雷鳴轟く山脈
今回は新しい始まり方をします
<10月16日 誤字修正>
あの後ルーブルムたちはしばらく水着で過ごしていたらしくその所為で風邪を引いてしまっていた
「・・・いや・・・そこからどう見ても自業自得じゃん・・・」
俺は呆れながらもとりあえずみんなの看病をしていた
「ゴホッゴホッ!だって〜・・・まだ暑いと思ってたから涼みたかったんだもん・・・」
ルーブルムはベッドに寝っ転がりながらそう言って不貞腐れていた
「後さ・・・なんでルーブルムたちと一緒に水着で過ごしていた四人は無事なんだよ・・・」
そこには辛うじて風邪を引いていなかったウインレチアとカエルラとエレウムそしてモーリアルがいた
「私は魔法で自分の体調管理をしているからな・・・予め風邪など引かないようになっている」
ウインレチアはどうやら魔法を使って体調管理をしていたらしい
「私も同じ感じですよ?回復魔法で風邪を治したんです」
カエルラも魔法で風邪を治したらしい
「それじゃあ他の二人は?」
ルーブルムはエレウムとモーリアルはなんで風邪を引いていないのか聞く
「アタイは元々海で過ごすことの方が多いからな・・・免疫力がハンパないんだよ」
モーリアルは免疫力の高さのせいか風邪を引かなかったらしい
「私も生まれてこの方風邪を引いたことがないんですよ・・・風邪の苦しみとか体験してみたいのに・・・」
エレウムもどうやら免疫力が強いらしくその所為で一度も風邪を引いたことがないらしい
(・・・むしろウイルスがお前のことを避けてるんだろ・・・)
しかし俺はどちらかと言うとウイルスがエレウムのことが嫌で避けてるんじゃないかと思っていた
「それにしても皆さん見事に当てられてしまいましたね・・・」
カエルラは咳き込んでベッドに寝ているみんなの姿を見て苦笑いしていた
「私も・・・甘く・・・見ていたわ・・・」
アウレアもかなり消耗しているらしく弱々しくそんなことを言っていた
「とりあえず皆さんは絶対安静で隔離といったところでしょうか」
カエルラはみんなをとりあえず隔離して看病することにした
ちなみに俺はインヴィクタの加護で風邪を引くことはなかった
「まさか半分以上が風邪で倒れるとはな思っていなかったですね・・・こんな時に事件でもあったら大変・・・」
エレウムはなぜか不安になるように発言をしていた
(やめてくれ・・・本当になったら困るだろうが・・・)
俺は本当になったらどうするんだと思いながら実現しないように祈るがその願いは届かなかった
「アルく〜ん!お邪魔するわよ〜!」
なんとそこからギルドマスターが家を訪ねてきた
「何かあったのか?」
俺は一旦部屋を出て玄関まで向かった
「ええまぁね・・・そっちも何かあったの?」
マスターは何かの依頼を受けたらしく俺はとりあえず客間に案内した
「そう・・・みんな風邪を引いちゃったのね・・・それじゃあ今回の依頼は別に場所にしたほうがいいかしら」
俺の話を聞いたマスターは依頼を別の場所に持って行こうと考えていた
「まぁ・・・一応話だけを聞いておこうか・・・」
俺は申し訳ないのでとりあえず話だけを聞くことにした
「実はね・・・とある山に食料を取りに向かった人たちが帰ってきてないのよ・・・
調査部隊を派遣しようと思ったんだけどその山は最近雷が降り注いでいて簡単には近づけないのよ・・・」
マスターの持ってきた依頼は雷の降り注ぐ山に入る登山家たちの救助だった
「なるほどな・・・しかしそんな急に雷雲なんてできるのか?」
俺はそんな急に雷雲なんてできるのか不思議に思っていると
「そうなのよね〜・・・しかもあの雲はずっと山の上にあって動かないのよね〜・・・」
マスターも不思議に思っているらしく雷雲は山の上から動かないらしい
(確かに妙だな・・・なんかすごく嫌な予感がする・・・)
俺はそれを聞いてすごく嫌な予感がよぎったので
「悪いんだが・・・その依頼は俺を受けることにするよ」
マスターには悪かったがその依頼を受けることにした
「なるほど・・・動かない雷雲か・・・確かに怪しいな・・・」
ウインレチアは俺の話を聞いて確かに怪しいと感じていた
「ああ・・・もしかしたら八大輝天使が絡んでいるかもしれないからな・・・」
俺は今回の事件に八大輝天使が関わっているかもしれないと思っていたので依頼を受けたのだ
「しかしそれに行けるのは私たち五人だけですか・・・少々不安ですね・・・」
カエルラはこの人数で行けるのか不安に思っていた
「仕方ないだろ・・・みんなの看病はメイドのサキュバスに任せて早く行くぞ」
俺はみんなの看病をメイドのサキュバスたちに任せて早速その山脈に向かおうと思ったのだが
「みんな行っちゃうの?私たちも一緒に行〜き〜た〜い〜!」
