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最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
黒騎士編
17/200

伝説の聖獣はネガティブ?!

そこまで聖獣は出てきません

タイトル・・・間違えたかな・・・

<5月16日 誤字修正>

例の依頼が終わり俺たちは何気ない日々を

送っていた


家でのんびりしてる俺たち

庭にいるルクスですらあくびをするほど

暇であるだが

これまでが逆に忙しすぎたのだ

そんな時にルーブルムが

とある紙を持ってリビングに入ってきた

「アルくん!アルくん!」

とすごい俺を呼んで興奮していた

「落ち着け・・・どうしたんだ?」

俺はルーブルムを落ち着かせて

慌てていた理由を聞く

「実はね!あの時の港町でお祭りがあるらしいの!

 それでね一緒にお祭りに行こう!」

と俺が何か言う前に押し切られてしまった

しょうがなく俺はみんなを呼び

外に出ると

とっくに準備していたルクスが馬車につながっていた

「主よ!我はいつでも行けます」

とキメ顔で言ってくるが

(お前・・・神獣としてのプライドどこいった?!)

仮にも神獣というすごい存在なのに

馬車を引くだけになっているこいつを不憫だと思っていたが

そんなこともなかったらしい



こうして例の港町に着くと

この前の事件を感じさせないほど

活気に満ち溢れていた

俺たちは街に入ると

そこは完全にお祭りムード

色々な露天なんかも並んでいた

俺たちも回ろうと人ごみの中に入る

「いろんなお店があるね〜」

とルーブルムが辺りをキョロキョロする

そしてそこで何かを見つけたのか

あるお店に走っていく

「アルくん!アルくん!ジャイアント・イーグルの焼き鳥だって〜」

とお店に着いたルーブルムが手を振り

俺たちも向かう

「いらっしゃい!何本にしますか?」

と店員が聞いてきたので

「何本欲しい?」

とみんなに聞くと

「じゃあ・・・ここにあるの全部!!」

とルーブルムが宣言する

結果本当に全部買って店じまいさせてしまうという

とんでもないことを起こしてしまった

(これぞ本当の肉食系女子・・・なんてな)

と頭で考えていると

「とりあえずもっと回ってみましょう」

とアウレアが俺に言う

こうして露天を回る俺たちだったのだが



みんななぜか肉系の店ばかりにいった



(お前らも肉食系かよ・・・)

俺は呆れながら思う

「お前ら肉ばっかり食っていると太るぞ」

と俺が言ったら

「大丈夫!!ぜ〜んぶここにいくもんね!!」

と胸を揺らすルーブルム

俺はあまりの大きさに目をそらす

(てか・・・前より大きくなってないか?!)

一瞬しか見てないがみんな胸が大きくなっている気がした

そしてその原因は確実に俺にあるそう思うとより一層恥ずかしくなった

そのあとチラっとみんなを見ると

「・・・・・」

ペタペタと自分の胸を触るヴィリディがいた

(・・・・・すまんみんなと言ったが訂正しよう)



そんなこんなで祭りを楽しむ俺だがふと疑問に思った

「そもそもこの祭りってなんの祭りなんだ?」

と疑問を口に出すと

「この港町に伝わる伝説の聖獣を祀る祭りだそうだ」

と後ろからウインレチアが疑問に答える

「聖獣がこの港町にいたのか・・・へぇ〜」

と感心する

「正確にはこの港町にではなく

 この海の上に神殿があるらしいぞ」

ウインレチアが補足する

「そうなのか?」

と俺が聞くと

「ああ・・・祀っている聖獣の名はフルクトゥス

 海の聖獣であり船を守っていると言われている

 だが海を汚す者は自身の起こす

 津波で容赦なく沈没させるとも言われているがな」

ウインレチアが丁寧に説明してくれた

(そんな奴もいるんだな〜)

と俺は思いながらさっき買った焼き鳥を

加えると突如、海の方から爆発音が聞こえた

「!!」

俺たちはそれを聞き急いで港に行くと

遠くで何かが燃えているのが見えた

俺たちは何が燃えているのか目を凝らして見ていると

「あそこは!!聖獣さまの神殿じゃないか!!」

と同じく見ていた地元の人がそう言った

(聖獣だって?!じゃああれはそいつが起こしたのか?!)

