歴史多き街 パリス
今回は有名な国に似せています
「さて・・・いよいよ残る魔法陣もあと二つになったわけだが・・・次の場所はここだ」
そう言ってウインレチアが指差したのは普通の街だった
「・・・ねぇ?・・・一番簡単そうに見えるのは気のせいかしら・・・」
アウレアは疑いの目でウインレチアを見つめる
「いや・・・むしろ一番難しいと言ってもいいだろう・・・」
見つめられていた当の本人はむしろ一番難しいと言った
「どういうことですか?ここは普通の街ですからモンスターとかも出ないはずでは?」
プレシカはその言葉を聞いて不思議そうにしていた
「そう・・・普通の街というのが一番難しいと言っている理由だ・・・」
そう言ってウインレチアは説明を始める
「この街は古代の建物が数多く存在する場所だ・・・故に警備の人間が多数いるしあまりに数が多すぎて
どこに魔法陣があるのか見当がつかない・・・そして・・・いざ戦闘になってしまったら住民を巻き込んでしまう」
ウインレチアは淡々と難しい理由を言うと俺たちは普通に納得していた
「確かに・・・これだけの規模の街となると住んでいる住民をそれなりにいるはずですからね・・・
さすがにそれを全員避難させるのは難しいですね・・・」
カエルラは戦いになった時にどうやって住民を避難させる難しさを考えていた
「でも魔法陣を描いていそうな場所の見当がつかないのならあまり心配はいらぬのではござらんか?」
咲間は場所がわからなくては相手も動きようがないのではと考えていた
「残念だがその考えは甘いな・・・相手は魔法陣を破壊すればいいのだからこの街ごと破壊すればいい」
しかしその考えは甘いとウインレチアは言った
「おまけに私たちは警備のせいで近づいてじっくり魔法陣を探すことすらままならない・・・か
これはかなり難しいな・・・」
七瀬は自分たちの置かれた状況を再確認していた
「こうなってくると時間が勝負になってくるな・・・他に何か手がかりみたいなのがあればいいんだけど・・・」
俺は他にも手がかりがないかと考えるが特に分かるものはなかった
「今は考えても仕方ないだろうな・・・とにかくここに向かうぞ
後のことはそれから考えればいい・・・」
ウインレチアの言う通り俺たちはまずこの街に向かうことにした
「・・・てかあんたたち・・・完全に観光する気じゃない・・・」
そう言ったアウレアの目の前にはおしゃれをして完全に観光へ行こうとしているルーブルムたちがいた
「いや一応怪しまれないようにって変装のつもりだったんだけど・・・ダメかな?」
ルーブルムたちは普通にしようとしていたらしいがむしろ怪しさが出ていた
「いいからさっさと着替えろ・・・」
俺は呆れながら着替えるように言った
するとルーブルムたちは渋々と着替えに行った
(全く・・・先が思いやられるな・・・)
そう思いながら待っていると着替え終わったルーブルムたちが帰ってきた
「それじゃあ今度こそ本当に先に行くぞ・・・」
ようやく俺たちは例の街に向かった
「着いたぞ・・・あれが歴史の街・・・パリスだ」
ようやく目の前に目的の街に着いた
「おお〜!でっかい建物が多いね〜!」
街に着くとすぐに俺たちはこの街並みに驚いていた
色々な建物を見ると古い建物などが多く入ってすぐに街の歴史を感じていた
「さて・・・早速魔法陣を探しに行くことにしよう」
ウインレチアに連れて行かれる形で俺たちは魔法陣を探しに回っていくことにした
「まずはここだな・・・古代の建物の中で一番の大きさの誇っている塔らしい・・・」
そう言いながらウインレチアは塔に近づいていく
「どうやら中には入れないらしいな・・・」
塔に近づくとそこには警備の人が巡回していた
「仕方ない・・・次に行くぞ」
「次の建物はここだな・・・ここは昔兵士が戦場に向かう時に勝利を願って通っていた門らしい」
そう説明するウインレチアの前には巨大な門がそびえ立っていた
「さて・・・早速調べることにするか・・・」
俺たちはその門に近づいてく結構な人がいて前に進めなかった
「ここから先には進めないな・・・また後で来ることにしよう」
俺たちはまた次に場所に向かうことにした
「ここは美術館だな・・・中には数々の名画などが飾られているがこの建物自体も美術品だと言われている」
俺たちは早速美術館の中に入っていく
ここはちゃんと中に入ることができるのでじっくり調べることができた
「どれもこれも高そうな絵を飾っているわね・・・」
美術館を回っているとアウレアは飾られている絵を見て驚いていた
「それはそうだろう・・・ここに飾られている絵はすべて国宝級の物なのだからな」
それに対してウインレチアは当たり前だと言っていた
一通り見ていると絵画が飾られている場所が終わり今度はオブジェクトを飾っているところだった
「かなり古い物までありますね・・・こんな風に飾られていて大丈夫なのでしょうか?」
プレシカは古い物も飾られているのを見て腐敗や汚れなどを気にしている
「それについては大丈夫だろうな・・・かすかにだが飾っている台には魔法が掛けられている
