破壊点
今回は戦闘はしません・・・嵐の前の静けさのような感じです
俺たちはギルドのメンバーを送り届けてそこで改めて話を聞くことにした
「それじゃあ悪いけど・・・最初から説明してもらってもいいかしら?」
アウレアはギルドのメンバーに改めて説明をしてもらうようにお願いした
「はい・・・ギルドマスターの依頼で天使のことを調べていたら偶然にも彼らを発見して後をつけたのですが
途中で見失ってしまい諦めてアジトに戻ったところを連れ攫われました・・・申し訳ありません・・・」
ギルドのメンバーは全員連れ攫われたことについて謝っていた
「別に大丈夫よ!みんなが無事だったんだから・・・それで?彼らはなんて言っていたの?」
マスターは天使たちが何か話していなかったか確認をする
「はい・・・捕まった後は皆さんに教えた通り地図に示された色々な場所の行き方などについて聞かれました・・・
しかしどれも目立った場所などではなく
彼らの会話に聞き耳をたてていると彼らの主がその場所のことを調べていたらしいです・・・」
どうやらその場所についての指定は彼らの主つまりは神が言っていたことらしい
「神が何でそんな何もない場所を調べて回っているのでしょうか?」
カエルラは何で神がわざわざ何もないそんな場所を調べ回らせているのか疑問に思っていた
「確かに・・・そんなことをするくらいなら普通は街とか城を襲うはずだものね・・・」
アウレアも神が街などを後回しにしてそんな場所を調べているのには違和感を感じていた
「・・・どうやら我々もこの場所について調べてみる必要があるな・・・」
ウインレチアはなぜ神がこの場所を調べていたのか知る必要があると言っていた
「それは私たちに任せて!ギルドのメンバーを総動員して調べてみるわ!!」
するとマスターがギルドのみんなを使ってこの場所について調べてみると言っていた
「そうか・・・ならば私は城の書庫を漁らせてもらうことにしよう・・・」
ウインレチアは書庫でこの場所について調べて回ることにしたらしい
「それじゃあ私たちもお供します!」
それにプレシカとティタンがついていき残ったのは俺たちだけになってしまった
「・・・とりあえず・・・家に帰るか・・・」
その後俺たちは家に帰ってきてウインレチアたちが何かわかるのを待つことにした
しかし夜になってもウインレチアたちは帰ってこず俺は城まで行くことにした
「お!アルバじゃないか?!姫様の迎えに来たのか?」
城の中に入るとそこにはドゥクスが他の兵士と喋っていた
「いや・・・何かわかったことがないか確認しに来ただけだ・・・ここにだってちゃんと寝る場所だってあるだろ?」
俺は迎えに来たのではなく何か進展があったかどうか確認しに来ただけだと言った
「何だ?そうだったのか・・・だったら姫様たちは書庫にまだいるはずだから行ってやれ」
ドゥクスはまだプレシカたちが書庫にいると教えてくれた後城の警備へと戻っていった
俺はそのままドゥクスの教えてくれた通り書庫へと向かった
「アルバさん?どうしたんですか?」
書庫の中に入ると大量の本を持ったプレシカが現れた
「あれから進展があったかどうか気になってな・・・何かわかったか?」
俺はここに来た理由を教えるとプレシカは険しい表情を浮かべていた
「いえ・・・あまり進展はないですね・・・あれから色々な伝承などを調べていますが
示された場所の名前は出てきたりしませんでした・・・」
どうやらそれなりに調べていたようだが地図に示されていた場所についてはわからなかったらしい
「そうか・・・まだ何もわかってないか・・・」
俺はそれを聞いてやはりまだ何もわかっていなかったかと思って落ち込んでいると
「それなんですが・・・ウインレチアさんが何かに気づいたらしくそこから熱心に調べ物を始めました」
どうやらウインレチアが何かに気づいたらしくそれについて調べ始めたらしい
「そうか・・・何かわかったらちゃんと連絡してくれ・・・それと・・・ちゃんと寝ろよ?」
俺はそれを聞いてとりあえず大丈夫だろうと感じ今日は家に帰ることにした
(ウインレチアが何かに気づいたみたいだからおそらくは大丈夫だろう・・・問題はその後・・・
八大輝天使との戦いだな・・・果たして彼らの本当の実力はどんなものなのだろうか・・・)
俺は帰り道で八大輝天使との戦いを想像しながら帰って行った
翌日になり俺たちはプレシカが朝方帰ってきてウインレチアが呼んでいると言われて城に向かった
「それで?一体何がわかったんだ?」
書庫まで来た俺たちはそこで待っていたウインレチアに何がわかったのか聞いた
「ああ・・・まずは例の場所についてだが・・・あれは間違いだったようだ・・・」
