表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
黒騎士編
16/200

漆黒の騎士団

今回はメインストーリーが進みます

とある日、俺はギルドに

重要な話があると呼ばれ

向かっていると

何やら町では不穏な雰囲気が漂っていた

(何かあったのか?)

俺は気にしながらもギルドに着く


マスターの部屋に入ると

そこにはマスターの他にドゥクスも一緒にいた

「あれ・・・何でドゥクスがいるんだ?」

俺が疑問に思って聞くと

「実は今回の依頼は彼からなの」

とマスターが答える

「依頼?・・・どういうことだ?」

俺が聞くと

「実は港町が謎の一団に占拠されてしまったんだ」

顔を暗くしたドゥクスが答え話を続ける

「騎士団も取り返そうと進軍したが

 民を人質に取られ引き返すしかなかったのだ」

そう言って悔しがるドゥクス

(こいつの性格だ・・・おそらくその場で助けたかったろうな)

俺はドゥクスの心中を察した

「そこでお前たちに町に潜入して人質を解放してもらいたい」

とお願いされた

もちろん俺の答えは

「いいぜその依頼受けてやるよ」

そんな非道なやつらは俺も見過ごせない

「すまない・・・あと」

ドゥクスは頭を下げ

「例の黒騎士がそこで目撃された・・・気をつけろよ」

俺に忠告した

俺はそれを聞き顔を険しくする

(あの黒騎士がいる・・・)

俺はそいつを思い出しながら

部屋をあとにする



家についてみんなにことの次第を説明

その後準備をして港町に出発した

そして・・・



「見張り番・・・結構いるわね」

アウレアが双眼鏡を覗きながら言う

そこに別の入り口を探していた

ヴィリディとカエルラが合流する

「こっち・・・ダメ」

ヴィリディが首を横に振り

「こっちも同じくです〜」

カエルラも首を振った

(マジか・・・どうする?)

と悩んむそこで思いついた

「なら俺と数人で注意をひくそのうちに

 手薄になった場所から侵入して

 人質を解放してくれ」

俺がそう言うとみんな頷き同意する

「じゃあヴィリディとプレシカとカエルラが人質解放

 に回ってくれ」

そう言って俺たちは立ち上がり準備する



そして配置につくと俺は速攻で

門番を蹴散らすだがそこで事件が起きた



(やべ・・・騒ぎを起こす前に制圧しちゃった)



そうこいつらに増援を頼ませ

手薄にさせるはずがその前に沈黙させてしまったため

計画が台無しになってしまった

俺は恐る恐る後ろを見ると

呆れた顔で見てくるルーブルムたちがいた



「えっと・・・・・作戦・・・変更で・・・」



門番を制圧した俺たちはそこから街に入り

人質の居場所を探すことに

しばらく探索すると何やらでかい建物に

すごい数の見張りがいて巡回していた

(あそこか・・・)

