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最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
黒騎士編
15/200

ヒロインたちの想い

今回はヒロインがメインです

「パーティ?」

アウレアが聞く

「うん!」

とルーブルムが笑顔で答える

実はこれまでの功績でアルバは

国を挙げて表彰されることになった

なのでルーブルムはそれを祝うパーティーを

開こうと提案していたのだ


「まぁ確かにこれまでちゃんとしたお祝いはしていなかったな」

とウインレチアが思い返す

「でしょ!」

ルーブルムが前のめりで同意する

「だからこの期にみんなでプレゼントとか渡そうよ!!」

とみんなに提案する

「そうですね・・・確かに私たちばかりもらっては悪いですし

 何かお返ししましょうか」

とプレシカを筆頭にみんな同意した

そしてみんなプレゼントを探すため

バラバラになって街に出かけた



ルーブルムside・・・



「何がいいかな〜?」

ルーブルムは雑貨屋でいろんな物を見ながら

悩んでいた

「そもそもアルくんの好きなものって私知らないな〜」

と根本的な問題にぶち当たった

(私・・・アルくんの事あんまり知らないな〜)

ルーブルムはアルバのことを考え

もっと彼のことを知りたいと思った

とりあえずこれまでのアルバを考えて

「これにしよ!」

プレゼントを決めた

(アルくん・・・喜んでくれるかな〜)

ルーブルムは喜びスキップで帰っていく



余談だが店にいた男どもはプレゼントを選ぶ

ルーブルムを見て送る相手に嫉妬していたのは

また別の話・・・



アウレアside・・・



「なんで私があいつにプレゼントしなくちゃいけないのよ・・・」

とアウレアはぼやくがその顔はまんざらでもなかった

「でも一体どういうのを送ればいいのかしら?」

アウレアは悩んでいると

「そこのおねいさん!ちょっと見ていかない?」

と露天の女性店員が話かけてきた

何があるのか気になったアウレアはその店に行った

「何を売っているの?」

と店員に聞くと

「アクセサリーですよ」

と商品を手に取って答える

(アクセサリーか・・・確かに無難よね)

そう思いアウレアはここでプレゼントを選ぶことにした

そうしてどれにするか選んでいると

「贈り物ですか?」

と店員が聞いてきた

アウレアは恥ずかしりながら頷く

それを見て察した店員が

「彼氏さんですか〜?」

とニヤニヤしながら言った

「なっそんなわけないでしょ」

アウレアは必死で否定するが

「彼氏さんに送るんでしたらこれなんかどうです〜」

聞き入れてはもらえないらしい

(もう・・・最悪)

とアウレアが思っていると

とある物に目がいった

そしてそれを手に取り

「これにするわ」

と店員に渡す

「お買い上げありがとうございました〜」

アウレアはプレゼントを買い終え店を後にした



余談だがアウレアと店員のやり取りを見て

道行く人がほっこりと温かい目線を送っていた



ウインレチアside



ウインレチアは部屋でアルバに渡すプレゼントを作っていた

「こんなものかな?」

とサイズを確認する

作業を進める中でウインレチアは思っていた

(あいつには世話になっているし・・・

 たまには頑張らないとな)

と冷静ながら内心は嬉しそうにしていた

ウインレチアは表情にこそ出さないが

他のヒロインに負けないぐらい独占欲が強かった

だから手作りで一番になろうと頑張っているのだ

(ふっ・・・あいつはどんな顔をするだろうな)

ウインレチアは喜ぶアルバの顔を想像する

だが・・・・



なぜかその想像が行き過ぎて変な妄想までしていた



(・・・ハッ!!いけないな・・・集中しないと)

と正気に戻るが口からはよだれが垂れていた

その後夜遅くまで作業して

(仕上げだな・・・)

とプレゼントに魔法をこめる

こうしてウインレチアの作業が終わった



ちなみに変な妄想がどういうものだったかは

みなさんの想像にお任せします



ヴィリディside



深い森の奥でなぜかヴィリディは

狩りをしていた

「・・・いない・・・」

どうやらヴィリディは動物の何かを使って

手作りするらしいが

肝心の動物がおらず未だに捜索をしていた

そんな中ヴィリディは思っていた

(私・・・アルバの事・・・好き・・・?)

