海底神殿
今回は新しい神獣の登場です
あとちょっとエロい回です
旅行二日目・・・
俺は朝早く起きて着替えている時に
昨日見た海底にある神殿のことを思い出した
(あれは一体なんだったんだろう・・・)
神殿のことを考えながら歩いていると
「ムギュ?!」
何か柔らかい物に当たった
俺は顔を外して前を見ると
「ふにゅ〜?アルくん?」
目の前に浴衣の肌けたルーブルムがいた
「わ〜い!アルくんだ〜!」
逃げようとした俺は寝ぼけているルーブルムに捕まる
しかも真正面から捕まったので胸に顔が埋もれて息ができなくなる
しかもルーブルムの爆乳で顔が完全に包まれているので脱出は困難だった
(やべっ?!これ普通に窒息するぞ?!)
俺はがむしゃらにもがいていると
「アァン?!」
何か胸についている突起物に当たった
それにより怯んだルーブルムから脱出した
「ゲホッ?!ゴホッ?!」
何に当たったか知らないが何とか助かった俺は
ルーブルムの方を見ると
「・・・アルくんのエッチ・・・」
何か顔を赤くして俺を睨んでくる
「よくわからんが・・・ごめん・・・」
と俺が素直に謝ると
「ふふ・・・別にいいよ・・・私の全部はアルくんのものだから・・・」
ルーブルムはそう言いながら俺の手を取り自分の胸に当てる
「ちょっ?!何して?!」
ルーブルムの行動に驚き逃げようとすると
「・・・何イチャついてんのよ・・・」
後ろから突然声が聞こえて振り返ると
すごい形相でこちらを見ているアウレアたちがいた
「いいわ・・・だったら誰が一番か思い知らせてあげる・・・」
と言ってアウレアたちが浴衣を脱いで俺に襲い掛かってきた
「お前らぁぁぁ!!ちょっとは休ませろぉぉぉぉぉ!!」
何とか全員を満足させた俺は
げっそりとした顔で朝食を食べていた
「海底神殿か・・・確かに気になるな・・・」
と俺の話を聞いたウインレチアが言う
「そうね・・・でも海中の中になんて調べにいけないわよ?」
アウレアはウインレチアに同意するが海の中に行けないと告げる
「そこは私の魔道具を使っていく」
ウインレチアはそう言いながら懐からマスクを取り出す
「これは内側から酸素を半永久的に出してくれる魔道具だ
これを使えば海の中でも活動ができる」
と言ってウインレチアは人数分を出してみんなに渡す
「よし!じゃあご飯を食べ終わったら調べに行ってみますか!」
アウレアはそう叫んで朝ごはんを食べるのであった
朝ごはんを食べ終わった俺たちは水着に着替えて
海底神殿に向かっていた
(・・・!あれが入り口か!)
俺は神殿の入り口を見つけてみんなに手で合図
そのままみんなで神殿の中に入っていった
すると中には水のない場所があり俺たちはマスクを外す
「おお〜海の中なのに息ができる!」
俺は素直に感動していると
「どうやらこの神殿自体に酸素を発生させる魔法陣が刻まれているみたいだな・・・」
ウインレチアが神殿の構造について説明する
俺は周辺を見てみる
神殿は老朽化によるひび割れやコケが生えていた
(どうやら結構な月日が経っているみたいだな・・・)
俺がそんな風に思っていると
「どうもここからは一本道みたいよ」
と言ってアウレアはまっすぐの道を指差す
俺たちはその道を進んでいくと大きな扉の前に着いた
「どうやらこの先が一番奥みたいだな」
と俺が扉を眺めていると
「気をつけろ・・・この扉はモンスターを呼び出され
そいつを倒さないと開かないようになっている」
ウインレチアが扉を触りながら言う
「だったら倒して進むだけだ・・・」
俺はそう言って扉を押すと
ヌルヌルの巨大うなぎモンスターが出たのだが
・・・なぜか手足があった・・・
(・・・・・キモッ?!)
