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最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
紅の魔王編
53/200

ダリスでの戦い

今回は悪魔戦です・・・でもボス出てこない・・・


<7月29日 タイトル修正>

エルフの族長に認められた俺たちは

四将軍の一人である

西将軍イウストゥムとの戦いに参加できることになった



決戦の前日・・・



「グフフフフフ・・・」



「・・・・・」

目の前に珍獣がおる



今俺の部屋になぜか全身を縛られているエレウムがいる

なぜこんなことになっているかというと

あの試合の後しつこくエレウムに絡まれたので

俺が縛り上げたのだ

そしてその場に放置していたのだが

いつの間にか朝起きたら俺の部屋に転がっていた

「・・・何してんの?」

俺は転がっているエレウムに聞くと

「え?・・・だっていじめてくれるんでしょ?」

首をかしげながらエレウムは言う

(こいつ・・・どんな育て方をされたんだ?)

俺はこいつを育ってきた環境とその親が気になってしまった

「お前さ・・・いったい誰が親なんだよ?」

なので直接本人に聞くことにした

するとそれを聞いたエレウムは

「誰って・・・族長だけど?」

衝撃の事実を告白した

「・・・何ぃぃぃぃぃ?!」

俺はその答えを聞いて驚いていた

(あの族長がこいつの父親ぁぁぁぁぁ?!)

族長はめちゃくちゃ威厳のある人だったのだ

それがこれの親と言われて俺は驚いてしまった

(逆にどうしてこうな娘になったんだ?!)

俺はこいつがどういう育て方をされたのか

すごく気になってしまった

するとエレウムが

「でも私・・・育ててもらったのは族長じゃないよ?」

と答える

「え?どういうことだ?」

俺はその言葉の意味を聞くと

「私の親は族長だけど育ててくれたのは

 おじいちゃんとおばあちゃんだよ」

とエレウムは答える

「私が生まれてすぐにお母さんは死んじゃって

 その時にはもうお父さんは族長だったから

 忙しくて私の面倒を見られないから

 おじいちゃんとおばあちゃんに預かっていたの」

とエレウムは説明する

(・・・てことはこいつのこの性癖は祖父母たちのせいなのかよ・・・)

俺はその説明を聞いてガックシとうなだれた

まさかこんな性癖を教える祖父母がいるのか・・・と

そんなことを考えつつあることが気になっていた

「なぁ・・・ちなみにお前の性癖のこと・・・族長は知っているのか?」

そうそれは族長自身がこの事を知っているかどうかだ

俺にそれを聞かれたエレウムは

「え?・・・知らないけど?」

と答えた

それを聞いて俺は更にうなだれた

(これ絶対に知ったらやばいやつやん・・・)

