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最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
黒騎士編
23/200

ルーブルムのお願い

今回は二人の視点でお送りします

アルバside


俺は結局みんなのお願いで

みんなに1日ずつデートすることになった


初日はルーブルムからだ


俺はちゃんと服を着て準備すると

「お待たせ〜」

とルーブルムが後ろから来る

俺は振り返りルーブルムを見ると

「・・・・・」

思わず見惚れてしまった

いつものボンテージっぽい服ではなく

黒いカジュアルな服で

長い赤い髪はポニーテールにしてあった

「ん?どうしたのアルくん?」

ルーブルムが屈んで俺に聞く

「なっなんでもない!」

俺は見惚れていたとは

恥ずかしくて言えず

「ほっほら!早く行こうぜ!」

俺は急いで外に向かおうと催促した



外に出た俺たちはいろんなお店に行くことにした

まずはアクセサリーのお店



「これかわいいな〜」

とルーブルムがハートのネックレスを手に取る

そのアクセサリーのお店は

かわいい系が多く俺にとっては居心地が悪かった

そわそわしているとルーブルムが俺に顔を覗き込み

「大丈夫?アルくん」

と心配する

「大丈夫・・・それより欲しいものはあったか?」

俺は大丈夫と答え何かあったか聞く

「うん!このイヤリングが欲しかったんだ!!」

と星型のイヤリングを見せる

「じゃあ買ってくるね!!」

と言って会計に持って行く

(元気だな・・・あいつ)

俺はそんなことを思いながら

とある物に目をやる

「・・・・・」



次に向かったのはオシャレな飲食店だった

「ここのココアが絶品なんだって!」

とルーブルムが説明する

それを聞いた俺はメニューを開く

しばらく悩んだ後

俺たちは飲み物と食べ物を注文する

「お待たせしました」

そして店員さんが料理を持ってきてくれた

「わ〜い!美味しそう」

ルーブルムが子供のようにはしゃぐ

俺もそれを見て思わず顔が緩む

「う〜ん♡美味しい〜!」

ルーブルムが一口食べるとどうやら大満足だったらしく

すごい喜んでいた

料理を食べ終わった俺たちは

後に出てくる飲み物を待っていた

「お待たせしました」

と店員さんが飲み物のココアを持ってきてくれたのだが

「・・・・・」

なぜかココアの入ったグラスは一つしかなく

しかもストローが二つ付いていた

「ルーブルム・・・お前」

俺は犯人を見ると

「だってデートだもん!恋人っぽいことしたいじゃん!」

と全く悪いと思っていないらしい

(はぁ〜・・・まぁいいか)

俺は仕方なくそのストローでココアを飲むことにした

「美味しいね!」

とルーブウムが笑顔で言うが

正直今の俺には恥ずかしさで

味など感じられなかった



飲食店を後にして俺たちは

最後に公園でゆったり散歩することにした

「たまにはこういうのもいいね!」

隣を歩くルーブルムが笑顔で言う

「確かに・・・たまにはこういうのんびりしたのも悪くないな」

しばらく歩いていると

アイスクリームを売っている露店があった

すると急にルーブルムのお腹がなる

「・・・・・」

お腹がなったルーブルムは顔を赤くする

俺はそんなルーブルムを笑い

「あそこの露店でアイス買ってきてやるよ」

とアイスクリームを買いに向かう



「すいませ〜ん」

露店に着いた俺は店員さんを呼ぶ

「は〜い・・・あれ?だれもいない」

だが俺の姿は見えていなかったらしい

俺はジャンプして

「すいませ〜ん!」

ともう一回呼ぶと

「ああ!ごめんごめん気づかなかったよ!」

と店員さんがようやく気づいてくれた

(全く・・・この身長・・・不便だな〜)

俺は改めてこの身長に嫌気がさすも

早くアイスを持って行こうと

「アイス二つください!」

店員さんに伝える

注文を聞いた店員さんはアイスをコーンに乗っけて

「はいよ!」

と俺に渡す

それをもらった俺は

「ありがとう!」

とお礼を言って急いでルーブルムの場所に戻る



そして急いでルーブルムのところに戻ると

男に絡まれていた

(・・・ありがちだな・・・)

俺はルーブルムのそばに行き

「ほい!頼まれたアイス」

とアイスを渡す

「ありがとう〜!」

ルーブルムは喜んでアイスを受け取る

「なんだこのガキ?」

と絡んできた男の発言を聞き

俺はイラっとする

「アルくんが私の旦那様だよ〜」

とルーブルムがアイスを舐めながら答える

「旦那様?・・・アッハハハハ!!」

その答えを聞いた男は笑い

「そんなガキが旦那様?」

と俺を馬鹿にする

俺は少々我慢できなくなり

ジャンプして男の首元を掴み

「今度俺の女に手を出したら俺以上にチビにしてやるぞ」

と殺気を出して脅す

「すっすいませんでした〜!!」

男は急いで逃げていった

「ありがとうね・・・アルくん」

ルーブルムがお礼を言いながら後ろから俺に抱きつく

とりあえず俺たちは家に帰り

ルーブルムとのデートはこれで終わった



アルバside out




ルーブルムside



私は今日、アルくんにお願いして

今日は一日デートである

「う〜ん・・・どうしよう」

朝早く起きて私は悩んでいた

悩みの理由は今日の服装である

「いつもと同じじゃあアルくんに飽きられるしな〜」

私はいつもの服ではなく

意外なものにしようと思ったのだ

「・・・よし!これにしよ!」

私は黒のカジュアルな服を決め着替える

そして玄関で待っているアルくんのところに行った

「お待たせ〜」

と私が言うと振り返ったアルくんは私に見惚れていた

「ん?どうしたのアルくん?」

私は前かがみに意地悪く聞く

「なっなんでもない!」

とアルくんは言うがその顔は赤くなっていた

(アルくん顔真っ赤♡かわいい♪)

私がそう思ってニヤニヤしていると

「ほっほら!早く行こうぜ!」

とアルくんが先に行く

(ちょっとからかいすぎたかな?)

