砂が舞う戦場
今回は大きな戦闘が行われます
そして決戦の日になり俺たちは塀の上に立って奴らが来ているかどうか見ていた
「・・・どうやら来たみたいだな・・・」
俺は双眼鏡を使って遠くを見ていると地平線からモンスターの大群が現れた
「こっちにも現れたみたいよ!」
アウレアたちの方にも現れたらしく俺たちは挟み撃ちにされていた
「やはり物量で攻めてきたな・・・しかし天使の姿は見えない・・・か」
ウインレチアは未だに姿の見えない天使たちについて考えていた
「とにかくまずは俺たちが大技を放って数を減らすぞ!準備はいいな?!」
俺たちはまず自分たちの撃てる最大の技を放つことにした
「「「・・・・・」」」
しかしなぜかみんなは頷こうとはしなかった
「・・・なんで頷いてくれないの?・・・」
俺はなんでみんなが頷かないのか質問すると
「だって・・・アルくんが剣閃を撃ったら終わりそうだと思ったから・・・」
どうやらみんなは俺が剣閃を撃てばそれでいいのではと思っていたらしい
「・・・悪いけど・・・こんだけ離れていると鎧は着れないよ?」
しかしこれだけ離れた状態だとインヴィクタは反応せず攻撃することはできないのだ
「・・・アルバさんって・・・こういう時は役に立たないんですね?」
するとカエルラに胸に突き刺さる一言を言われてしまった
それにショックを受けた俺は端っこに座りそこで縮こまっていた
「ちょっと!あんたの一言でアルくんがヘコんじゃったじゃん!!」
ルーブルムはカエルラに向かって怒っていた
「すいません!いますぐ慰めますから!!」
するとカエルラは急いで俺の後ろに回り込み抱きしめて頭を撫でてきた
(・・・慰めるって・・・これじゃあ泣いてる子供じゃん・・・俺・・・)
「・・・あいつら・・・一体何してるのかしら・・・」
それを反対側の塀から見ていたアウレアは呆れていた
「・・・羨ましい?・・・」
するとヴィリディはアウレアを見て羨ましいのか聞いていた
「べべべ別にううう羨ましくななななんてないわよ?!!」
明らかに挙動不審になりながらアウレアは必死で弁明しようとしていた
「あはは・・・羨ましいんですね・・・」
プレシカはその様子を見てどれだけ羨ましいんだと思っていた
「まぁいいわ・・・とにかく私たちも作戦通り大群を吹き飛ばすわよ!!」
アウレアは気をとりなおして大技を放つ準備をした
「喰らいなさい!!インテンススマッシュ!!」
アウレアは飛び降りて地面を叩くとモンスターのいる地面が割れてそのままモンスターを潰した
「こちらも行きます!アザレアスティンガー!!」
プレシカも飛ぶ突きを放ちモンスターを一掃する
「・・・シャドウ・・・スワロー・・・!」
そしてヴィリディは影にモンスターを飲み込み消した
「これでそれなりに片付いたわね・・・あとは地道に行くわよ!」
アウレアたちの方は今の攻撃でそれなりに片付きあとは地道に倒していくだけだった
「ですが・・・兵の皆さんは怯えてしまっていますね・・・」
しかしプレシカの言う通り一緒に戦うはずの兵士が怯えてしまっており前に出て行こうとしていなかった
「全く・・・黒の騎士団と手を組んでいた時の威勢はどこにいったのかしら・・・」
それを見てアウレアは黒の騎士団と組んでいた時に威勢はどこにいったのかと呆れていた
「・・・無理・・・ない・・・あいつら・・・黒の騎士団・・・より・・・強い・・・」
しかしヴィリディはそれみ仕方ないだろうと思っていた
なぜなら目の前にいるモンスターの強さは黒の騎士団とは比べ物にならないからだ
「これは・・・なかなかにきつい戦いになりそうね・・・!」
「・・・どうやら向こうは始まったようだな・・・」
ウインレチアはアウレアたちの方で戦闘が始まったと言っていた
「それじゃあ私たちの方も始めちゃう?」
ルーブルムはならばこちらも始めるべきかと尋ねると
「いや・・・その前にあれをどうにかしないといけないだろうな・・・」
ウインレチアはそう言ってまだ落ち込んでいる俺の方を指差していた
「・・・そうだったね・・・」
ルーブルムも忘れていたらしくどうやって慰めようか今考えていた
「う〜ん・・・!そうだ!いい事閃いた!!」
すると何かを閃いたらしくルーブルムは俺に近づいてきた
「アルくん・・・もしこの戦いに勝ったら今日のご飯はアルくんの好きなものにするよ?」
ルーブルムのその言葉を聞いて俺はすぐに立ち上がった
「よしやろう!すぐやろう!今すぐやろう!!」
俺はやる気に満ち溢れており今すぐにでも暴れるつもりで剣を構えていた
「・・・まるで子供だな・・・子供だったか・・・」
ウインレチアは理由を聞いてまるで子供のようだと思っていたが実際に子供なので仕方ない
「まぁいい・・・とにかく始めるぞ・・・アイシクルレイン」
ウインレチアはとりあえず俺のことは放っておきモンスターに向かって魔法を放った
「私も行くよ〜!バーストバット!!」
ルーブルムもモンスターに向かってコウモリを放ち爆発させていく
「これで終わりです!ブレッシングスマッシュ!!」
そしてカエルラが最後に地面を叩きモンスターを宙に浮かせて地面に落とす