俺はそう思い今度こそさっきの作戦を成功させようと

見張りの前に出た

「何者だ?!」

そう聞かれ俺は

「お前らに名乗る名前はない!!」

と決めたら



「何だ・・・人質のガキが脱走したのか」



人質に・・・間違えられた・・・



「ほら!・・・痛い思いをしたくなかったら

 さっさと牢屋に戻れ!」

と腕を掴む見張りに俺は

「俺はガキじゃねぇぇぇぇぇ!!」

と叫びながら見張りを扉に投げ飛ばす

その衝撃で鍵が壊れ扉が開く

「なっ?!敵襲!!敵襲!!」

もう一人の見張りが急いで増援を呼ぶ

そしてあっという間に俺は囲まれる

だが俺にとってはこれは作戦通り

この混乱に乗じて中に侵入できた

あとは残りの面子でこの人数を相手にしながら

人質を無事に避難できるかどうかだ

「とりあえず・・・」

俺は鎧を身にまとい

「お前らは許さねぇ」

剣を構える

俺はこいつらに怒りを覚えた

だが人質を取る非道さより

子供あつかいされたことの方が

怒りが大きかったのは内緒である


あらかた見張りを倒すと

人質を解放したヴィリディたちが

建物から出てきた

「おお・・・ありがとうございます」

と村長みたいな人がお礼を言うが

「話は後だ」

俺はそう言って剣を構え直す

そこには新たな兵士が増援に来たからだ

だがさっきまでの者達とは装備が違った

真っ黒なその甲冑は明らかに

黒騎士を連想させるに事足りた

「ヴィリディたちは避難を誘導し護衛しろ」

俺がそう言うとヴィリディたちは頷き人質と一緒に行く

そして残った俺たちは目の前の兵士に向きなおすと

奴らの様子が変わった

急に苦しむと急に姿が豹変

「?!」

モンスターのような姿になった

(何が?!)

俺がそう驚くと一人の兵士が

突っ込んで槍を振ってくる

それを受け止めると

その力は明らかに人間ではないことがわかった

俺はそいつを蹴り飛ばし距離をとる

「どうやら加減の必要はないな」

俺たちは武器を構え再び戦おうとすると

「なるほどお前が黒騎士の旦那が言っていた

 白騎士って奴かい」

と声がすると

急に兵士たちが真ん中に道を作り

そこから大きな突撃槍を持った男が

出てきた

「俺は黒の騎士団三番隊で隊長している者だ

 名前はハスタムだ」

とその男は名乗る

「黒の騎士団?」

俺がそう聞くと

「ああ黒騎士の旦那を中心に集まった奴らで結成した集団さ」

と答える

「俺のここでの任務はもう終わって

 ちょうど暇してたところなんですわ」

そう言いながら準備運動を始め

「ちょっと暇つぶしに付き合ってくださいな」

俺に槍を向ける

「いいぜそのかわり俺が勝ったら黒騎士の

 居場所を吐いてもらうぜ」

俺はその勝負を受け剣を構える

「いいぜ・・・勝てたらな!!」

その言葉と共に突っ込んでくる

(確かに早いがヴィリディほどじゃない!!)

俺はそう思い受け流そうとしたら

「?!」

槍の周りに突風が吹いていて

剣が押し返された

俺は剣を引き急いで離れる

「へぇ〜〜初めてで俺の技を躱すなんてやるじゃねぇの」

と男は振り返り言う

「俺の槍は魔道具でな〜

 魔力を込めることで槍に風を纏わせることができる」

そう言って奴は槍に魔力を込め実演をする

すると奴の言う通り槍に風が纏い砂埃を引き起こすだが・・・



「ゴホっ!!ゲホっ!!」



なぜか奴は自分で引き起こした

その砂埃を食らっていた

俺はそれを見て

(あ・・・こいつアホの子だ・・・)

と確信した

「まっまぁこんな感じだ」

と奴は話を戻すが

(涙目だぞ)

奴の顔は酷い事になっていた

「それじゃあ・・・再開するぞ」

奴は再び槍を構え突撃してくる

俺はそれを避け続ける

「どうした?どうした?攻めてこないのか?!」

奴は自慢げに挑発してくる

確かに俺には攻める手立てがない

鎧のおかげで傷は追わないが

突風のせいで剣が届かず

これではお互いにダメージを負わせられない

(どうする?)

俺は悩んでいるとさっきのやつの実演を

思い出した

(そういえばあいつ自分で引き起こした砂埃を食らっていたな)

そこで俺は思った

(もしかしてあいつ風は操れてもその風で

 起こした現象までは操れないのか!!)

