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最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
黒騎士編
22/200

伝説の武具は山の上

今回は武器探しです・・・でもうまい話には裏があるよね

前回の依頼から帰ってきた後

俺は黒騎士に対抗する為

あいつの鎧に勝てる武具を探していた



(やっぱ・・・そんな都合よくはないか・・・)

俺は王国の図書館で

伝説の武具についてを調べていたが

やはりどれも昔になくなったか

壊れたかのどっちかで

今も残っている武具はなかった

俺は諦めかけていた時

一つの本に目がいった

それは伝説の剣にまつわるもので

”その剣は一度人が持てば

 最強の力を与えられ

 どんな劣勢な戦だろうと勝つことができる”

と書かれていた

そしてその伝説の剣はとある山に

突き立てられ何万年の時を過ぎしている

と記されていた

(この剣なら黒騎士の鎧に勝てるか?!)

俺は急いでその剣が刺さっている山の

場所を探すが場所に関する情報は

あまり記されていなかった

(やっぱそう簡単にはいかないか)

俺は諦め本をしまい図書館をあとにする



俺は暇つぶしにギルドによって

依頼書を確認してから帰ることにした

そんな時とある依頼書に目がいった

それは山に刺さっている伝説の剣の回収だった

俺は早速その依頼を受け家に帰る



「伝説の剣ね〜・・・」

一通り俺から説明を聞いたアウレアが

疑いの目を俺に向ける

「・・・何?・・・」

俺はその視線の理由を尋ねると

「だって・・・ね〜」

アウレアは俺以外のみんなに視線を配る

どうやら他のみんなもアウレアと同じ意見だった

「そんな簡単に伝説の武具が見つかるわけはないからな

 それに見つかったとしても他人に回収などさせず

 普通は自分で回収するものだろう」

ウインレチアが説明してくれる

どうやらみんなこの依頼が罠だと思っているらしい

そう言われてしまうと俺も自信がなくなってしまう

だが受けてしまった以上

今更断るわけにもいかず

俺は罠でないことを祈るばかりだ



翌日、俺たちは指定された場所に向かうと

そこには依頼主のおじさんがいた

「あんたたちが依頼を受けた連中か・・・」

依頼主はジロジロ俺たちを見て

「子供を連れてくるなんて何考えてんだ?」

と言い放った

俺はそれを聞いて若干イラっとしたが

これくらいでイラついてるくらいでは

伝説の剣のところになど行けないと思い

必死でこらえた

「・・・まぁいいとにかくこの上に

 伝説の剣が刺さっているだが

 そこに行くにはモンスターが道をふさいでいる

 お前たちはそのモンスターだけを退治してくれればいい」

依頼主はそう言って山を登っていく

「何あいつ!感じ悪いってどころじゃないでしょ!!」

アウレアは俺以上にイライラしていた

他のみんなもよく思ってないらしく

気が乗っていなかったが

「とりあえず山頂までだから我慢してくれ」

と言うがまだ気が乗らないらしく

俺は仕方なく

「今回の依頼が達成できたら

 一つだけ俺が言うこと聞いてやるぞ」

と言うと

「「「「「「おっしゃ〜〜!頑張るぞ〜〜!!」」」」」」

目に炎を灯していた

(・・・早まったかな・・・)

生憎だがもう手遅れだった



「デヤァァァ!!」

道すがらモンスターが結構出てきているが

みんなさっきの俺の発言ですごいやる気を出していた

「みなさん!回復は私に任せてください!!」

カエルラがみんなに叫ぶと

「「「「「了解!!」」」」」

みんな余計に張り切りだした

「・・・・・」

依頼主もみんなのあまりのやる気に

引いているらしく口を開けて

あんぐりしていた

(・・・やっぱ早まったな・・・俺・・・)

俺は過去の自分を恨みながらみんなの後をついていった



しばらくしてようやく山頂に到達した

「あれが伝説の剣か・・・けど」

その伝説の剣は岩に刺さっているだけじゃなく

いくつもの鎖で固定されていた

「なんであんなに派手に固定されているんだ?」

俺は疑問に思うがそれに答える前に

依頼主が走って行き剣を抜こうとする

(おいおい・・・もうちょっと慎重に!?)

俺が止める前に俺たちの後ろに

巨大な一つ目のモンスターが現れた

「サイクロプスっ!!」

どうやらプレシカはこのモンスターを知っているみたいだった

サイクロプスは拳を振るってくる

みんなはそれを躱し

俺はそれを受け止める

「アルくん?!」

ルーブルムが驚く

俺が避けなかった理由は単純だ

避けるほど威力がなかったからだ

俺は受け止めた拳を軸に

サイクロプスを回転させ転ばせる

そして地に伏したところを

剣を抜いて一閃

サイクロプスを真っ二つにする

「さっすが!アルくん!!」

とルーブルムが褒める

俺は内心で

(よかった〜今回俺は出番ないかと

 思ってたから活躍できてよかった〜)