あの威厳高い族長がこんな娘の姿を見て正気でいられるはずがない

そう思った俺は

「いいか?絶対にこの事は族長に話すなよ・・・」

この事を黙っておく事にした

「え?でも・・・」

エレウムは今更感を出しているが

「い・い・な!」

俺はすごい形相で言う

「・・・はい・・・」

エレウムは俺の顔に面食らい強制的に頷いた

「よし!・・・んじゃ」

俺はエレウムを担いで

「とっとと出てけ」

外に投げ飛ばした



「やっぱりこうなるのねぇぇぇぇぇ・・・でも最高ぉぉぉぉぉ!!」



そして決戦の日・・・



俺たちはエルフの砦で悪魔の軍勢を待ち構えていた

「う〜ん・・・」

俺は双眼鏡で悪魔の軍勢を見ているが

「ダメだな・・・見つからん」

肝心の西将軍が見つからなかった

「しかしこの量・・・エルフの国を滅ぼすどころか踏み潰す勢いだろ」

そう砦の上から見た景色はまるで悪魔の草原が徐々に近づいているようだった

「これ全部を相手にするのか・・・」

エルフの族長は半分諦めていた

それもそうだろうその光景にほとんどの

戦士たちが怯えていたのだ

それを見てしまえば誰しもが諦めざるえない・・・だが

「よっと!」

一人全く気にしない男がいた

俺は砦の上から降りて目の前の悪魔の軍勢に向かって行った

「な?!あいつ死ぬ気か?!」

エルフの連中は俺の行動に驚いていた

だがまだ驚きは続いた

俺は鎧を身に纏い剣を抜いて魔力を込める

・・・そして

「オラァ!!」

極大の剣閃を放った

「グギャァァァァァ?!!」

一瞬の閃光と共に悪魔の軍勢を半分以上を消し去った

「うし!こっからは地道に探すか・・・」

そう言って俺は目の前にいる悪魔の軍勢に突っ込む



「馬鹿な?!・・・彼は一体?!」

族長は驚いていた

確かに試合でアルバの実力は確認した

だがこれほどまでの強さがあるとは思っていなかった

すると後ろから

「彼は白銀の騎士」

と声が聞こえた

族長は声のする方へ振り返ると

「彼は人間の中で最強の騎士です」

とウインレチアが答えた

そして・・・

「あ〜あ・・・派手にやっちゃって・・・仕方ない・・・行きますか」

アウレアたちはそう言って次々と砦の下に降りていく

「なぁ?!君たちも行くのか?!」

族長が驚きそう聞くと

「ええ・・・私たちは彼の・・・妻ですから」

そうウインレチアは笑顔で答え下に降りて行った

「・・・これが・・・外界の戦士たちか・・・」

族長は俺たちの行動に驚くと同時に

勇気付けられたそしてそれは戦士たちも同じだった

「お前たち!!いつまでそうしているつもりだ!!」

族長は戦士たちに向かって叫ぶ

「ここは誰の国だ!!我らエルフの国ではないのか?!

 ならば立ち上がれ!!剣を取れ!!今こそ・・・国を守れ!!」

族長の言葉と共に戦士たちは立ち上がり叫ぶ

「行くぞ!!」

族長自ら先陣を切って悪魔の軍勢に向かっていく



「お?ようやく来たか」

俺は戦いながらエルフたちの様子を見ていた

「全く・・・お前も考えたものだな・・・」

と後ろからウインレチアが言う

「何が?」

俺はその言葉の意味を聞くと

「あいつらを勇気付けるためにわざと一人で

 戦いを始めたのであろう・・・」

とウインレチアは答える・・・だが

(・・・ごめん・・・そんなこと一切考えていなかった・・・)

実際はそんなことを考えておらず

とりあえず戦って結構倒せば西将軍であるイウストゥムが出てくるかな〜

と思って先陣を切って戦っただけで

別にエルフの連中を勇気付けるためだとか

そんな深い考えがあったわけではなかった

すると後ろから族長が来て

「ありがとう・・・お前たちのおかげで我々は戦うことができる!」

と感謝してくるが

(やめて!俺はそんなことこれぽっちも考えてなかったから!!

 そういうの結構胸に刺さるから!!)

俺はその感謝を素直に受け取れないでいた

すると奥の方から何やら大きな軍勢が出てきた

「何だ?」

俺はそれに目を凝らすと

「おいおい・・・マジかよ・・・」

それは羊の形をした魔獣の団体だった

「あれは・・・デスサックシープ?!」

どうやらアウレアはこの魔獣について知っているようだった

「それって何?」

俺があいつらについて聞くと

「あれは魔獣の中では厄介な部類

 その口は何でも吸い込み取り込むと言われているの・・・」

とアウレアは説明する

するとアウレアの説明通り奴らは口を大きく開き

俺たちを吸いこもうとする

「おおおおお!!」

あまりの吸引力に俺たちは足を止めざるえなかった

「くっ!・・・これでは攻撃ができん!!」

族長が悔しがる

確かにこの吸引力ならば攻撃する前にそのまま吸い込まれてしまうだろう

「!」

だが俺は閃いた

そして俺は踏ん張ることをやめ

「「「「「「?!」」」」」」

そのまま奴に突っ込んで行った

「馬鹿な?!自殺するつもりか?!」

族長は俺の行動を見て血迷ったように見えたであろう

だが実際はちゃんとした考えで行動していた

そして俺は案の定奴に吸い込まれる

誰しもが俺の死を確信しただろう・・・だが

「「「「「「!!」」」」」」

突如奴の背中から剣が生えてきた

そしてその剣は敵を真っ二つにして俺は奴の体内から脱出した

「そんな・・・一体?!」

族長は俺の無事に驚いていた

実際になぜ俺が無事だったかはこの鎧のおかげだ

俺はアウレアの話を聞いてもし吸い込まれるのが

奴の胃の中ならこの鎧で胃液を防ぎ

体の中から攻撃しようと考えたのだ

そして同じ方法で他の魔獣も倒して行き

悪魔たちも撤退していった

「・・・てか結局将軍出てなくない?」

俺がそう愚痴ると

「考えたくはないが・・・おそらくあれは

 斥候隊だったのだろう・・・」

と族長は暗い顔をする

俺はそれを聞いてまたも剣に魔力を込める

そして・・・



「届けぇぇぇぇぇ!!」



ありったけの魔力で敵の逃げていった方向に攻撃した

だがその後で思った



(・・・あれで死んでないよな?・・・将軍・・・)

アルバくんは新しい鎧をつけてから手加減を知りません!!


次回、西将軍 イウストゥム

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