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最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
黒騎士編
49/200

新しいインヴィクタ

今回は後日談です

特に戦闘とかはありません

黒騎士との戦いが終わってしばらくした後

俺のところに一通の手紙が来ていた

「なんだこれ?」

俺はその手紙を開いてみると

そこには神様からと書いてあった

「うげ!・・・あのジジィからかよ・・・」

俺はそのまま手紙に目を通すとこう書かれてあった



『もしもし〜!元気してるかい?

 誰って?そりゃお前さん儂じゃよ!儂!

 神様じゃよ〜!さてそんな事は置いといての

 早速本題を書かせてもらうんじゃよ!

 どうやらお主・・・ようやくインヴィクタを使いこなせるようになったんじゃの〜

 全く・・・結構時間がかかって神様びっくりじゃわい!

 での〜新しくなったインヴィクタじゃが二つの能力が追加されておる

 一つ目は加護を与えることができる能力じゃ

 それによりお前さんは不老長寿になったわけじゃ!羨ましいの〜!え〜おい!

 二つ目は銀の武具を作りだす能力じゃ

 やり方はいたって簡単!インヴィクタが発動していない時に魔力を流す

 そうすることで刀身から銀色の指輪が出てくる

 それを相手にはめてやればそのものが最も扱いやすい武器を作り出してくれるってわけじゃ!

 しかもその指輪をしている者はお前さんと同じ加護を受けることができるんじゃ!

 どうじゃ?すごいじゃろ〜?まぁじゃが作りだすにはお前さんの魔力がないと無理じゃから

 お前さんの魔力がない時は作れんがの!まぁまた色々あるかもしれんが頑張れよ〜

 神様より   P.S なんか魔王が目覚めるらしいから頑張ってね〜』



この手紙を読んだ俺は思っていた

(なんでただの文字なのにここまでイラつくんだろう・・・)

文字からでもあの神様のチャラさ加減が伝わってきたのだった

(・・・・・てかちょっと待って・・・

 なんかすごい重要なことが結構書いてあった気がするんだけど)

俺はもう一度手紙を読むと

「・・・不老長寿?・・・」

この単語が目にはいった

「不老長寿・・・不老・・・歳をとらない・・・

 それはつまり成長しない・・・ってことは・・・」



「・・・俺・・・一生子供のままってことか?・・・」



しばらくの沈黙の後

「何してくれてんだぁぁぁぁぁ?!」

俺は衝撃の事実に気づき叫びながら落ち込んだ

「嘘だろ・・・これじゃ子供とかできても追い抜かされるってことか?・・・

 なんで子供の時で不老なんて発動してんだぁぁぁぁぁ!!」

本来なら不老は嬉しいことだったりするが

子供の状態でやられたらここまでショックなことなんだと俺は気がついた

「ハァ〜・・・もういいや・・・さっきの武器の方を作っていこう・・・」

俺は悲しみをごまかすためにもう一つの能力を試すことにした

「えっと・・・確か魔力を流すんだっけか?」

俺は戦闘でやるのと同じ感覚で魔力を流す

すると刀身から徐々に銀色の指輪が生えてきた

「・・・これが銀色の指輪か・・・」

俺は生えてきた銀色の指輪を手に取る

「へぇ〜結構綺麗だな・・・後何気に魔力を結構使うな・・・」

そのリングは綺麗な細工がされており店で売っているような出来栄えだった

だが一つ作るのに大量の魔力を消費した

おそらく剣閃を放つ時よりも使っただろう

「とりあえず人数分作るか・・・」

俺はルーブルムたち全員に行き渡るよう人数分作ることにした



数分後・・・・・



「・・・マジ・・・疲れ・・・た・・・」

人数分の指輪を作った俺はベッドに倒れこんだ

(どうしよう・・・黒騎士と戦う以上に疲れたぞ・・・)

そう思いながら俺は意識を失っていった



「・・・くん・・・ル・ん・・・アルくん!!」

誰かの呼ぶ声がして起きてみると

「アルくん!大丈夫?!」

ルーブルムたちが目の前にいた

「・・・ん〜?なんでここにいるんだ?」

俺は目をこすりながら聞くと

「だってご飯だから呼んでいるのに

 全然起きてこないから部屋に様子を見に来てみたら

 ベッドで横になってて何回も読んでも反応しないから心配したんだよ!」

と言われた

それを聞いて俺は驚いていた

(マジか?!俺そんなにぐっすり寝てたのか?!)