とホッとしていた



俺は剣を鞘に戻し

後ろを見ると依頼主が剣を抜いていた

どうやらさっきの戦闘の衝撃で

鎖が緩んだらしい

「やったぁぁぁぁ!!これで俺は最強になったんだぁぁぁ!!」

依頼主が剣が抜けて喜んでいたが

「?!」

その瞬間異変が起きた

剣から糸のようなものが出て

依頼主を襲ったのだった

「なんだこれはっ?!」

依頼主は必死で糸を払っているが

糸の一本が依頼主の頭に命中した

「!!・・・・・」

糸が頭に刺さった依頼主は急に意識が失い

俺たちが心配して近づくと

「なっ?!」

急に俺たちに向かって剣を振ってきた

「急にどうしたんだこいつ?!」

俺が驚いていると

「どうやらあの剣は魔剣だったらしいな」

ウインレチアが状況を把握したらしい

「魔剣?・・・どういうこと?」

アウレアが説明を求める

「あれは所有者を乗っ取り

 無理やり戦わせるように魔力が込められていたらしい」

ウインレチアが答える

「ちっ!どうすれば正気に戻るんだ?!」

俺はウインレチアに対処法を聞くと

「こうなっては仕方あるまい・・・

 魔剣を破壊しろそうすればそいつも正気に戻る」

ウインレチアが答えると

俺は剣を抜き魔剣を破壊しようとするが

「何っ?!」

依頼主が前に出て剣を守るように体を回す

どうやら剣自信も狙われている自覚があるらしく

俺が攻撃しようとするたびに体を盾にさせる

そんな攻防が続き俺はイライラし始める

そしてついに



「もう面倒くせぇぇぇぇぇ!!」



俺のイライラが爆破した



イライラが爆破した俺は思いっきり

依頼主をぶん殴った

ぶん殴られた依頼主は吹っ飛び

岩に激突する

「「「えぇぇぇぇ?!」」」

ルーブルムたちが驚くが

俺は気にせず依頼主に近づき

剣を拳で粉砕した

「これでいいのか?」

俺はウインレチアに確認すると

「・・・ええ・・・やり方はあれだったけど・・・」

ウインレチアは呆れながら答える

俺たちは休憩がてら伸びてしまった依頼主が

目を醒ますのを待った



「・・・うぅぅん?」

しばらくして依頼主が起きた

そして完全に正気に戻った依頼主は

剣が砕けていることに気づき

急いで駆け寄って剣の破片を拾う

「そんな・・・バカな・・・」

破片を拾い落ち込む

しばらく落ち込んだ後

「お前らのせいだ!お前らのせいでこうなったんだ!!」

と逆ギレされた

俺たちはそれに怒り

「そうかだったらここで依頼は終了だな」

と言って依頼主を置いて帰ろうとする

「なっ?!お前ら金が欲しくないのか!!」

依頼主は急いで俺たちを止めようとするが

俺たちは聞き入れずそのまま山道を降りる

「そんな・・・おい・・・」

依頼主が絶望に打ちひしがれていると

後ろから巨大な鳥のモンスターが降り立った

「あ・・・ああぁ・・・」

依頼主は恐怖で動けないでいた

モンスターがいざ襲おうと思われた

その時・・・・・



「これに懲りたらもう悪いことなんてするなよ」



俺がモンスターを切り裂いた

(ふっ・・・・決まったな)

俺は内心でガッツポーズをして

依頼主の方を見ると

「・・・・・・」

泡を吹いて気絶していた

「・・・あり?・・・」

俺は仕方なく依頼主を背負って山を降りた




「・・・で依頼主を懲らしめたってわけね」

ギルドで報告しているとマスターが話に入ってきて

マスターにも事の顛末を報告した

「まぁな・・・ちゃんと依頼料もかっぱらったし」

ボソッと俺が呟くと聞こえていたらしく

「それじゃあどっちが悪人かわからないじゃない」

と頭を抱えていた

「まぁ今回の依頼は請け負ったギルドの責任だから

 君の言う伝説の武器探しを手伝ってあげるわ」

とウインクして手伝ってくれると言ってくれた

「ありがとうな!・・・それじゃあ俺は帰るわ」

俺はお礼を言ってギルドを後にする



「結果としては儲かったからいいけど

 もうこんな依頼受けないでよ!!」

とアウレアが俺に怒鳴る

俺はそれを聞き流していると

「でもでも〜あれくらいでアルくんに

 一つなんでもお願いできるんなら安いものじゃない!」

とルーブルムが笑顔で言う

(あっ・・・やべ〜忘れてたわ・・・どうしよう)

俺はみんなの様子を伺いながら

部屋から逃げようとすると

「・・・どこ・・・行く?・・・」

ヴリディに先回りされた

「ちぃ!」

俺は急いで別の方向に逃げようとすると

「どこに行くんですか〜?アルバくん」

カエルラに回り込まれた

「えぇい!」

俺はめげずに別の方向に向くと

「ぜっ絶対に逃がしませんからね!」

プレシカに道を塞がれ

「まだまだ!!」

俺は最後の逃げ道を向くと

「私がいるのを忘れてないか?」

ウインレチアが最後の逃げ道を塞いだ

俺はどうやらとっくに包囲されていたみたいだった

すると逃げようとした俺の後ろからルーブルムが抱きつき

「アルく〜ん?私たち頑張ったんだから

 ちゃんとご褒美欲しいな〜?」

と耳元で囁く

「わっ私だって頑張ったんだから

 言うこと聞いてもらうわよ!」

アウレアも負けじと前から胸を押し付ける

するとみんなも面白がって俺に群がり

俺は胸に埋もれる

男ならみんなこの状況は嬉しいこと何だが

今の俺は

(いっ息が・・・できない・・・

 むっ胸に殺される!!)

と胸に殺されそうになっていた

子供の状態だとちょうど胸の部分に

顔が埋もれるのでみんなが集まると

完全に息ができない状態が出来上がるのだ

(やっやばい・・・意識が・・・遠く・・・)

俺はそのまま柔らかい胸の感触を

味わったまま意識を失った



「・・・・・」

朝起きるとなぜか全裸でベッドで寝ていた

しかもみんなもなぜか全裸で寝ていた

(・・・何があったんだろう)

俺は気になるが考えることをやめ

そのままもう一回寝ることにした

ちなみに起きた後も

みんなは約束のことを覚えていて

俺は結局みんなのお願いを聞くことになるのであった

アルバくんが子供だというのに

ヒロインは肉食系でじゃんじゃん襲います


次回、ヒロインたちのお願い

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