と俺は思うがわざわざ自分の家を燃やす奴もそうはいない

ならばおそらくあの爆発は戦闘のものだという結論にいたった

俺たちは急いで近くの船に乗り込み

「あの燃えている神殿に行ってくれ!!」

と船員に言った

「あんたは!!・・・わかったすぐに出発する」

船員はそう言って舵を手に取り船を操縦する



「あれが神殿か!」

ようやく神殿の全体が見えるように

なったその時

海から船に上がってくる大量の人影があった

そいつらは甲板におり俺たちを囲む

そして俺たちはそいつらに見覚えがあった

「こいつら!!例の黒騎士の手下たちか!!」

それは黒の騎士団と呼ばれる者たちだった

だが前回と違い甲冑ではなく服のような

黒い軽装の者たちだった

「なんでお前らがここに?!」

と聞くが誰も答えず

そのまま前回のようにモンスターになって

俺たちに襲いかかってくる

「ちっ!!やるしかないか!!」

俺たちも武器を構え各個撃破する

そんな戦いの最中思った

(こいつらがここにいるってことは聖獣の神殿に行ったのは

 例の隊長クラスの奴か!!)

俺はそう思い急いで奴らを倒す



なんとか全員片付けると

「またこいつらとはね」

とアウレアが愚痴る

「この人たちの目的は一体なんなのでしょう?」

プレシカは疑問に思う

「それはあの神殿にいる奴が答えてくれるかもしれないぜ」

俺はそう言って神殿を指差す

そんなやり取りをしている間に着いたらしく

その神殿に降りると

「ひどい・・・」

神殿の扉は粉々に破壊されていた

(どうやらさっきの爆発はこれだったのか)

俺は爆発の正体が分かり中を見ると

何人かの足跡が見えた

「どうやらこの先に行ったらしいな」

俺はそう言って奥に向かう

すると待ち構えていたように

黒の騎士団の連中がいた

「どうやら先に進むにはこいつらを倒してからじゃないとダメか」

俺はそう言って剣を抜く

「そうらしいわね」

アウレアたちは同意して武器を構える



こうして黒の騎士団と戦うが

あまりの集団戦

おまけに狭い通路というのが相まって

辛い戦いになった

(ちっ!!すばしっこい!!)

敵は攻撃力こそないがあまりの速さに体がついていかなかった

他も似たようなもので

唯一対抗できていたのはヴィリディだけだった

(どうするかな・・・そうだ!)

俺はヴィリディの戦いを見て思いついた

俺は近くにあった柱を切り倒す

それによって道がさらに狭くなるが

それが狙いだ

奴らはそのまま狭い道を通って俺たちに向かってくる

俺は剣に魔力を込める

それを見た奴らは避けようとするが

(無駄だ!!避けらんねぇよ!!)