「これでモンスターはほとんど倒しました!後は兵士さんたちと戦いましょう!」
カエルラは兵士と一緒に戦おうと言っていたが肝心の兵士は動こうとしなかった
「なるほど・・・先ほどから向こうが動いていなかったのもこれが原因か・・・」
「それにしても・・・どうしたものかしらね・・・」
アウレアは戦おうとしない兵士たちを見てどうしようか考えていた
「大変です!左右から天使の大群が現れました!!」
するとプレシカが左右の空から天使の大群が現れたと言っていた
「こんな時に限ってなんで出てくるのよ?!」
アウレアは何てタイミングで出てくるんだと怒っていたが
「・・・むしろ・・・ベスト・・・タイミング・・・」
ヴィリディの言う通り相手からして見ればベストのタイミングなので狙い通りだった
「「?!!」」
そして俺たちもそれを読んでおり左右の天使の群れが落とされていく
「悪いが・・・ここから先は通行止めだぜ!!」
左の塀の上にモーリアルとティタンにラクテアが待機しており
「すいません・・・狙い通りだったので落としちゃいました」
右の塀の上にエレウムと七瀬と咲間が待機していたのだ
「なるほどね・・・どっちにもいないと思ったらこんなことがあるかもと思って左右に待機していたのね」
アウレアは朝から見かけなかった面子を見てこの展開を読んでいたのだと納得した
「ですがどうします?!確かに劣勢にはなりませんでしたがやはり手が回っていませんよ!!」
しかしプレシカの言う通りモーリアルたちとエレウムたちのおかげで劣勢にこそなっていないが
兵士たちが戦おうとしない限り手が足りない状況なのは変わらないのだ
「そうね!でも私たちも余裕がないしどうすることもできないわよ?!」
アウレアはモンスターを倒しながら考えているので兵士を戦わせる方法がなかなかに思いつかなかった
「「我が兵士たちよ!!一体何をやっている?!」」
すると城から叫び声が聞こえてきて兵士たちは一斉に振り向いた
そこには重症の身を引きずりながら兵士たちを鼓舞しに来た双子の王がいた
「あいつら・・・!無茶しやがって・・・!」
「「我が兵士たちよ!!この国は一体誰のものだ?!我々のものではないのか?!
この国に関係のない人たちが命をかけて戦っているのにお前たちはそれでいいのか?!
今こそ!我らの勇気を振り絞り!家族を国を守る時だぁぁぁぁぁ!!」」
双子の王は力を振り絞って味方の兵士を鼓舞した
それを聞いた兵士たちはようやく立ち上がりモンスターと戦い始めた
「ようやく重い腰を上げたかよ・・・!遅いんだよ!」
俺はようやく戦い始めた兵士を見て大丈夫だと確信し天使たちの方へと加勢しに向かった
「俺たちはモーリアルたちの方に行く!アウレアたちはエレウムたちの方に行ってくれ!!」
俺は走りながらアウレアにエレウムたちの方へ加勢しに行くように言った
「どうやらかなりの数がいるみたいだな・・・急ぐぞ!」
モーリアルたちの方を見るとかなりの天使がいるらしく苦戦していた
「大丈夫か?!」
俺はモーリアルたちに大丈夫か確認する
「ああ!だが数が多くて三人で堪えるのがキツくなってきたところだ!!」
モーリアルは三人で堪えているのがキツイ状況だと言っていた
「こっちも手が空いたからな!加勢する!!」
俺はそう言って天使の大群に向かって剣閃を放った
その剣閃は凄まじい勢いで天使たちを落としていくと
「?!!」
途中でその剣閃が受け止められてしまった
「へぇ・・・ヌビラやネブラの言う通りそれなりにはできる男ってのは本当みたいだな」
その男は八枚の羽を持っておりすぐに八大輝天使だと気がついた
「俺の名前は砂塵のアレナだ!お前と戦いたいのは山々だが・・・今回は俺の部下に譲ることにするぜ!」
そう言ってアレナは空に消えていき代わりに四枚の羽を持った天使が降りてきた
「我が名はプルビス!アレナ様の命によりいますぐ貴様を倒す!!」
「ハァァァァァ!!」
プルビスは本当にすぐに俺に向かって突っ込んできた
「させません!墜天の舞!!」
そこへラクテアが特殊な踊りを披露する
「何?!」
するとプルビスは急に飛行が不安定になりそのままこっちに向かって落ちてきた
「昇天閃光脚!!」
そこへティタンが顎に向かって蹴りを放ちプルビスはどこかへ吹っ飛んで行った
「・・・また飛んで行っちまったよ・・・」
俺はそれを見てまたも情報源を逃してしまったと呆れていると
「すいません!すいません!私がドジですいません!!」
ティタンは凄まじい勢いで俺の目の前に来て土下座をしていた
「まぁいいや・・・とにかくこのまま天使たちを追い払うぞ・・・」
俺は気をとりなおして天使たちを迎撃し勝利した
「すっかりお世話になってしまったな・・・」
そして家に帰る前に双子の王が俺たちを見送りに来た
「いや・・・絶対安静だろお前ら・・・」
俺は何で絶対安静なのにここに来ているんだと呆れていると
「まぁいいではないか・・・元気でな」
そう言って双子の兄が手を出してきた
「ああ・・・そっちもな・・・」
俺はその手を握り返し家に帰って行った
ソーリを救った主人公たち!しかし八大輝天使は未だに現れていない者たちがいる!!
次回、熱帯の海




