天使たちの行方
今回はあまりタイトルは関係ありません
前回の戦いで全ての八大輝天使に出会った俺たちだったが彼らがどこを拠点にしているかまではわかっていなかった
「・・・これだけ戦ってほとんど情報を得られないってどんだけだよ・・・」
俺は天使たちとあれだけ戦ったにも関わらず全然情報を得られなかったことを憂いていた
「こればかりは仕方がない・・・また出てくるのを待つしかないな・・・」
ウインレチアはまた天使たちが行動するのを待つしかないと考えていた
「でもそれだとまた被害が出てしまうわよ!やっぱり彼らの拠点は探さないと・・・!」
アウレアはやはり天使の拠点を探さないとまた被害が出てしまうと焦っていた
「そうですね・・・ここは騎士団とギルドの皆さんに頑張ってもらうしかありませんね・・・」
プレシカもやはりそれではダメだと感じ騎士団とギルドのみんなが早く情報を持ってきてくれることを願った
「ああ・・・だがその間俺たちは何もすることができない・・・待っているしかな・・・」
俺はそれでも今は待っているしかないと言って拳を握りしめた
「・・・もどかしいですね・・・待っているだけなのは・・・」
カエルラは待っているだけは辛いと言って悲しい表情を浮かべていた
「・・・ああもう!やめだやめだ!こんな空気ばっかり吸っていたら頭が腐っちまう!!」
モーリアルはこの空気に耐えきれなくなり立ち上がった
「確かにな・・・少し気分を変えに行くことにするか・・・」
俺は確かにこの空気はまずいと思って外に出て気分を変えることにした
「さて・・・外に出たのはいいが・・・どこに行こうかな・・・」
俺は特に目的地もなくただ街をぶらぶらしに行くことにした
「・・・ここも随分と戻ってきたみたいだな・・・」
街はこの前の天気でかなり砂などで建物などが破壊されたりしたから一時はどうなっているかと思っていたが
今はそれなりに元の状態に戻ってきておりもう少しで復興も終わりそうな感じだった
「・・・やっぱり・・・こっちから仕掛けないと駄目か・・・」
俺はその街並みを見てやはりこちらから仕掛けないとダメかと感じていたそんな時だった
「おや?こんなところで何をしているのですかな?」
「・・・あんたこそ・・・ここで何してるんだ?」
俺が振り返るとそこには小人の商人が荷物を積んだ場所と一緒にいた
「何・・・ここの復興のために必要な物資を届けに来ただけじゃよ・・・しかしそれも足りなくなってきていての」
小人の商人はそう言いながら何かを言いたそうにこっちを見ていた
「なるほど・・・それを俺たちに取ってこいってわけか・・・で?何を取ってこればいいんだ?」
俺は彼の言いたいことを理解し何をとってこればいいのか確認した
「さすがに話が早いの!取ってきて欲しいのは強鉄という鉱石だ!」
商人はそう言って一つの地図を取り出した
「ここにその鉱石が取れる場所を記してある・・・しかし気をつけるのじゃぞ・・・最近この鉱石を食い荒らしている
とんでもないモンスターがいるらしいからの〜・・・」
そう言って商人から受け取った地図には複数の場所に対して印が付けられていた
おそらくは先ほどのモンスターに食い尽くされている可能性があるからだろう
「わかった・・・どれくらいあればいいんだ?」
俺はどれくらい取ってこればいいのか確認する
「そうじゃの〜・・・この馬車がいっぱいになるくらいまで持ってこれればいいぐらいかの〜・・・」
商人は自分の馬車を指差してこれがいっぱいになるくらいだと言っていた
「そうか・・・とりあえず向かってはみる・・・なかったとしても恨むなよ?」
俺は鉱石を食い荒らされていても自分たちのせいではないと言ってその場を後にした
「ハァ〜・・・厄介なことを受けちまったな〜・・・まぁいいか・・・どうせ暇だしな」
俺はとりあえずみんなのところに戻って先ほど受けた依頼についてみんなに話すことにした
「なるほどな・・・確かに今は特にやることもないからな・・・別にいいのではないか?」
ウインレチアは俺の受けてきた依頼を聞いて別にいいのではないかと言ってくれた
「私もいいと思います!これで皆さんの生活が少しでも元に戻るのなら喜んで協力します!!」
プレシカもこれで少しでもみんなの役に立つならと言って喜んで今回の依頼を引き受けるつもりだ
「決まりだな・・・それじゃあ早速いくぞ・・・まずは近い場所のここからだな・・・」
俺たちは早速近場に印の付けられていた場所まで行くと洞窟があった
「どうやらここの洞窟の奥にあるみたいだな・・・行くぞ」
ウインレチアはこの奥に目的の鉱石があると判断し俺たちは洞窟の中へと入っていく
「なんだかかなり薄暗いわね・・・足元に注意したほうがいいわよ!」
アウレアは洞窟の中は薄暗く足元に注意するように指示をした
「わかりました・・・それにしても・・・何か大きなものの空気を感じますね・・・」
プレシカはわかったと言いここに何か巨大なモンスターの鼓動を感じていた
「ああ・・・どうやら例のモンスターのようだな・・・早く先へ進むとしよう」
ウインレチアはそれは商人の言っていた例のモンスターだと判断し先に進むことにした
「さて・・・かなり進んではきたが・・・これはどうやら・・・遅かったようだな・・・」