ヴィリディは暗殺の為に感情を捨ててきた

だがアルバと出会う事で感情を取り戻す事が出来た

でも恋を知らないヴィリディは感情を取り戻しても

好きと言う感情はわかっていなかった

だから

(私・・・わからない・・・でも・・・頑張る)

そう決意するヴィリディは完全に恋する乙女の顔をしていた

そうして森をくまなく探すと

「!・・・いた・・・」

お目あての動物の群れがいた

(頑張る・・・!!)

と群れに突っ込みたくさん狩った後

家に帰りプレゼントを作ったのだった



余談だがその獲物を狩るときのヴィリディは

完全にハンターの目をしていたらしく

絶滅寸前まで狩っていたらしい



プレシカside



「う〜ん・・・どうしましょう?」

プレシカは悩んでいた

なぜなら異性にプレゼントをするのはこれが初めてで

何をあげたらいいのか分からなかった。

そうして悩みながらアルバとの出会いを思い出す

(そういえば最初は騎士の姿でしか見たことはなかったですね)

と思い出しながら笑う

確かにあんなに屈強な格好をした騎士の中身が

あんな子供だったなんて誰にも想像はできないだろう

そんなことを思い出して

(思えば私は正体に気づいた後アルバ様を好きになったのでしたね)

と気づいた

アルバはその時のことは黒歴史と思っているらしく

あまり触れて欲しくはなかった

(私・・・年下好きだったのですね)

と本人は納得するが

多分納得してはいけないところだと思う

そんなことを思っていると一つの店の前に着いた

(ここは・・・)

なんの店か中を見てみると

一つの商品に目がいった

急いで中に入り

その商品を手に取る

(これ・・・これならアルバ様にぴったりです!)

そう確信したプレシカは店員のところまで行き

それを買って店を後にした



余談だが変装(バレバレなをしていた王様が

プレシカのことを影から見守っているところを

ドゥクスに連れて行かれたのはまた別の話



カエルラside



「みなさん何を買っているのでしょうか〜?」

と考えながら店を探索していた

(思えば私が一番付き合いが短いんですよね〜)

とカエルラは考えていた

出会ったのはつい最近

もちろんアルバの好みなど知らず

おまけにみんなよりどういったものに興味があるかも知らないので

(私はこのプレゼント企画・・・完全に不利ですね〜)

と思ったが

(でも・・・アルバくんを思う気持ちでは皆さんには負けません!!)

と固く決意しプレゼント探しを続けると

服屋に着く

(服とかなら喜んでくれるかしら?)

そう思いその服屋でプレゼントを探すが

(・・・アルバくんのサイズはなかなかありませんね〜)

と困っていた

アルバは子供しかも子供の中でもかなり小さい部類

(ほっとけ!!)

に入るのでなかなかサイズがなかったりする

なので今着ている服はオーダーメイドだったり

自分で作ったりしていた

これではプレゼントはできそうにないなと

諦めて店を後にしようとしたその時

「お客さん・・・こういうのはどうですか?」

と一人の老人店員が商品を取り出す

(これって・・・)

