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最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
黒騎士編
2/200

初戦闘はまさかのドラゴン!

タイトル通り初戦闘です。ムズイ

(7月9日 誤字・脱字修正)

気がつくと俺は森の中にいた。

とりあえず俺がここがどこなのかよりも気になることがあった。それは・・・

「あのじいさん最後にとんでもないこと言ってた気がする・・・」

そう神様を名乗るじいさんが俺を転生させるときに言ったあの言葉、

『あ!お前さんの年齢設定を間違えて12歳ぐらいになってるからの〜』

あの言葉が本当なら今の俺は子供だということだ。

「とにかく自分が今どうなってるか確認しないとな」

そう言って俺は近くにあった池に向かった。


「・・・マジかよおい」

俺は驚いた。

池に映る自分は銀髪の美少年だった。

「やってくれたなあのじいさん・・・」

とじいさんに恨み言を言いながら気持ちを切り替え、

周辺を見渡す。


「とりあえずどうするかな」

と考えていると神様が持たせた短剣が腰にかかっていたの思い出した。

「自分が子供だと短剣でも結構大きいな」

そう言い短剣を抜いてみる。

綺麗な白で統一されつかの部分には青い宝石が装飾されたそれはかっこいい短剣ではなく美しい短剣だった。

「そういえばこれなんか能力があるんだったよな」

とじいさんが途中で説明を面倒くさくてやめてたことを思い出す。


どんな能力なのか考えていると、どこからかとてもでかい腹に響くような獣の鳴き声が聞こえた。

「ぐっ!・・・なんだこの音は」

と耳を塞いで数秒後音が止んだ。

「なんだったんだ動物の鳴き声みたいだったが・・・」

そう言い鳴き声のした方向を見ていると何かが飛んでくるのが見えた。


「なんだあれ・・・」

と目を凝らして見ていると徐々に近づいてきていた。

そしてその正体が分かった。

赤い大きな体に翼、牙に爪に角そして長い尻尾、最後に口から炎を吐いていた。

そうファンタジーにおいて代名詞といわれる。



()()()()である。


しかもまっすぐこっちに近づいてくる。

「・・・やばくねコレ」

ハッと我に帰りすぐさま逃げるが子供である俺のスピードなど空を飛ぶドラゴンの足元にも及ばないため、

すぐに追いつかれた。


「くっ・・・やるしかない」

覚悟を決め短剣を構える。

するとドラゴンは着地し炎を吐いてきた。

当然俺にそれを防ぐ術などない。

(転生して速攻終わりってマジかよ・・・)

と諦めて死を受け入れようとしたその時、


奇跡が起きた。


突如、短剣に装飾された宝石が光を放ち俺を包み込んだ。

そして光が収まるとそこには、

白い鎧を身に纏った()()()()()の身長をした俺がいた。


「なんだこりゃ!」

俺が驚くのも当然である。

何せ急に身長が伸び鎧を身に纏っているのだから

だが驚く暇などなくドラゴンの炎が迫っていた。

(やべ!?忘れてた!)

と炎にのまれ今度こそ死を覚悟したが、

(あり?・・・全然熱くない)

なぜか死ななかった。


それどころか熱さすら感じなかった。

それはなぜか・・・恐らく身に纏っているこの白い鎧のおかげだと俺は思った。

「なんかよくわからないけど助かった・・・」

とホッとしているが目の前のドラゴンは待ってなどくれない。

こちらにすごい勢いで向かってきた。


「やっべ 何とかしないと」

と焦っているとふとさっきまで持っていた短剣を思い出し手を見たら、

そこには短剣ではなく自分と同じく大きくなった長剣があった。


「とりあえず考えるのは後だ!」

そう言って目の前のドラゴンに視線を戻し息を整えて剣を構えた。


そして向かってくるドラゴンに対し剣を思いっきり振り下ろした。

「フゥン!」

ドラゴンは真っ二つになり俺の左右を通りぬけた。

「・・・プハァハァ」

と安心して息を荒げていると長剣の宝石が光り鎧が解除された。

そして長剣も短剣へと戻っていった。


しばらくして落ち着くとドラゴンの死体が光り始めてそして粒子となって消えていった。

そして死体のあった場所に一振りの剣が置いてあった。


「なんだこれ誰かのか?」

と考えつつとりあえずもらっておくことにした。


「ハァ・・・にしてもまじでどうなるかと思った」

異世界に来ていきなりのドラゴン戦そしてよく分からない鎧と剣

正直いろいろありすぎである。

「一番最初がこれだったらこの先絶対きついだろ」

そう思いながらふっと神様から渡された説明書のことを思い出した。


「そうだあれを読めば何かわかるかも」

そう思い懐から渡された説明書を読んでみた。


『説明書

 君の転生した世界はオルビス・テラルウムと呼ばれる場所じゃ。

 君はそこで[アルバ・アルジーンテュム]という名前の少年としてやっていくのじゃ。

 次に君に渡した聖剣インヴィクタの能力じゃが、

 ぶっちゃけ無敵の鎧を呼ぶ能力じゃ。

 まず君を鎧を着れるサイズにしてその後、鎧を身にまとうのじゃ。

 インヴィクタ自身も君のサイズに合わせて大きさを変える。

 発動条件じゃが、戦闘状態になるかダンジョンの中に入るかで自動で発動する。

 そして解除方法は、戦闘を終わらせるかダンジョンの外に出るかで強制的に解除されるぞ。

 ほんじゃ頑張って!   神より』


「・・・マジかよ

この短剣自分の意思で発動できないのかよ!」

と説明書を見て嘆く俺。


ため息を吐きとりあえずこの森を抜けようと歩み始める。

これがアルバ・アルジーンテュムと呼ばれる最強騎士、最初の冒険である。












次回、ダンジョン初挑戦

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