俺はこのキモいモンスターに引いていた
おそらくこの世界に来て初めての魔獣だった
あいつぐらいキモかった
みんなの方をチラッと見るとみんなも気持ち悪いのか
若干青い顔で引いた感じで見ていた
するとそのモンスターは口から何かを吹き出した
「あぶね?!」
俺たちは素早くそれを避ける
「今度はこっちの番よ!!」
そしてアウレアは武器を構えて突っ込むと
「キャア?!」
何かに滑って転んでしまった
アウレアの転んだ地面には奴と同じヌルヌルした液体があった
「何よこれ〜!!ヌルヌルする〜!!」
アウレアの体にはそのヌルヌルした液体が付着してしまい起き上がることができなかった
「大丈夫?・・・キャア?!」
心配して近づいていったルーブルムをそのヌルヌルした液体で滑ってしまい
アウレアと同じく転んでしまった
しかもいつの間にかみんな同じ状態になっていた
「ちょっ?!しかも水着が溶けてきてる?!」
アウレアは水着が溶けてはだけてしまった胸を隠しながら言う
「もう!!水系のモンスターはこんなんばっかなの?!」
とアウレアは水着を溶かされて怒る
俺がその光景を見ているとうなぎのモンスターがこちらを見て
先ほどの液体を飛ばす
だが俺にとっては鎧があるので水着が溶けることはなかった
だがヌルヌルの床では滑って近づくことができなかった
なので俺は剣に魔力を込めて剣閃を放ちうなぎの腹を切り裂き倒した
「みんな〜倒したぞ〜」
とみんなに向かって言うと
「それはわかったから助けてよ〜」
水着が完全に溶けてしまったルーブルムが言う
俺仕方なく裸になったみんなを掴んで扉の中に入る
すると中には白い大きな水晶が浮いていた
「これがあるってことは・・・中に聖獣か神獣がいるってことか・・・」
俺はそう言いながら水晶に触れると神々しい光とともに水晶が割れて
光が晴れ目の前には大きな白い亀のモンスターがいた
「う〜ん?・・・お兄さんたち誰〜?・・・」
大きな亀は瞬きをしながら聞いてくる
「俺はアルバ・・・海の中に神殿があったから来てみたんだ」
と名乗り素直にここに来た目的を教えると
「そうなんだ〜・・・僕はテェスっていうんだ〜よろしくね〜」
大きな亀はテェスと名乗った
「そうか〜・・・やっぱりこの神殿は沈んじゃったんだ〜・・・」
とテェスは悲しい顔をしていた
「一体何があったんだ?」
俺はこの神殿に何があったか聞く
「実はね〜この神殿も昔は地上にあったんだよ〜・・・
でもね〜僕があの水晶に封印される前に
ここが丸ごと沈んじゃうような大きな波が来たんだ〜・・・
だからこの神殿を守っていた人たちが神殿に魔法陣を書き
僕を水晶に封印して守ってくれたんだ〜・・・」
テェスは自分が封印される前の出来事を説明してくれた
「そうだったのか・・・」
俺はテェスを守ってくれた人たちを尊敬した
「でもね〜しばらくあの水晶の中にいて寂しかったんだ〜・・・
だから君達について行っていい?」
テェスは俺たちの仲間になると言った
「いいぜ!こちらこそよろしくな!」
そんなわけでテェスが仲間になったわけだったのだが
「・・・さすがにこれで帰るわけにはいかないか・・・」
俺はルーブルム達を見て言う
というのもさっきの戦いで完全に水着が溶けてしまい
みんな全裸の状態になってしまったのだ
しかも着替えの場所まで結構遠いのでその間を全裸で歩くことになってしまう
どうしたものか悩んでいると
「服があればいいの〜?」
とテェスが聞いてくる
「ああ」
俺が返事すると
「だったらこの奥に女の人用の服があるよ〜・・・」
そう言ってテェスが体を退かすとその奥に扉があった
「それじゃあちょっと中に入ってくるわ・・・」
そう言ってアウレアたちは扉の中に入って行った
しばらくしてルーブルムたちが出てくると
「・・・・・」
みんなの格好がウェディング仕様の水着になっていた
しかもなぜか布地は少なかった
「ちょっと・・・何か言いなさいよ・・・」
とアウレアが顔を赤くして言う
「!ああ・・・」
思わず見惚れてしまっていた俺はアウレアの言葉でハッと我に返り
「その・・・綺麗・・・だよ・・・」
恥ずかしがりながらもみんなを褒めた
するとみんなも恥ずかしくなったのか顔を赤くして照れていた
そしてルーブルムが俺に抱きつき
「じゃあこの服で結婚式に出ようかな!」
と言って笑う
「ちょ?!さすがにそれはやめて?!」
こんな感じで陸に戻った俺たちはそのままお風呂に入っていた
「いや〜・・・まさか新しい神獣を仲間にしちゃうなんてアルくんはさすがだね〜」
と俺の頭を洗いながらルーブルムが言う
「そうね・・・かっかっこよかったわよ・・・」
今度はアウレアが俺の右腕を洗いながら言う
「そうですね〜・・・さすが私たちの旦那様ですね〜」
最後にカエルラが俺の左腕を洗いながら言う
他の面々はお風呂に浸かっていた
「・・・いやおかしくね?・・・」
「なんでお前らが俺の体を洗っているんだよ?!」
と叫んで聞くと
「ん〜・・・アルくんへのご褒美かな?」
ルーブルムは笑顔で答える
(ハァ〜・・・まぁいいか・・・)
俺は答えに納得はしなかったがさすがにもう諦めたので
されるがままにさせてもらった
「しかし・・・ここに神殿があったとはな・・・
一応報告した方がいいのかな?」
俺は神殿のことを国に伝えるべきか悩んでいると
「いえ確かに神殿自体は貴重な建造物ですが
絶対に報告しなくてはいけないわけではないので大丈夫ですよ」
とプレシカが教えてくれる
俺はそれを聞いて安心した
もし海中神殿の魔法陣が壊れてしまったら酸素がなくなって
おそらく神殿自体も壊れてしまう危険性があった
俺はそんなことにはさせたくなかったので
神殿を教えることを躊躇していたのだ
「まぁ・・・私たちだけの秘密って事でいいんじゃない?」
とアウレアが言い
「そうだな・・・」
俺は夜空に浮かぶ月を見ながら返事する
「アルくん・・・」
ゆっくり風呂に浸かっているといきなりルーブルムに呼ばれる
「どうした?」
俺は何のようか聞くと
「あのね・・・さっきのヌルヌルが残っているみたいで・・・」
と言って俺に背中を向けて
「背中・・・洗ってくれない?」
そうルーブルムは聞いてくる
「はい?!」
俺が驚いていると
「じゃっじゃあ私たちも・・・」
アウレアたちも背中を見せてくる
「マジかよォォォォォ!!」
「「「「「「「「「アァン!!」」」」」」」」」
この夜9人の女の叫び声がお風呂場から聞こえてきたのだった
新しい神獣は亀のテェスです
次回、氷の大陸




