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最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
黒騎士編
18/200

新たなる国へ

やばい・・・主人公が子供と忘れて書いてしまった・・・

とある朝、俺はギルドに呼ばれ話を聞いていた

「炭鉱の国ファチーテ?」

俺が聞いたことのない国の名前を聞いて

首をかしげる

「ええ・・・実はそこで古代のゴーレムが

 発掘されたらしいの」

とマスターが真剣な顔で俺に言う

「そこで魔導具に詳しいウインレチアちゃんに

 調査をお願いしたくて」

と俺に説明するが

「なんで俺にその話をするんだ?」

と俺は疑問に思い聞く

ウインレチアへの依頼なら

本人にすればいい

わざわざ俺に言う必要もないのだ

だがマスターは

「だってもし起動した場合は破壊しなくちゃいけないのよ

 それに道中何かあるかもしれないし」

と俺に言う

そう言われてしまってはしょうがない

俺は

「了解・・・本人にも言ってその国に行ってくるよ」

と部屋を後にする



家に帰るとみんなを部屋に集めて

今回の件を説明する

「なるほど・・・古代のゴーレムか」

と一通りの説明を聞いたウインレチアが

悩ましい顔をしていた

「なんかあるのか?」

俺はその顔を見て理由を聞く

「古代のゴーレムは魔獣や聖獣と同等の力を持っている

 しかも見境がないからなおタチが悪い」

と説明してくれた

(なるほど・・・ならなおさら俺が行かないとダメか・・・)

改めて事の重大さがわかった俺は急ぎその国に行くことを決めた

「それで・・・そのファチーテに行くにはどうすればいい?」

と聞くと

「だいたい船で一日

 そのあと陸路で三日といったところです」

とプレシカが地図で道をなぞりながら説明してくれた

「船か・・・」

俺は海路をどうするか悩んでいると

「船ならあの港町で出してくれるんじゃない?」

とアウレアが言う

(とりあえず考えていても始まらないし

 港町に行くか)

俺はそう思いみんなで馬車に乗り港町に向かう



「船を一つ貸してほしい?」

港町についた俺たちは船を貸してくれないか

交渉をしていた

「実はこの前の事件のせいで壊れちまった

 神殿を直すための職人を乗せちまってな〜

 おかげで船はほとんど出払っているんだ」

と村の人が言う

どうやら村人全員で神殿の修理に協力しているらしい

(どうしたもんか・・・)

と俺が悩んでいると

「あれ・・・例の騎士様じゃないっすか」

と後ろから声をかけられる

俺後ろに振り返ると

そこには例の神殿の件で船に乗せてくれた

船の船員だった

「どうしたんすか?」

と聞かれ俺たちは事の次第を説明した

「なるほど・・・海を渡る船がないと」

船員がひとしきり聞くと

「ならうちの船で送ってあげますよ」

と言ってくれた

「いいのか?」

俺がそう聞くと

「大丈夫っすよ!うちの船はこの前の事件でちょっと壊れちまって

 今日修理が終わったから神殿に向かうのは明後日からなんですよ」

と笑顔で説明してくれた

俺たちはその言葉にあやかり

その船で海を渡った



向こうの大陸の港についた俺たちは

そこで船員と別れた

港についた俺たちはとりあえず

宿屋を探した

「ここでいいか」

宿屋で部屋を取った俺たちは

今日一日は自由行動にし

出発は明日にすることにした

そんな感じで外をぶらぶらしていると

住人たちが例の炭鉱の話をしていた

どうやらそこに有名な魔術師が向かったらしく

その人がゴーレムを処分してくれるらしい

俺はそのことを胸に留めておいて

宿屋に戻った



「ゴーレムの処分・・・か」

宿屋で合流した俺は

住人が話していた内容を

ウインレチアに話した

それをウインレチアは眉間にしわを寄せた

「どうかしたか?」

と俺が聞くと

「ゴーレム・・・しかも古代のとなると

 そう簡単には処分できないはずなのだ・・・」

とウインレチアが答える

俺はそれを聞いて嫌な予感がしたが

急いでも仕方ないので今日は寝ることにした



翌朝・・・・・



朝早く起きた俺たちは

炭鉱に行くまでのルートを確認していた

「まずこの村で食料を調達

 そのあとはそのまま荒地を行きます」

とプレシカが指で地図のルートをなぞり説明する

「ならまず向かうはこの先の村か」

俺はそう言って馬車を進ませる

そうして村まで馬車で向かっていたが

急に馬車を引いていたルクスが止まる

「どうした?」

俺が理由を聞くと

「主・・・この先から血の匂いがします・・・」

とルクスが答える

俺たちはその言葉を聞き急いで村に向かうことにした



「ひどいな・・・」

村に着くとそこは何者かの襲撃を受けたらしく

壊滅状態だった

俺たちは傷ついた人を集め

カエルラに治療してもらうと同時に

襲撃された時のことを聞くことにした

「何があった?」

治療を終えた村人に聞くと

「実はリザードマンの群れが急に村を襲ってきたのです」

と震えながら答えてくれた

「お願いします!村の若い娘が何人か攫われてしまったんです!

 どうか助けてやってください!」

俺の服を掴みお願いしてくる

それを聞いた俺は

「わかった!カエルラとプレシカは村人の治療を

 ルクスはみんなの護衛を頼むぞ!」

と後のことをカエルラとプレシカとルクスに頼み

残りの面子でリザードマンの巣に向かった



「足跡は・・・そこか」

リザードマンの足跡を辿って行った

俺たちは一つの洞穴にたどり着いた

「どうやらここは小さなダンジョンになっているわね」

とアウレアが言う

だが俺はそれより気になることがあった

(なぜリザードマンの足跡の中に人の足跡も混ざっていたんだ?)

