カンフー少女は・・・弱気?!
今回は新しいヒロインが出てきます
森の魔方陣を起動させて残りは十個となった
「それで次の魔方陣はどこにあるんだ?」
俺はウインレチアに次なる魔方陣の場所を聞く
「そうだな・・・次は東方なんだが・・・どうやらフェムルよりも東にあるらしいな」
ウインレチアは七瀬と咲間を見ながら次の場所について話した
「なるほど・・・フェムルより東となると・・・セレス辺りか・・・」
七瀬はそれを聞いて場所についての目星を立てていた
「セレス?それってどんな所なのですか?」
カエルラは七瀬に一体どんな場所なのか聞く
「セレスはなんというか・・・武闘家の集う街だ・・・それ故に敵に対して絶大な力を誇っている
だが気のいい奴らでもあるからな・・・昔からよくフェムルとは仲良くさせてもらっている」
七瀬はセレスについて説明しながらウインレチアから地図を受け取る
「・・・だがこれは中々に難しい場所にあるみたいだな・・・」
すると地図を見て七瀬は険しい表情になった
「・・・そこに何かあるのか?」
俺はその場所に何があるのか聞く
「・・・ここには先代の拳闘王達を祀っているお墓があるんだ・・・
そしてそこに入れるのは拳闘王とその親族たちだけだ・・・」
七瀬は難しい顔をしながらそう言っていた
「何とか言って入ることはできないの?あんたのとこにいる殿様に言ってもらって」
アウレアが殿様に頼み込んで入れないのか聞く
「いや・・・残念だが拳闘王の発言はその街において絶対なんだ・・・たとえ殿であろうと無理だろうな・・・」
七瀬は首を横に振って無理だと話した
「それじゃさすがに今回は無理かしら・・・」
みんながそう言って諦めようとしたその時だった
「いや・・・そうでもないでござるよ・・・」
「・・・何か方法があるのか?」
咲間に何か考えがあるらしく俺はその作戦を聞くことにした
「実はセレスで近々拳闘大会が行われるのでござる!それに優勝すれば次の拳闘王として認められる・・・
つまりは拳闘王の墓に入れるというわけでござるよ!!」
と咲間はあたかも簡単そうに言うが
「・・・確かに一番無難かもしれないけど・・・さすがに王になる気はないぞ・・・」
その作戦は完全に後始末が面倒なためさすがにやる気にはなれなかった
「それならば王様になる代わりにお願いを一つ叶えてもらうという形で墓に入れてもらうのはどうだ?」
するとウインレチアが一つの作戦を立てた
「確かにそれだったらなんとかなりそうな気もするが・・・」
俺はその作戦を聞いてなんとかなりそうな気もするが
(嫌な予感もするんだよね・・・マジでやだな・・・)
同時に嫌な予感もするわけで俺的にはあまりやりたくはなかった
(かと言って・・・やらないわけにはいかないんだよな・・・仕方ない・・・)
結局俺は覚悟を決めてその街に向かうことにした
「やぁ!来たね君たち!!」
港に着くとなぜか殿様が歓迎してくれた
「殿・・・なぜここにいるのですか?・・・まさかまた城を抜け出してきたのではないでしょうね?」
七瀬は鬼気迫る勢いで殿様に詰め寄っていく
「いやいやいや!今回はちゃんとした視察だから!お仕事できてますから!!」
それに対して殿様はちゃんと仕事できていると抗議していた
「それならばいいのですが・・・それで?この前のお話は通しておいてくれましたか?」
七瀬は一度引き下がり何かの確認を取っていた
「ああ・・・それならちゃんと伝えておいたよ!でも・・・それならさっさと連れてこいってさ」
殿様は何か疲れてような顔で七瀬にそう伝えた
「そうですか・・・ではお仕事の方も頑張ってください・・・そこに人連れて行ってください」
七瀬はそう言って殿様の後ろにいた従者に連れて行くように指示を出した
「・・・何の話?」
俺は先ほどまでの会話が何だったのか聞く
「ああ・・・実はセレスの拳闘王にアルバ殿のことを話してもらうように頼んでおいたんだ」
すると七瀬は事前に拳闘王に話しかけてもらうように頼んでいたらしい
「・・・マジで?・・・」
俺はそれ聞いてさらに嫌な予感がしていた
そのままルクスの引っ張る馬車に乗って進んでいくと
「見えてきたでござるよ!あそこが武闘家の集う街・・・セレスでござる!!」
咲間が指をさしたところにはフェムルと同じくらい大きな街が広がっていた
「へぇ〜!やっぱり大会があるから人で賑わっているね!!」
お祭り状態の街並みを見てルーブルムは興奮していた
「その代わりに・・・物騒な奴もかなりいるみたいだな・・・」
ウインレチアはそう言って周りを見る
「確かに・・・どう見ても大会に出場しようって連中でいっぱいね」
アウレアもそれに同意見らしくすごく深いな顔をしていた
そしてこういう場所にはやっぱりな人物たちもいるわけで
「そこのお姉ちゃんたち!俺と一緒に遊ばないかい?」
早速みんなが男連中にナンパされていた
みんなは無視して先に行こうとするが
「いいじゃんちょっとだけさ!ね?」
その男はなかなか諦めてくれずいよいよみんなが殴りかかろうとしたその時だった
「まっ待ちなさい!!」
俺たちの後ろから声が聞こえて振り返ってみると
「そっそこの人たちがこっ困っているではありませんか!いっいいから離れなさい!!」
そこにはカエルラと同じスタイルをしていて濃い紺色の髪をしたなんとも弱気な女性が立っていた
(・・・なんでそんな弱気なのに割って入ったの?!!)