俺たちは洞窟の奥にまで来たが先ほど感じていたモンスターが鉱石を食い尽くした後だった
「マジかよ・・・ここまで来て無駄足とか笑えないっての・・・」
モーリアルはまさかここまで来たのに無駄だとは思っておらずショックを受けていた
「ああ・・・しかもかなりヤバイ状況だぞ?」
俺は何かを感じて剣を抜いて構えると地面から巨大なミミズ型のモンスターが出てきた
「なるほどな・・・これが商人の言っていた鉱石を食い荒らすモンスターか」
俺はそのモンスターに向かって剣閃を放ったがすぐに地中に潜って躱されてしまった
「チィ!でかい癖に動きが早いとか詐欺だろ!!」
俺は躱されてしまったことを悔しく感じていた
「まぁいいだろう・・・他の場所に行くぞ・・・どこか一つでも無事ならいいのだからな」
ウインレチアは別の場所に行けばどこか一つだけ無事なところがあるだろうと言っていた
「そうだな・・・もしそこが食われていたとしてもあいつを倒せればそれだけでもいいしな・・・」
俺はそう言って鎧を解除して次の目的の場所に向かうことにした
「でもどうするの?また近場に行ったら食われている可能性が高いわよ?」
アウレアは次の場所に近場を選んだとしても食われている可能性があると言っていた
「心配するな・・・ちゃんと考えている・・・次に向かう場所は・・・ここだ」
俺たちが次に向かったのは山の上にある洞窟だった
「なるほどな・・・確かにここならあいつもそう簡単には来れないか・・・」
この山の高さなら地盤がしっかりしていてそう簡単には侵入してこないだろう
「そういうことだ・・・しかし本当に入ってこれないわけではない・・・だから先を急ぐぞ」
ウインレチアはここもすぐには侵入できないだけで時間を掛ければここに来れると言っていた
だからこそ俺たちは早くここの鉱石を取りに行くことにした
俺たちは山を登り洞窟の前にまで来ることはできた
「・・・確かにここまではあいつは出てこなかったわね・・・問題はこの中だけど・・・」
アウレアはここまでモンスターが来なかったことにホッとしていたが本人の言う通り本番はここからだ
「さて・・・それじゃあ中に入るとするか・・・」
俺たちは覚悟を決めて洞窟の中に入って行った
「ハァ・・・山の中の洞窟でも薄暗いのは変わらないのね・・・」
アウレアは山の中の洞窟の中でも薄暗いことが変わらないことにため息をついていた
「仕方あるまい・・・とにかく今は足元に気をつけてゆっくりと進むだけだ・・・」
ウインレチアは仕方ないと言ってとにかく足元に気をつけて進むように注意した
「・・・どうやら足元よりも目の前に注意したほうがいいぞ・・・」
そう言った俺の前にいたのはうじゃうじゃと動いている巨大な蜘蛛だった
「ちょっ?!気持ち悪っ!!」
ルーブルムはそれを見て鳥肌を立てていた
「確かに・・・これはあまり見たくない光景でござるな・・・」
咲間もその光景を見てルーブルムほどではないが嫌そうにしていた
「悪いがそんなこと言ってる場合ではないぞ?フレイミングスパイラル」
ウインレチアはそんなこと言っている場合ではないと言って魔法で蜘蛛を燃やし始めた
「いや・・・そんなあっさりと魔法で燃やすのはどうかと思うぞ?」
俺はそれを見て蜘蛛よりもウインレチアの方が怖いと感じてしまっていた
そして俺たちはようやく鉱石のある場所に着いた
「さて・・・どうやらこれが目的の鉱石らしいな・・・」
ウインレチアは目的の鉱石を見つけてそれを魔法を使って採掘した
「さて・・・それでは脳筋ども・・・さっさと運べ」
ウインレチアは採掘した鉱石を運ぶように言ったが
「・・・あんたね・・・そんな風に言ったら誰も運ばないわよ?」
アウレアはそんなことを言われては誰も運ばないと抗議する
「そうか?二人はちゃんと運んでいるぞ?」
しかしウインレチアはそれで運んでいる二人がいると言って指をさした
「「えっ?」」
そこには律儀に鉱石を運んでいるカエルラとティタンがいた
「あんたらね・・・」
そんな二人に対してアウレアはため息を吐くほどに呆れていた
「まぁいいだろ・・・とにかく早くここから出るぞ」
俺はいつ先ほどのモンスターが来るかわからないので早く脱出することにした
鉱石を積み俺たちは場所で街道まで戻ってきた
「よし!あとは街まで戻るだけね!」
アウレアはあとは街まで戻るだけだと安心していたが事はそう簡単にはいかなかった
「「「?!!」」」
俺たちの足元から例のモンスターが出てきたのだ
「チィ!待ち伏せしてたのかよ?!」
俺は急いで馬車から飛び出る
「カエルラ!ティタン!奴を叩き出せ!!」
そして俺はカエルラとティタンに奴を叩き出すように指示した
二人は文字通り地面を力一杯叩きその振動によりモンスターを地上に出すのだった
「グギャァァァァァ?!!」
モンスターは悲痛の叫びを上げながら地上に出てきた
「終わりだ!!」
そしてそこを待ち構えていた俺が剣閃で首を飛ばした
「ハァ〜・・・これでなんとか依頼は終わったか・・・」
俺が安心していると
「バカを言うな・・・依頼主に届けるまでが仕事だ」
そうウインレチアに言われてしまった
・・・この後どうやって天使と戦わせよう・・・
次回、神の思惑




