瀬はそう言いながら花火を見ている

「・・・思えばアルバ殿と出会っていなければ今回のこの花火は見れなかったのだな・・・」

花火を見ながら七瀬はしみじみしていた

「・・・来年も見たいな・・・」

俺がそう言うと

「もちろんだ!そのためにはなんとかして魔王を倒さないとな」

七瀬はそう言ってみんなのところに戻っていく

(・・・頑張らないとな・・・)

俺はそう思いながらみんなのところに向かった


次回から本編に戻ります


次回、氷河期

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