集団で来たのが災いし後ろに下がれなくなってしまっていた

俺はまとまった奴らに対し剣閃を放つ

もちろん奴らは詰まって避けれず全員光に消えた

「うしっ!先を急ぐぞ!!」

俺たちは再び走り出した



しばらく進むとようやく神殿の最奧に着いた

そこには聖獣が入っているであろうでかい水晶と

体の細い黒い服を着た男がいた

「ケヒヒヒヒ!さすがハスタムの野郎を負かしただけのことはあるな」

気味の悪い笑いをするとともにこちらに近づいてきた

「俺の名はカプスル・・・一応黒の騎士団四番隊隊長だ

 まぁ俺は他人なんて信用してないから部下なんていらないがな」

と笑いながら自己紹介をしてきた

「自己紹介どうもありがとう・・・ついでに

 ここでの目的とかも喋ってくれない?」

と俺が冗談交じりで言うと

「それは・・・教えねぇよ!!」

そう言うと同時に高速で俺に突っ込んできた

「俺は黒の騎士団最速!!誰も俺を捉えられないぜ!!」

と奴が自慢する

確かに奴の宣言通りヴィリディを上回る速度を発揮し

全く捉えられなかった

「死ね!!」

奴は俺に対し攻撃してくるが

「イッテェェェェェ!!」

と言って攻撃した後すぐさま退く

「てめぇ!!なんて硬さしてんだ!おかげで爪が割れたわ!!」

と俺に怒鳴る

どうやら奴の武器は爪で俺に攻撃した際

鎧の硬さに負け爪が割れたらしい

「全く!」

と奴は懐から爪研ぎを散りだし自分の爪を研ぐ

「よし!!」

爪を研ぎ終わると俺に向き直り

「てめぇは絶対許せさねぇ!!」

と奴は俺と距離をとる

そして・・・

「こいつを喰らいな!!」

そう奴が言った瞬間

「!!」

奴の爪が伸びてきた

俺が紙一重でかわす

「俺の爪は伸縮自在!

 たとえどんなに避けようとお前に勝ち目はないぜ!!」

奴がそう言うとさっき避けた爪が背後から襲ってきた

だが俺はそれを避けずにあえて受ける

「馬鹿め!自ら死を選ぶとは!!」

と奴が笑うが



「誰がいつ死んだと言った?」



「なっ?!」

奴は驚いた隙に奴の爪を

掴んだ

「確か・・・これはお前の爪なんだよな?

 だったらこれを辿れば思えにたどり着くってわけだ」

俺はそう言って爪を引っ張る

「うぉ!!」

爪を引っ張られた奴は俺のいる場所まで

強制的に吹っ飛びそして

「爪切れ!!このやろぉぉぉぉ!!」

右ストレートをかます

「グォォォ!!」

右ストレートを食らった奴は

そのまま吹っ飛び水晶と激突する

その衝撃で水晶が砕け光が周りを包む



光が晴れるとそこには

魚の下半身に人間の上半身

頭はシャチのような頭で手には二又の槍を持っていた

「あれが聖獣フルクトゥス・・・」

と俺が見惚れていると

奴が起き上がり

「よくもやってくれたな」

俺を睨みつける

その後フルクトゥスに向かい

「おい俺がお前を起こしてやったんだ!

 俺の命令を聞け!あいつを殺せ!!」

と命令する

すると

「俺にそんなことできるわけないだろ」

と拒否した

その後急に体育座りになり

「どうせ俺なんか使えない聖獣なんだから

 起こさなきゃいいのに

 なんで起こしちゃうかな」

と何やらいじけ始める

「・・・・・」

俺たちはイマイチ状況が理解できずに

呆然としていた

しばらくするとハッと正気になった

カプスルがもう一度

「おい!俺の命令を聞け!!」

と怒鳴るが

「だって俺が言うこと聞いていいことなんてないし

 聞いても失敗してやられちゃうかもしれないし

 それになんかその人強そうだし

 やったら確実に負けるし」

となんか槍で地面に文字を書きながら

ブツブツ言っていた

「チッ!使えない奴だ!!」

と奴が言いそのまま煙幕をばら撒いて逃げた

「後を追うぞ!!」

俺たちは神殿から出て海を見ると

奴らの船は遥か彼方だった

そうするといつの間にかついてきていた

フルクトゥスが自分の神殿を見て

「これ・・・誰がやったの?」

と聞いてきたので俺は奴の乗っている船を指差す

するとフルクトゥスはさっきまでとは違う

怒りの形相になっていた

「僕の神殿を壊すなんて・・・

 彼らには罰を与えよう!!」

とフルクトゥスが手を海にかざすと

巨大な津波が発生し奴らの船を飲み込んだ

俺はこの時思った



(普段おとなしい奴ほど怒らせたら怖いんだよな)



こうして神殿での事件は幕を閉じた

みなさん普段おとなしい人を怒らせてはいけませんよ


次回、新たなる国

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