まどろみのダンジョン
今回は地味にルーブルムが活躍します
正気に戻ったルーブルムを連れてみんなを探していると
「あっぶね?!」
後ろから不意打ちされた
なんとか反応して攻撃を止めることができたのだがその相手をやはりという感じだった
「アウレアにカエルラ・・・そしてウインレチアか・・・厄介だな・・・」
そこにいたのは先ほどのルーブルムと同じく正気を失っていたアウレアたちだった
「アルくん!!」
横にいたルーブルムが俺に組み付いているアウレアを攻撃した
しかしそれは紙一重で躱されてしまった
「ナイスルーブルム!これで・・・!」
俺は離れた時を狙ってアウレアの腕を掴み魔力を流し込もうとすると
「チィ!マジかよ!!」
遠くにいたウインレチアがアウレアごと俺に向かって魔法を放ってきたのだ
俺は咄嗟に掴んでいたアウレアを突き飛ばす
それにより俺は直撃を喰らってしまうがいつもの通りダメージはない
(こうなったら先にウインレチアを正気に戻すか!!)
俺はすぐさま遠くにいたウインレチアのところまで走ると
「グゥ?!」
ウインレチアのすぐ横にいたカエルラに殴り飛ばされた
「こんのぉ・・・!」
俺は剣を地面に突き刺してそれ以上吹き飛ばされるのを阻止した
(近接はアウレアがやり遠距離はウインレチアがやる・・・そしてウインレチアの護衛をカエルラがやるか・・・)
俺は三人の戦い方を見ながら何に徹しているかを考える
「・・・難易度・・・高くね?・・・」
そしてどうやってもこの編成を崩す策が思いつかなかった
「アルくん大丈夫?」
ルーブルムが心配して俺に近づいてくる
「ああ・・・大丈夫だけど・・・かなり厄介だぞこの組み合わせ・・・」
俺は大丈夫と答えた後どうやってこの状況を打破するかを考える
(マジで何も思いつかない・・・)
しかし状況はかなり悪いものだった
俺たちの方はアウレアたちを傷つけるわけにもいかないので基本強い技は使えない
だが向こうはその必要はなくおまけに仲間ごとやる精神でいるみたいだった
「勝てる気しねぇ〜・・・」
俺は初めて勝てないかもしれないと感じているのだった
「考えても仕方ないか・・・こうなったら戦いながら隙を作ってやる!」
とりあえず俺は戦いながら三人の隙を探すことにした
「ルーブルム・・・援護を頼むぞ!!」
俺はルーブルムに背中を任せてそのまま三人に向かって突っ込んでいった
「・・・アイシクルレイン」
ウインレチアは突っ込んでくる俺に対して氷の礫を飛ばしてくる
「そんなもん効くか!!」
俺は構わずに礫を喰らいながら近づいていく
するとアウレアが俺に向かって斧を振り下ろしてくる
「させない!アイアンソーン!!」
しかしルーブルムによってその攻撃は防がれた
「これでどうだ?!」
俺はそのままウインレチアの腕を掴もうとすると先ほどと同じくカエルラが邪魔をしてきた
「悪いな・・・本命はお前だ!!」
だが俺が本当に狙っていたのは邪魔をしてくるであろうカエルラの方だったのだ
「あれ?・・・私は一体何を・・・」
魔力を流し込まれたカエルラはようやく正気に戻った
それを見たウインレチアは一旦距離を取るために大きく後ろに飛び下がろうとしたが
「残念だがにがさねぇよ!」
俺がその腕を掴みカエルラ同様に魔力を流し込み正気に戻させる
「最後はアウレアか・・・」
そう言って俺は拘束されているアウレアの元に行き正気に戻した
「ハァ・・・さすがにきつかった・・・」
戦闘が終わり疲れた俺はそのまま座り込んだ
「あれ?私・・・なんでこんなところに?・・・」
正気に戻ったアウレアは状況が飲み込めていなかった
「まぁ・・・説明するからちょっと待って・・・」
少し休憩した後俺はアウレアたちにちゃんと説明した
「そうだったの・・・私たちは操られていたの・・・」
一通りの事情を聞いたアウレアは悲しそうな顔をしていた
「ごめんなさいね二人とも・・・正気じゃなかったとはいえ攻撃しちゃって・・・」
カエルラは俺たち二人に向かってごめんと謝ってきた
「別に怪我はしてないから大丈夫だよ・・・それよりも三人は大丈夫か?」
俺は怪我がないから大丈夫と言った後三人の方に問題はないか聞く
「ああ・・・どうやらそこまでひどいことはやられていないらしいな・・・問題はない」
するとウインレチアは自分の体を見ながら大丈夫だと言った
「しかし意識を操る・・・か・・・なかなかに興味深いものだな・・・」
しかもウインレチアは自分たちを操っていた方法の方が気になっていた
「まぁ・・・あいつは置いといて他のみんなもここにいるのね?」
アウレアの質問に対して俺はただ頷いた
「わかった・・・それじゃあ早速他のみんなを探しに行きましょう!」
俺たちは他のみんなを探しに向かった
「のわっ?!」
すると俺の影が伸びて俺を攻撃しようとした