その商品を見たカエルラはこれなら

プレゼントとしていいだろうと思い

「これ・・・ひとつください」

買うことにした

「まいどあり・・・」

満足な顔をしてカエルラは家に帰るのだった



余談だがカエルラはいった店はとっくに

潰れていて店主は自殺していたらしい

ちなみにその店主はご老人だったらしい



こうして各々プレゼントを買いみんなで

見せ合ってみたが・・・



「これ・・・大丈夫なの?」

とアウレアは心配する

するとルーブルムが

「大丈夫!私に任せて」

と胸をたたく



そして表彰式当日・・・



アルバはなぜか家にいた・・・

「あ・・・あの〜・・・アルくん」

ルーブルムが恐る恐るアルバに声をかける

「どうした?」

とアルバは答える

「今日・・・表彰式なんじゃ?」

と聞くと

「ああ・・・俺が行くとあれなんで代理を任せて

 俺は出ないことにしたんだ」

とアルバは返す

これは予想外なことが起きた

表彰式にアルバが出ている隙に

家を飾り付けパーティーの準備をしようと思っていたら

まさかの本人がいるという状況だった

すぐさま集まりルーブルムたちは小声で会議し始めた

「どうすんのよ!本人がいるなんて聞いてないわよ!」

とアウレアが怒鳴る

「私だってびっくりだよ!」

ルーブルムも驚いていたと抗議する

「それよりどうする?」

ウインレチアが話を戻す

どうするかみんなで煮詰まっていると

そこに救いの手が舞い降りた


玄関が叩かれ

「は〜い」

とアルバが出るとそこには

「よぉ」

ドゥクスがいた

「なんか用か?」

とアルバが聞くと

「今日の表彰式に参加してもらおうと思ってな」

と答えるドゥクス

「おいおい・・・俺は代役を立てたはずだが」

とアルバが言うと

「ああ・・・だが本人が参加しないわけにもいかないだろう

 だから参列するという形で参加してもらいたい」

と頭を下げお願いする

「ハァ〜・・・わかったよ」

アルバは渋々了承し準備する

「ほんじゃ・・・留守番頼むな」

と言って家を出るとき

ドゥクスが女性陣にサムズアップする

それを見た女性陣は

((((((神様!!))))))

と感謝していた



こうしてパーティーの準備ができるようになった

ルーブルムたちは急いで準備し

アルバの帰りを待った

そして・・・



主人公side



「ただいま〜」

と俺が帰ると

「おかえり〜」

とルーブルムが笑顔で出迎える

そしてそのまま腕を引っ張り

リビングに連れて行く

「なんだよ急に?」

と聞くが

「つけばわかるから!」

と言って教えてくれない

そしてリビング着き扉を開けると

「「「「「おめでと〜」」」」」

とみんなで出迎えてくれた

「これは一体?」

と驚いていると

「みんなでアルくんをお祝いしようと思って準備したんだよ!」

とルーブルムが説明する

「驚いた?」

と聞いてくるが

「驚くに決まってるだろ」

と当然の反応を返す

「実は・・・みんなからプレゼントもあるんだよ」

とみんながプレゼントをくれる

「ありがとう」

俺はプレゼントをもらい

「開けてみてもいい?」

とみんなに聞くと

「うっうん!もっもちろんだよ!」

となぜか顔を逸らす

俺は疑問に思うがみんなのプレゼントを開けて

すぐにそれを理解した



「・・・なんでみんな身につけるものばっかなの?」



「指輪にブレスレットにネックレス

 ベルトに靴にイヤリングって・・・」

みんななぜか身につけるものだけだった

みんなに問い詰めるがみんなして顔を赤くし顔を逸らす

なぜならみんな

((((((だって・・・いつも身につけて欲しかったんだもん))))))

と恋する乙女らしい理由だったからです

そうやってみんなを見ていると突然

「大丈夫!!もう一つあるから!!」

とルーブルムが立ち上がり

「準備するからちょっと部屋から出ててね」

俺を追い出す



数分後・・・



「もう入っていいよ〜」

そう言われ俺が中に入ると

なぜかみんな裸リボンになっていた

「もう一つのプレゼントは私たちで〜す」

とルーブルムが言う

だがいつもやられている俺ではない

「何言ってんだ・・・元々みんな俺のもんだろ」

とかっこつけて言うが

(やべ・・・超はずかしい・・・)

と顔を赤くする

みんなはどんな反応か見てみると

みんな顔を真っ赤にさせ

「「「「「「・・・キュ〜〜〜〜」」」」」」

気絶した



「・・・あり?・・・」



こうして俺を祝うパーティーはお開きなりました



余談だがもらったプレゼントはちゃんと

毎日身につけているアルバくん

そしてそれを見て嬉しさが止まらないヒロインたちがいたのは

また別のお話・・・・・

恋する乙女がこんなんでいいかわかりません


次回、黒の騎士団

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