私はちょっと反省しながら後をついていく



最初のアクセサリーのお店で

私は以前欲しかったイヤリングを探す

「あっ!あった〜」

私はお目当てのイアヤリングを見つけ

アルくんの方に向かうと

なんか居心地が悪そうなアルくんがいた

「大丈夫?アルくん」

と心配して聞くと

「大丈夫・・・それより欲しいものはあったか?」

とアルくんは私に聞く

(本当は大丈夫じゃないのに・・・ありがとうアルくん)

私はアルくんの本心を悟り

「うん!このイヤリングが欲しかったんだ!!」

とイヤリングを見せ

「じゃあ買ってくるね!!」

急いで会計に向かう

(早く終わらせてアルくんに楽になってもらおう)

私は急いで会計を終わらせて

アクセサリーのお店を後にした



次に私はオシャレな飲食店に向かった

そこは以前ギルドの受付の人に聞いていた場所だった

「ここのココアが絶品なんだって!」

と受付の人から教えられたことを話し

メニューを開いて注文をする

案の定アルくんはオススメと言ったココアを頼んだ

だがアルくんは知らないもしカップルでココアを二人とも頼むと

一つのグラスに二つのストローで来ることを

「ふん♪ふふん♪」

私はその時を楽しんで待っていた

そして頼んだ料理が運ばれて

私たちはそれを口にする

「う〜ん♡美味しい〜!」

聞いていた以上の美味しさに思わず唸ってしまう

そして料理を食べ終わりいよいよ待ちに待った時が来た

「お待たせしました」

店員さんが最後の飲み物を持ってきてくれた

もちろんそれを見たアルくんは

「・・・・・」

と固まっていたが

すぐに正気の戻り

「ルーブルム・・・お前」

私の仕業だと見抜いた

そんなアルくんに私は

「だってデートだもん!恋人っぽいことしたいじゃん!」

と言った

それに対し言っても無駄だと思ったのか

アルくんはため息をつきながら

ストローを挿し一緒にココアを飲む

「美味しいね!」

と私が笑顔で言うが

アルくんは何の反応もせず

ただ顔を赤くしていた

私はそれを見て

(はぁ〜〜〜幸せだな〜〜〜)

と幸せなこの時間に浸っていた



そして最後に公園をデートして帰ることになった

最近いろいろと忙しかったからこうやってゆったりしている

今を心地よくなる

「たまにはこういうのもいいね!」

と私は今の心境を素直に伝えると

「確かに・・・たまにはこういうのんびりしたのも悪くないな」

と同意してくれた

しばらく歩いていると

アイスクリームの露店があった

(おいしそう〜・・・)

と思っていると素直な私のお腹がなる

「・・・・・」

私はあまりの恥ずかしさで顔を赤くする

そしてそれを聞いたアルくんも大笑いである

(うう・・・恥ずかしい)

と落ち込んでいると

「あそこの露店でアイス買ってきてやるよ」

とアルくんが露店に走って行った

私は近くにあった椅子に座る

(はぁ〜〜〜せっかくいい感じだったのに)

さっきまでのいい雰囲気を壊してしまったことに

反省していると

「ねぇねぇそこの君!今ひとりかい?」

チャラい男に絡まれた

(うわ〜最悪!)

と思っていると

「実は俺も今ひとりなんだよね〜

 よかったらお茶でもしないかい?」

と言ってくる

「結構です私今旦那様を待っているので!」

ときっぱり言うと

「旦那様?」

と男が不思議がる

そんな時にアルくんが帰ってきて

「ほい!頼まれたアイス」

と買ってきたアイスを差し出す

「ありがとう〜!」

とお礼を言って私は受け取る

するとそのやりとりを見ていた男が

「なんだこのガキ?」

は言ってきた

私はそれにイラっときて

「アルくんが私の旦那様だよ〜」

と答える

すルと男は

「旦那様?・・・アッハハハハ!!」

と笑い出ししまいには

「そんなガキが旦那様?」

とアルくんを馬鹿にし始めた

(こいつ・・・ちょっと痛い目にあわせてやる!)

と怒りが溜まりちょっと懲らしめようとした時

急にアルくんが男の首元を掴み

「今度俺の女に手を出したら俺以上にチビにしてやるぞ」

と言って守ってくれた

それを聞いた男は

「すっすいませんでした〜!!」

と逃げていったが

今の私は

(アッアルくんが!いっ今俺の女って)

と顔を赤くして動揺していた

そして帰ろうとするアルくん

正気に戻った私はアルくんに後ろから抱きつき

「ありがとうね・・・アルくん」

とお礼をいった

すると

アルくんが懐から箱を取り出し私に渡す

「なにこれ?」

と私が聞くと

「開けてみろ」

とアルくんは答える

言われた通りに箱を開けるとそこには

「!」

私がアクセサリーのお店で気になっていた

ハートのネックレスが入っていた

「アルくん・・・これ・・・」

私が信じられないという顔をしながらアルくんに聞くと

「なんか気にいっていたみたいだったから買った」

と照れくさそうに答える

「ほっほら!とっとと帰るぞ!」

とアルくんは顔を赤くしながら急いで帰ろうとする

(本当に・・・アルくんにはかなわないなぁ)

アルくんの小さな背中を見ながら

私はますますアルくんのことが好きになってしまったのだった

なんか書いてる自分が恥ずかしくなった

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