そう足跡の中にはリザードマンだけじゃなく人間の足跡もあったのだ

最初は攫われた娘のかとも思ったがその足跡は一人分しかなく

攫われた娘は複数だったため違った

つまりこの足跡は全く知らない人間の足跡だということだ

(だが気にしていても仕方ない!)

俺は気にするのをやめみんなと一緒にダンジョンの中にはいる

するとそこには

「?!」

リザードマンの死体があった

(どうやら先に入ったやつはリザードマンの味方ではないらしいな)

俺たちは警戒しながら奥に進むと

奥で戦闘音が聞こえた

それを聞いた俺たちは急いで

その場に駆けつけるとそこには

二本の剣を両手に持ちリザードマンと戦う

若い男の姿があった

しかもその戦いはその男の圧倒的な勝ちだった

俺たちに気がついた男は剣をしまい俺たちに近づく

みんなが警戒する中

男は笑顔で

「初めまして!僕はグラディオですよろしく!」

と握手を求めてくるが

(・・・こいつ・・・今の状況をわかっているのか?)

俺はそう思いこいつに聞いた

「お前は何者だ?」

と俺が殺気を込めながら聞く

「僕は旅をしているんですがその途中

 お世話になった村がこいつらに襲われて

 僕も守ろうとしたんですが力及ばず

 なのでここまで来て攫われた娘たちを救いに来ました」

と説明してくれた

(俺の殺気に気づかないあたり相当場数踏んでるな・・・)

俺は油断できないながらもとりあえずその男と協力することにした



「この先に攫われた娘さんたちがいます」

とグラディオが奥を指差す

そのまま進むと岩牢に閉じ込められた娘たちがいた

「今助けますからね!」

と言ってグラディオが剣で牢を攻撃するが

ビクともしなかった

「そんな!」

と驚いていると

「どいて!!」

とアウレアが前に出る

「ちょっま!」

俺は嫌な予感がして止めようとするが

時すでに遅し

「ふん!!」

アウレアは斧で岩牢を粉砕した

「どう?」

と自慢げに俺に言うが

「ばかやろぉ!お前今のであいつらに気付かれるだろうが!!」

と怒鳴ると案の定

「イマノオトハナンダ?!」

とリザードマンたちがこっちに近く

「ほらみろぉ言わんこっちゃない」

と俺が言うと

「しっしょうがないでしょ!他に開ける方法なかったんだから

 それよりも退路を確保しなさいよね!!」

と逆ギレされた

(理不尽だ〜!)

と心の中で嘆きながらも洞窟の出口まで急ぐ

なんとか脱出は出来たが後ろからリザードマンが迫っていた

俺はその場に留まり剣を構え

「お前たちはそのまま村まで走れ!!

 こいつらは俺が相手する!!」

と言ってルーブルムたちを走らせる

だが・・・

「僕もご一緒しますよ」

なぜかグラディオも一緒に残っていた

「お前も村まで逃げてもいいんだぞ?」

と俺が聞くと

「そんなわけにはいきませんよ

 それにあちらは手が足りているようですし」

そう言って剣を抜く

「ならとっとと片付けて帰るとするか!」

俺はそう言って突っ込む

敵の数はおよそ30体

俺は魔力を込め剣閃を放つ

これで後方の弓を持った7体撃破

その後

グラディオがジャンプして敵の中央に着地

そのまま回転するように5体撃破

俺の背後に回り攻撃してきたリザードマン

それを躱して尻尾を掴み投げつける

それに当たった8体ごと剣で切り裂き9体撃破

そしてグラディオが敵に突っ込み見えない速さで7体撃破

最後に逃げようとする2体だったが

突如現れた巨大なリザードマンに潰された

「あれは・・・リザードコマンダー!」

とグラディオが叫ぶ

どうやら奴が隊長格であり

奴を倒せばリザードマンの負けだった

俺はそのまま剣を振って両手を切り落すが

「何?」

切り口から新たな手が生えてきた

「あいつは強力な再生能力を持っています!

 倒すには頭か心臓を潰すしかありません!」

とグラディオが大声で説明する

だがあまりの大きさで頭はおろか心臓すら届かない

ジャンプしようものならまず反撃を食らってしまう

どうするか考えていると洞窟の上にある岩が落ちそうになっていた

(・・・そうだ!)

俺は閃き奴の足元に向かう

もちろん奴は足元にいる俺を

踏み潰そうとするが俺はそれを

かわし続けるそして



「ギャオォォォ?!」

踏みつけようとする振動で

上にあった岩が奴の頭上に直撃した

「ダメだ!!致命傷になってない!!」

とグラディオが言うがもちろんそれも計算ずくだ

「?!」

俺はジャンプして奴の頭上に飛び乗っていた

(俺はただジャンプするための隙が欲しかっただけだ)

そして奴の頭に剣を刺す

そのままリザードコマンダーは倒れ

絶命した

その後俺たちは村に戻りみんなと合流

その日は村で過ごした



翌朝起きるとどうやらグラディオは俺たちより早く出発したらしく

俺たちも村人たちから感謝されながら村を後にした





「さすがは白の騎士だ・・・僕でも勝てるかな〜」

と崖の上から俺たちをグラディオが見ていた

「隊長!!」

そう呼ばれグラディオが振り向く

「これを」

そう差し出された鎧をグラディオは身に纏う

「じゃあね・・・今度会うときは敵同士だ」

そう言って黒の甲冑を身に纏ったグラディオは去っていった

グラディオはまさかの黒の騎士団の隊長だった


次回、古代のゴーレム

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