寝込んでいるルーブルムが急に駄々をこね始めて足を掴んでいた
「あの〜・・・放してくれません?・・・」
俺はルーブルムに放してくれるように言っているのだが
「い〜や〜だ〜・・・絶対に離さないもんね〜・・・」
風邪のせいでおかしくなっているのかルーブルムは全然足を放そうとはしてくれなかった
「わかったから!帰ってきたらちゃんと相手してあげるから!!」
俺は後で帰ってきたら相手するから今は放してくれるように説得すると
「本当に?ちゃんと相手してくれる?」
ルーブルムはそう言って涙目の上目遣いで言ってきた
正直いつものルーブルムとは違うその表情に俺は心惹かれるものがあった
「ああ・・・ちゃんと相手やるから・・・今はゆっくり寝てなよ・・・」
俺はルーブルムの頭を撫でながらちゃんと相手するというとルーブルムはゆっくり足を放してくれた
「全く・・・風邪引いているからちゃんと相手すらできないな・・・」
俺は疲れた表情で部屋を出るとそこにはウインレチアが立っていた
「案外満更でもなかったんじゃないか?」
ウインレチアにそう言われて俺はただ顔を背けるのだった
「とにかく早く山に向かうことにしますか・・・」
俺たちは早速馬車に乗ってその山に向かっていく
「それにしてもこんなに大きい馬車だと皆さんがいないだけでより大きく見えますね・・・」
カエルラは場所の中を見ていると寂しい気持ちになってきたのかそんなことを言い始めた
「そうだな・・・早く依頼を終わらせてみんなのところに帰るとしますか!」
俺はそれを見て早く依頼を終わらせて帰ることにした
「・・・どうやら例の山が見えてきたみたいだぞ」
すると前を見ていたウインレチアが依頼の場所が見えてきたと教えてくれた
「・・・すごい雷ですね・・・あれでは山の中もどうなっているかわかりませんね・・・」
カエルラも山の様子を見てただ事ではないと感じていた
「なるほど・・・アルバの読みは正しかったようだな・・・」
するとウインレチアは急に俺の読みが正しかったと言っていた
「・・・もしかして・・・やっぱり?・・・」
俺がそう言った瞬間だった
「「「?!!」」」
山の上の雷雲から雷がこっちに向かって飛んできたのだ
「おいおい!なんでこっちのことが見えてんだよ?!!」
モーリアルは狙いすましていたその一撃に驚いていた
「もしかしたら私たちの居場所を知らせている誰かがいるのかもしれません!」
エレウムはもしかしたら俺たちを見ている敵がいてそいつが教えているのではないかと考える
「だったら早くそいつを見つけて倒すぞ!!」
モーリアルはその誰かがどこにいるのか必死で探しているがなかなか見つけられなかった
「チィ!全然見つかんないぞ!!」
そのせいでモーリアルはイライラが募っていく
「主よ!別の匂いが上からしています!!」
「そこかぁぁぁぁぁ!!」
「ギャァァァァァ!!」
どうやら俺の一撃は当たったらしく何かが上空から落ちてきた
「どうやら本当に上空から私たちの居場所を教えていたらしいな・・・」
ウインレチアは上空から落ちてくるそいつを見て天使だと判断した
「それにして・・・肩羽だけ切るとか鬼かよお前・・・」
モーリアルは肩羽だけ切られている天使を見て俺を鬼だと言っていた
(・・・まさか当たるとは思ってなかったな・・・)
肝心の俺はまさか適当に撃った剣閃が当たるとは思っていなかったので目を見開いて驚いていた
「・・・その顔から察するに当たるとは思っていなかったみたいだな・・・」
ウインレチアは俺の表情を見てどうやら察したらしい
「それにしても・・・落ちてきたあいつどうするんだ?」
モーリアルは落ちてくる天使をどうするんだと聞いてきた
「・・・放っておけばいいんじゃない?・・・」
俺はあの高さでは絶対に助からないと感じ放っておくことにした
すると落ちてくる天使は最後のあがきだったのか俺の正確な位置を教えたらしく
「?!!」
俺の真上から雷が凄まじい数降り注いできた
「おいおい・・・完全に人に撃っていい量じゃないぞこりゃあ・・・」
しかし俺は既に鎧を身に纏っていたので全然ダメージはなかった
「馬鹿な?!だったらこいつらはどうだ?!」
すると落ちてくる天使は狙いを変えてウインレチアたちの方へと変えた
そして大量の雷がウインレチアたちの方に向かって落ちていくと思いきや
「・・・いや・・・なんで俺に落ちてくるんだよ・・・」
なぜか全ての雷は俺のところに落ちてきてウインレチアたちには一度も当たらなかった
そして肝心の場所を教えた天使はそのまま地面に激突して倒れた
「・・・なんだろう・・・俺だけ理不尽じゃね?・・・」
ほとんどが風邪でダウンしてしまい数が少なくなってしまった主人公たち
果たしてこんな感じで勝てるのだろうか?!
次回。轟雷落ちる山頂