ウインレチアは俺たちが調べていた場所が間違っていると言った
「間違っている?一体何を間違っているっていうの?」
アウレアは一体何が間違いなのかウインレチアに聞く
「彼らは神からあの場所を調べるように言われたと言っていただろう?その神が間違えていたのだ」
ウインレチアは間違っていたのは場所を教えた神が間違えていたのだと言った
「前にもラクテアが言っていた通り神は作った後の世界を知らない・・・
だからあの印はこの世界が作られた当初の場所を示していたんだ・・・
しかしこの世界は地盤変化や大洪水で変わってしまっている・・・」
ウインレチアは彼らの持っていた地図に示されていたのは世界が生まれた当初の場所だったらしい
しかし神はそのことを知らずそのまま天使たちに教えたのだと言っていた
「それで?結局その調べている場所は一体何だったんだ?」
俺は神が調べていた場所は結局何だったのか聞いた
「・・・破壊点・・・この世界を・・・壊すための場所だ・・・」
ウインレチアから放たれたのは衝撃の言葉だった
「この世界を・・・壊す?・・・」
俺はその言葉を聞いても事態がちゃんと飲み込めてはいなかった
「文字通りの意味だ・・・その場所を攻撃されれば世界は割れ・・・この世界は崩壊する・・・」
ウインレチアが言うにはその場所は世界にとって決定的なダメージを与えるものだと言っていた
「なるほどね・・・神は最初からこの世界に何て興味はなかったわけね・・・」
アウレアは神がこの世界になど興味がなかったことを知り拳を握りしめていた
「・・・碌でもない神様もいたもんだな・・・」
「それで?現在のその破壊点の場所についてはわかってはいるのか?」
俺は神が調べている破壊点がどこにあるのか聞くと
「それについては今も調べている最中だ・・・なにせ創世記からの情報を調べて回るのだからな・・・」
まだ破壊点の詳しい場所についてはまだわかってはいないらしくそれはこれから調べるらしい
「わかった・・・それじゃあ俺たちはこれからギルドに向かってこの事を教えてくる」
俺たちは書庫を後にしてギルドに向かいこの話をマスターにもすることにした
「なるほど・・・破壊点ね・・・厄介なことになったわね・・・」
俺の話を聞いたマスターはかなり深刻な顔をしていた
「ああ・・・まさかこんなことになるとはな・・・しかし問題は変わらない・・・天使たちを無力化しなければ
どのみちこの世界はむちゃくちゃにされるんだ・・・だったら俺たちのやることは天使を倒すことだけだ」
俺はやることは変わらないと言った
「そうね・・・それだったら私たちギルドはアルくんたちを全力サポートしてあげるわ!任せておいて!!」
マスターはならばギルドは俺たちに全力で協力してくれると言ってくれた
「ありがとう・・・それじゃ早速で悪いんだが地図に示されていた場所の昔の地図をもらってきてくれ」
俺はならばギルドのみんなが向かった場所に昔の地図を持ってきてもらうように言った
「別にいいけど・・・何に使うの?」
マスターはその地図を何に使うつもりなのか聞いてきた
「ウインレチアが今の破壊点について調べているからその手助けになるものが欲しいんだ
昔の地図があればどんな地殻変動があったのかどんな大洪水があったのかわかるからな」
俺が昔の地図が欲しかったのはそれによってどんな風に土地が変わっていったのかわかるからだった
「なるほどね・・・そういうことなら任せてちょうだい!!」
マスターはすぐにその話を聞いてギルドのメンバーに知らせてくれた
「これで大丈夫ね!でも昔の地図だから手に入らない場所とかもあるかもしれないから時間がかかるわよ?」
マスターは昔の地図だから手に入るかどうかはわからないし時間もかかると言っていた
「大丈夫だ・・・それと天使たちの情報も引き続き頼む・・・もしかしたらそこが破壊点の可能性もあるからな」
「これでウインレチアの調べ物にそれなりに進むはずだろう・・・残るは天使たちの動向か・・・」
俺は家に帰る途中で残る問題について考えていた
それは今も尚見つかっていない天使たちの本拠地とその動向であった
「それに関しては目撃情報がないとわからないでしょうね・・・でも破壊点を追っていけばいずれ会えるわよ」
アウレアはそれも破壊点を追っていけばわかるはずだと言った
「そうだよアルくん・・・今はみんなを信じて待とう?」
そう言ってルーブルムはぎゅっと後ろから抱きしめてくれた
「・・・ああ・・・そうだな・・・あとはウインレチアたちを信じて待つか・・・」
俺はそう言って家に帰って行った
これから来る激戦の日々に備えるために・・・
いよいよ神の狙いがわかり本格的な戦闘が始まろうとしていた!!
次回、砂漠の破壊点