「あっぶね〜・・・影が伸びたってことはお次の相手は・・・」
そこにいたのはヴィリディにプレシカに七瀬そして咲間の四人だった
「これはまた・・・なかなかの面子ですな・・・」
俺はその面子を見てヤバイ気配がしていた
「まぁ・・・ですよねぇぇぇぇぇ!!」
そして予想どおり高速で動き回られて捕まえることは困難だった
「これは・・・どうにかして動きを止めるしかありませんね・・・」
カエルラはその光景を見てどうにかして動きを止めるしかないと考えていた
「だったら私に任せて!アイアンソーン!!」
ルーブルムが任せてと鉄の荊でどうにか拘束しようとするが
「早すぎて捕まらないよ〜!!」
あまりに早すぎて拘束することができていなかった
「ハァ・・・ならばこれでどうだ?グランドウォール」
するとウインレチアは魔法を使って動ける範囲を狭くした
「これなら捕まえられるよ!」
範囲が狭くなり動けなくなったところをルーブルムが拘束した
そこへすかさず俺が魔力を流して正気に戻した
「残るはヴィリディと咲間だな・・・」
そう言って俺が二人に近付こうとしたその時だった
「?!しまった!」
なんとヴィリディは影に潜り咲間は変わり身の術を使って拘束から逃れたのだ
「マジか・・・さすがにこうなってくると捕まえる方法がないぞ・・・」
「やっぱり早すぎて捕まらないな・・・」
結局ヴィリディと咲間を捕まえられないまま時間だけが過ぎていった
(さて・・・どうしたものかね・・・)
俺はどうやって二人を捕まえるか考えている
「待てよ・・・別に捕まえる必要なくね?」
ふと俺はヴィリディたちを見ていて思ったことがあった
「・・・早速試してみるか・・・」
早速俺は自分の考えを実践しあえて無防備になった
するとちゃんとばかりに二人が襲いかかってきた
「捕まえた!!」
しかしそれこそが俺の狙いでありそのまま二人を捕まえて正気に戻した
「なるほどな・・・あえて無防備になることで相手にチャンスだと思い込ませる
そして攻撃するために向かってきたところを捕まえるか・・・その鎧があってこそできる芸当だな」
ウインレチアは俺の作戦を解説しながら無謀なことだと呆れていた
「まぁさすがの俺も捕まえるられるか自信なかったけどうまくいってよかったよ」
そう言いながら笑っていると四人が目を覚ました
「そうでしたか・・・私たちは正気を失っていたのですね・・・」
一通り事情を説明するとプレシカたちは反省の色を浮かべていた
「罰に反省する必要はないさ・・・それよりも体の方に異常はないか?」
俺はプレシカたちに心配ないと言い他に異常はないか確認する
「大丈夫です!それよりも早く残る三人を見つけてあげないと!!」
そう言ってプレシカは立ちあがり先に進もうとしていた
「だが残る三人を見つけてもここがどこだかわからないのでは抜け出せないのではないか?」
すると七瀬が俺たちが一切考えていなかったことを言った
「・・・そういえば・・・ここどこだ?」
(((何もわかってなかったのか・・・)))
「まっまぁとにかく三人を見つけてから考えることにしよう!じゃないと心配で手がつけられないからな!!」
俺はそう言って話をごまかすことにした
仕方なくみんなも了解し残る三人を探すことにした
奥に進んでいくと待ち構えていたかのごとく弾丸と矢が飛んできた
その二つは俺の鎧に完全に弾かれたがお陰で残る三人を見つけることができた
「残るはエレウムにティタンそしてモーリアルか」
俺たちからかなり向こうに銃と弓矢を構えるエレウムとモーリアルそしてその二人の間にティタンがいた
(なるほど・・・さっきのウインレチアとカエルラみたいに近づいてくるやつをティタンが撃退か・・・)
俺はその布陣を見て先ほどのウインレチアたちのことを思い出していた
「だったらこのまま直進するだけだ!!」
そう言って俺は三人に向かって突っ込んでいく
そんな俺に対してエレウムとモーリアルは問答無用に銃や矢を放ってくるが
「悪いがそんな攻撃は通用しないぞ!!」
鎧の前には何の威力を持たなかったそしてあと一歩のところまで行くと目の前にティタンが立ちふさがった
「すまないが・・・お前はちょっと後回しだ!!」
そう言って俺は目の前のティタンを飛び越えていった
すかさずにティタンは俺のあとを追おうとするが
「行かせないよ!アイアンソーン!!」
ルーブルムが動きを止めてくれた
「さすがだルーブルム!」
俺はルーブルムを褒めながら二人の腕を掴み正気に戻した
「ハァ・・・これで最後っと・・・」
そして最後に拘束されていたティタンも正気に戻した
(フゥ・・・残るはここからの脱出か・・・)
無事に全員と合流した主人公・・・果たしてこのダンジョンから脱出できるのだろうか?!
次回、幻