震えている彼女を見て俺は思わずそうツッコんでしまった
「なんだが知らねぇが・・・俺の邪魔するなら・・・容赦しねぇぞ!!」
男がそう言って突っ込んでいくと
「ヒッヒィ!!」
女性は怯えたまま男の腹に突きを放った
「グバァ?!!」
男はそのまま勢い良く吹っ飛んでいった
((((((((((・・・えぇ〜・・・))))))))))
俺たちはその光景を見て先ほどの怯えはなんだったのかと思っていた
「よっよかったぁ〜・・・」
彼女はどうやら腰が抜けたらしく座り込んでしまった
「へぇ〜・・・うちの弟分を良くもやってくれたじゃないか・・・!」
すると先ほどの男より大柄な男が彼女の後ろに現れた
「弟の仇だ受け取れぇぇぇぇぇ!!」
大男は彼女に向かって拳を振るう
しかしその拳が彼女を捉えることはなかった
「全く・・・ここに来てる男はこんなのばっかなのか?・・・」
なぜなら鎧を身に纏った俺がその拳を受け止めていたからだ
「お前はどっかにぶっ飛んでおけ!!」
俺はそのままそいつを投げ飛ばした
「ふぅ〜・・・スッキリした!」
半分以上八つ当たりでやったことなので俺としては心がスッキリしていた
「あっ・・・そういえば忘れてた!そこの人!大丈夫か?!」
そして先ほど助けてくれた人のことを思い出して俺は振り返る
「えっ?ええ!だだだ大丈夫です!ごごごご心配おかけしてももも申し訳ございません!!」
すると先ほどの彼女はなぜか俺に向かって土下座してきた
(いや!なんで土下座してるの?!!)
あまりのことで俺は思わずそう心の中でツッコんでしまった
「えっと・・・こちらこそ助けてくれてありがとう・・・」
我に返った俺は彼女に助けてもらったことにお礼を言う
「そそそそんなおおおお礼なんてももも勿体無いですから!!」
すると彼女は首がもげるんじゃと思うくらいに首を横に振った
(・・・お礼を言って勿体無いって言われたのは初めてだわ・・・)
その後俺たちは彼女に案内してもらう形で街を案内してもらっていた
「へぇ〜!それじゃああんたはここの出身なんだ!!」
アウレアは彼女の出身を聞いて驚いていた
「はい・・・父も母もここで戦っていたらしくそこで最強の子供を育てるべく結婚して私ができたらしいです」
彼女は自分の出生の話していた
「むしろそんな理由で結婚するってあんたの親って相当な戦闘狂ね・・・」
とその話を聞いてアウレアは呆れていたが
(君たちも人のこと言えないと思うよ〜・・・)
俺としてはみんなも同じくらいの戦闘狂だと思っていた
「でも私は・・・もっと女の子として育ちたかったっと思っているんです・・・」
彼女は暗い顔をしながらそう言っていた
(なるほど・・・その親の事だから強くする事以外考えなかったのか・・・)
俺がそう考えていた時だった
「あっ・・・すいません・・・私父との約束があるのでこれで失礼します!」
彼女はそう言ってすぐに去って行ってしまった
「なんかいろんな意味ですごい子だったね・・・」
ルーブルムはそう言って彼女の去っていた方を見ていた
「まぁとりあえず当初の目的を果たしましょうか!!」
アウレアにそう言われて俺たちは大会の会場に向かった
会場に着くとそこには何やら大勢の人で賑わっていた
「てめぇら!今回の大会はチョ〜〜〜豪華な大会になるぜぇ!!」
すると真ん中に何やら司会者のような人物が立っていた
「何と今回の大会は男だけの参加になっており優勝すればなんと!あの拳闘王と戦うことができるぞ!!」
司会者はそう言って盛り上げているのだが
「・・・男だけの参加って・・・もしかして・・・俺だけ参加?」
その話を聞いて俺は絶望しながらみんなの方を見ると頷いていた
(・・・マジかよ・・・)
俺がその答えに絶望していると
「そして拳闘王に勝つことができればその娘さんであらせられるこのお方!!」
「ティタン・チェンタウ様との結婚権が与えられるぞぉぉぉぉぉ!!」
そう言った司会者の後ろにいたのは先ほどの彼女だった
(・・・フラグ回収が早すぎませんかね?・・・)
新しいヒロインは弱気なカンフー少女です!
次回、拳闘大会