まさか寝ている間にそこまでされていたとは思っていなかったのだ

「だから言っただろう・・・これまで疲れが出たのだゆっくり休ませてやれ」

とウインレチアが言った

「そうね・・・ここ最近は激動の期間だったものね・・・」

とアウレアはこれまであったことを思い出しながら言った

「ああ・・・ごめん!疲れが出たのは本当だけど

 別にこれまでので出たわけじゃないんだ・・・」

と俺が倒れた理由が違うと言った

「えっ?じゃあなんで?」

ルーブウルムが俺に倒れた理由を聞いてくる

「実は・・・これを作っていたんだ」

俺は先ほど作った銀の指輪をみんなに見せた

「これは?」

指輪を見たルーブルムがこれが何か聞いてくる

「これはインヴィクタの能力で作ったんだ

 これをはめればみんなにあった武器を作り出してくれるらしい」

俺は手紙に書いてあったことを説明し

みんなに指輪を渡した

「これが本当に作ってくれるの?」

アウレアが疑いながら指輪をはめる

「・・・何も起きないけど・・・」

だが武器が作られることはなかった

「あれ?そんなことは・・・」

俺は神様の手紙をもう一度確認する

「・・・どうやらもう一つやることがあるらしいな・・・」

ウインレチアは指輪を見ながら言った

「それって・・・?!」

俺が振り返りながら聞こうとしたら

ウインレチアにキスされた

「・・・プハァ!」

唇を離されるとウインレチアの指輪が光り

「?!」

銀の杖が出現した

「なるほど・・・これが新しい武器か・・・」

ウインレチアは銀の杖を手に取りながら言った

「あんた何してんのよ?!」

アウレアは顔を赤くしながらウインレチアに聞く

「ああ・・・この指輪は私たちがはめた後

 アルバの魔力を私たちに注ぎ込むことでようやく武器を作りだすんだ」

とウインレチアは説明する

「えっ?ってことは武器を作るためには全員とキスしないといけないのか?」

俺がさっきやったことを全員にしなくちゃいけないのか聞くと

「ああ・・・そういうことだな」

ウインレチアは冷静に答えた

「・・・マジか・・・」

俺は静かにみんなの方を見ていると

みんな顔を赤くしながらもやってほしいと顔に書いてあった

(ハァ〜・・・しょうがないか・・・)

俺は仕方ないと思い

「いいよ・・・みんなこっちに来い・・・」

全員とキスをすることにした



全員とのキスが終わりみんなの武器が出来上がった

ルーブルムは銀の大きな鎌

アウレアは銀の大斧

ヴィリディは銀の短双剣

プレシカは銀のレイピア

カエルラは銀のハンマーと盾

と作り出した

だがみんなは新しくできた武器とは別のことに感動していた

「アルくんからのキス・・・えへへへ」

ルーブルムはさっきのキスに酔いしれていた

ルーブルムだけじゃないみんな俺からのキスが嬉しかったようで

顔が今までにないくらい緩んでいた

そしてキスをした本人は

(恥ずかしい!恥ずかしい!恥ずかしい!恥ずかし〜い!!)

あまりの恥ずかしさに枕で顔を隠してベッドで暴れていた

「別に恥ずかしがることはないだろう・・・

 キス以上のことだってしてきたくせに・・・」

とベッドで暴れる俺にウインレチアが言う

「それとこれとは別なの!顔が間近にあって

 しかもだんだんそれに近づくとか!もう思い出しただけで・・・

 あぁ〜〜!!」

俺はさっきのキスを思い出してしまいまたものたうち回る

確かにウインレチアの言う通り

キス以上のことはこれまで何度もしてきたが

実際キスはしたことなかったのだ

今までのふれあいのせいか俺にとってはキスが一番恥ずかしいことに感じた

「もう無理・・・何もする気が無くなった・・・」

と俺が言った瞬間

「だったらキス以上のことをもう一度して立ち直ってもらおう」

とウインレチアが言った

「えっ?」

それを聞いた俺はみんなの方を振り返ると

「「「「「「ウッフフフフフ」」」」」」

完全に肉食獣の目をしていた



(僕知ってるよ・・・こういう時は絶対に逃げられないんだって・・・)



その後アルバが目を覚ましたのは翌朝だったという



俺は黒騎士の一件について話し合うためにギルドに向かった

「いらっしゃい」

マスターの部屋に入ると

「よう!待ってたぜ」

ドゥクスが先に来ていた

「早速だが報告をさせてもらうぜ」

ドゥクスは報告書を見ながら書かれている内容を言う

「まずは要塞の件だ

 海に沈んだ要塞の一部が沖に上がっていたのを何人かが目撃している

 だが要塞の壁や床だけで魔導砲やアルバの言っていた例の装置は発見されていない

 なのでこの件は問題なしと王は判断された」

とドゥクスは報告する

「まぁ・・・他国が盗んでいなければ・・・だがな」

ドゥクスは他国を疑っていた

「その辺は大丈夫よ〜うちの連中に調べさせたから

 他国もうちと同じようにただのガラクタだけで

 まともなものは拾えてないみたいよ」

とマスターは他国の状況を話す

「そうですか・・・なら次の報告です

 一応例の装置の影響がないか各地に兵士を送った結果

 特に異常は見当たらなかったそうだ」

ドゥクスは例の黒い水晶を使った装置が発動したかどうかの確認をしたらしい

「だろうな・・・黒騎士はあの装置自体に爆弾を仕掛けていた

 残っていたとしても使える状態じゃないだろ」

と俺はドゥクスに説明した

「そうか・・・では最後の報告は黒の騎士団の残党についてだ」

とドゥクスが言い俺は身構えた

何故かと言うと実はグラディオとスペクラの件を俺は国に報告していないのだ

俺はそれをふまえながらドゥクスの報告を聞く

「残党は我が国や他国でほぼ捕まえた・・・だがまだ何人かは残っているらしく

 特に一番隊隊長のグラディオと副長のスペクラは消息がつかめていないらしい」

とドゥクスは報告する

「それと今の時点で五番隊隊長を名乗る男が黒の騎士団の残党を集めているらしい」

とドゥクスは言った

「五番隊?聞いたことないけど?」

マスターがそう言うと

「ええ・・・おそらく黒の騎士団の力を手に入れたい誰かが

 勝手に名乗っているのでしょう・・・」

とドゥクスは答えた

「居場所はわかっているのか?」

俺はそいつの居場所を聞くと

「いや・・・どうやら各地を移動しているらしく

 ちゃんとした場所はわからないんだ」

とドゥクスは答える

「そうか・・・ならそいつは新しい報告を待つしかないな・・・」

俺がそう言うと

「ああ・・・以上で報告は終わりだ」

ドゥクスは俺の言ったことに同意し報告を終わらせる

報告を聞き終わった俺はギルドを出て帰ることにした



「・・・あれ?・・・なんか大事なことを忘れているような気が・・・」

さて主人公は何を忘れているのでしょうか?みなさんは多分わかっていると思います

わからなかった方はもう一度このお話を見てください


次回、残党

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