俺はやつの弱点に気づきそれを利用することにした

「考えはまとまったか?!」

そう言いながら奴は突撃してくる

俺はそれを躱しとある袋を掴み

やつの頭上にジャンプする

「上に逃げるなんて馬鹿だな!!これで終わりだ!!」

奴は勝利を確信し上にいる俺に向かって槍を突く

だがそれは俺の狙い通りだった

俺は持っていた袋を奴の槍にぶつける

「なんの真似かしらねぇが無駄だ!!」

奴は関係なくその袋を破く

だが破けた瞬間空中に白い粉がばらまかれる

「なんだ?!」

奴は驚くがそれだけでは終わらない

ばらまかれたその粉は奴の風で

奴の周りに集中して集まりだす

俺は松明を拾い奴に向かって言う

「粉塵爆発って知ってるか?」

俺はそう言いながら松明を奴に投げると

その途端奴を中心に煙が爆発した



しばらくして煙が晴れると

「くっ!!」

ボロボロになった奴がいた

(あれで生きてんのか)

俺は呆れていると

「あれは一体なんだ?」

奴は槍を杖代わりにして立ち聞いてきた

「粉塵爆発・・・一定の可燃性がある粉塵が着火して起こる現象だ」

俺がそう答えると奴は納得がいかない顔して

「そんなものはわかっている!だが粉塵爆発は外では

 粉が散らばり爆発しないはずだ!!」

奴はそう言って俺に叫ぶが

「ああ・・・だからその槍を利用した」

そう言って俺は奴の槍を指差した

「俺の槍?・・・・?!」

どうやら奴も感づいたらしい

「そうだ・・・確かに外では粉が散らばり爆発しない

 だがお前のその槍が空中に散った粉を集めたんだ

 お前を中心にな

 しかも槍の起こす風には酸素も混じっている

 爆発するには十分な酸素だったよ」

俺はそう説明して奴に近づき

「さぁ・・・黒騎士はどこにいる?」

奴に剣を向け聞くすると奴は急に笑い出し

「ハァ〜・・・さすが旦那が認めた男だ」

と俺を称賛した

どういう意味か聞こうと思ったその時

「アルバ!!」

と後ろから大声で俺を呼びながらドゥクスが来た

その後ろにはヴィリディたちもいた

どうやら奴は我慢できずに騎士団を引き連れ

近くに来ていたらしい

俺がそれに気をそらすと

「おいおい目をそらすなよ」

と奴は煙幕を放ち消える

(ちっ!!やられた!!)

煙幕が放たれた後船の音が聞こえ

俺は急いで煙を抜け出し港の方向かう

だが時すでに遅し奴は船に乗って脱出していた

「また会おうぜ〜」

と奴が船の上から手を振ってくる

「逃げられたか!」

後ろからドゥクスたちが来た

俺はそこで一人に兵士に

「その槍を貸してくれ」

と頼んだ

兵士は訳が分からずに槍を貸す

俺はその後槍を構えそして

奴の船に目がけ思い切り投げた


「なっ?!」

その槍は船に直撃しその船は沈んでいった

「あのやろ〜やってくれるじゃねぇか」

奴はそう言って沈みゆく船と共に海に消えた



その後夜が明け騎士団が海を探索したが

誰一人としてしたいがでなかったらしい

どうやら全員逃したようだ

「今回の件・・・本当にありがとう」

ドゥクスが改めてお礼を言ってくる

「気にするなよ・・・俺たちも好きでやったことだ」

と俺はそう言い

「それに黒騎士の情報も掴み損ねたしな」

険しい顔をしながら海を見た

奴らに対し新たなる疑問ができた


黒の騎士団とは何か

何人で構成されているのか

その目的は何か


だがこれだけは確実にわかることがあった

それは・・・



(おそらく奴らとはまた会うだあろうな)


そう思いながら俺はみんなと一緒に家に帰った







「旦那の言う通り・・・あいつなかなかやりますぜ」

アジトに帰ったハスタムが黒騎士に報告する

「そうだな・・・お前がしくるほどだからな」

と顔の細い男が笑う

「人の失敗をあまり笑うな」

と体格のいい大男が注意する

「あなたたちちょっとは静かにしなさい」

と黒騎士の隣にいるメガネの女性が言う

「だが何にせよやつはこれからの障害になるだろう」

と黒騎士は椅子から立ち上がり

「いずれやつとは決着をつけなくてはな」

そう言って姿を消した

黒の騎士団・・・何人構成しよう・・・


次回、伝説の神殿

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