おそらくそれで汚れや腐敗を防いでいるのだろう・・・」
ウインレチアは台を見ながら魔法で防いでいると話していた
「しかし・・・一通り見てみたが・・・ここには魔法陣はなかったな」
ウインレチアは美術館は一通り見たらしくそのまま外に出ることにした
外に出るとすぐにルーブルムのお腹が鳴った
「さすがにお腹が減った〜・・・」
そう言いながらルーブルムはお腹をさすり始める
「そうだな・・・どこかで腹ごしらえをすることにしようか」
俺たちは早速食事のできるお店を探すことにした
近くに飲食店に来た俺たちはそこで食事をしていた
「う〜ん!美味しい!!」
ルーブルムはこのお店を食事を絶賛していた
「・・・絶品・・・!」
ヴィリディも気に入ったらしく食事を楽しんでいた
「にしても・・・たった三ヶ所回っただけで半日掛かるなんてね・・・
これじゃあ魔法陣を見つけるまでにどれくらい掛かってしまうのか・・・考えたくもないわね・・・」
食事を楽しんでいるルーブルムとヴィリディをよそにアウレアは今日の成果に対して素直な感想を言っていた
「仕方あるまい・・・こればっかりは地道に足で探すしかないのだからな・・・
しかしこのままでは確かに非効率極まりないな・・・あまりやりたくはなかったが仕方ない・・・
明日からは複数のグループに分かれて行動することにするぞ」
ウインレチアはみんなにそう言うとルーブルムとヴィリディ以外は頷いていた
「何?何の話?」
話を聞いていなかったルーブルムは何の話かわかっていなかった
「アルバ・・・明日はこの二人と行動を共にしてもらうぞ・・・」
ウインレチアはそう言って何も話を聞いていなかったルーブルムとヴィリディを俺に押し付けてきた
「・・・マジか・・・」
俺は嫌そうにウインレチアに抗議しようと思ったが言い負かされそうなので諦めることにした
「なんかよくわかんないけど明日は頑張ろうね!アルくん!」
ルーブルムはよくわからないのに頑張ろうと言ってきた
「・・・そうだね・・・」
俺は顔を逸らしながら話を合わせた
「まぁ今日はまだあるしな・・・食事を終えたら先ほど見れなかったあの門に行ってみることにしよう」
ウインレチアがそう言うと俺たちは頷いて食事を再開する
「あっ・・・本当に美味しい・・・」
食事を終わらせた俺たちは先ほどの巨大な門へと来ていた
「先ほどよりは人が少なくなっているな・・・しかし・・・やはり中には入れないか・・・」
先ほどより人はいなかったがやはり警備の人がいて中には入れなかった
「仕方ないな・・・今日はこれくらいにしてどこかに宿を取ることにするか」
俺たちは巨大な門を後にして宿を取りに向かった
(・・・てかこんだけの人数を泊めれる場所なんてあるのか?)
しかし向かう途中で俺はこの人数が泊まれるのかどうか不安に思っていた
だがその心配もすぐに意味のなかったものだとわかるのだった
「・・・デカくね?・・・」
俺たちが泊まろうとしていた宿はかなり巨大だった
「すまないが十二人を泊めてもらえないか?」
ウインレチアは宿の受付に泊まれるかどうか聞く
「はい!大丈夫ですよ!こちらがお部屋の鍵になりますね!!」
ウインレチアは金を払い受付の人から鍵を受け取り部屋に向かった
「ほう・・・結構広い部屋だな・・・」
ウインレチアは部屋を確認するなりいい部屋だと言っていたが
「「いや・・・めちゃくちゃいい部屋じゃん・・・」」
俺とアウレアはかなりどころかおそらく最高級の部屋だと判断していた
「とりあえず今後の方針を話すとするか・・・」
俺たちはソファやイスに座って今後の方針を話すことにした
「さて・・・明日は別々に行動することにしたがどこを回るかを言っていなかったな・・・
まずは私の率いるグループが東側を行く
次のグループはアウレアをリーダーにして西側を
次に七瀬をリーダーに北側を
最後にアルバが南側を担当して回ってくれ」
そう言ってリーダーを中心にメンバーが集まっていく
「・・・マジですか・・・」
そして俺のグループには先ほどの通りルーブルムとヴィリディそして最後にティタンという組み合わせだった
(・・・もはやこれは罰ゲームの間違いなのでは・・・)
俺はこの組み合わせに何らかの悪意を感じていた
「ハァ・・・まぁ仕方ないか・・・」
しかし今更何かを言うわけにもいかないので俺は諦めることにした
「にしても・・・問題は時間か・・・果たして敵が来る前に見つけることができるかどうか・・・」
ウインレチアは間に合うかどうかの心配をしていた
「まぁ心配しても仕方ないでしょう・・・私たちは魔法陣を探すしかできないわ
でも今のうちに敵が来た時の対策も考えておいたほうがいいかもしれないわね・・・」
アウレアはそう言って敵が来た時の対策を考えることにした
「そうだな・・・だが今は何もできまい・・・せめてこの街の責任者と話ができればいいのだがな・・・」
そう言ってウインレチアは空を見上げていた
一体魔法陣はどこにあるのだろうか?そして敵が来る前に間に合うのだろうか?!
次回、一番大きな芸術




