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最強騎士の中身はショタです。  作者: ジュンタイラ
黒騎士編
10/200

ターゲットは・・・俺?!

なんか主人公が子供って事忘れそう

前回、俺たちは王城に招かれそして

何故か騎士団長と決闘をした。


「ハッハッハッ!」

騎士団長が笑う

「まさか俺が負けるとはな!」

そう言って俺に近づく

「俺が勝てないと思っていたのは

 先代だけだと思っていたのだがな」

と言ってくるが

「へっへぇ〜そうなんですか」

正直それどころではなかった。

何故なら

「・・・・・」

お姫様に身ばれしてしまったからだ。



(マジでどうしよう・・・)



俺は悩む・・・どう乗り切るかを



結果・・・



(ムュリでした・・・)

俺たちは今お姫様の部屋にいた。

目の前にはお姫様と騎士団長が座っている。

「まさかあなたが・・・あの時の騎士様だったなんて」

と姫様が口を開く

そして立ち上がり

「あの時は本当にありがとうございました!」

と頭を下げる。

(ちょ〜〜やめてぇ!そんな大層なことしないから)

と内心すごい焦りながら

「頭を上げてください・・・

 俺が好きでやったことですから」

と冷静に言う。

「てか俺たちに何か用事があったんじゃ?」

と聞くと

「ああその通りだ」

と騎士団長から返ってきた。

「実はお前たちが倒した伯爵は

 王国転覆を狙う一派の幹部だったのだ」

と驚愕の事実が告げられる。


(マジかよ・・・)

どうやらまた厄介ごとに巻き込まれたようである。

「そしてお前たちは今その一派に狙われる身となった」

と騎士団長が言う。

「何で俺たちなんだ?」

と聞くと

「おまえたちは幹部の一人を倒したんだ。

 奴らにとっては目の上のタンコブなんだろう」

そう返ってきた。

「気をつけろ・・・そのうち暗殺者なんてのも

 現れかねない」

と騎士団長は真剣な顔で言ってくる

「皆様を王族の内輪揉めに巻き込んでしまい

 本当に申し訳ございません」

とお姫様がまた頭を下げる

「さっきも言ったように自分たちがそうしたいから

 やった事・・・どうか気にしないでください」

と俺は言い

「それに・・・」

席を立ち


「人間にやられるくらいだったら悪魔なんて

 倒せませんよ」

そう言って部屋を出る。

その後門の前まで見送りに来た

お姫様と騎士団長

「それではお姫様・・・これにて」

と言うと

「もうそんな固苦しく言わないでください

 私の事はプレシカとお呼びください」

とお願いされると

「ならば俺もドゥクスでいい」

と騎士団長も言ってくる。

「わかった・・・プレシカ・・・ドゥクス・・・またな」

そう言って俺たちは王城を後にする。




「へぇ〜そんなことが〜」

とマスターが言う

俺たちは王城で起こったことを

マスターに報告していた。

「にしてもさすがアルくんね!

 あのドゥクスを負かすなんて!」

とマスターが褒めてくる

「あれ?マスター知り合いだったの?」

とアウレアが聞くと

「だって私・・・元王国騎士団長だったもの」

と驚愕の答えが返ってきた。



((((えぇぇぇぇぇぇ!!))))




俺たちはマスターが元騎士団長という衝撃の

事実を聞いた後、宿に戻ろうとしていたが・・・

(・・・ここら辺でいいか)

そう思い立ち止まる。

「アルくん?」

とルーブルムたちが疑問に思うが

「そこにいる奴・・・出てこい」

と俺が屋根の上に向かって言うと・・・



「なぜ・・・わかった?」

とそこからフードを被った人が出てきた。

「?!」

急いでルーブルムたちが構える

だが俺は平然と奴の問いに答える

「いやだって・・・やたら鳥が群がってるから」

そう俺が誰かいるとわかったのは

やたら屋根の方に鳥が群がっていたからだ。

しかも俺たちがあるくのと同じスピードで

鳥たちも移動していた。

「餌・・・あげる・・・よくない」

そう言って降りてくる。

「バレた・・・仕方・・・ない」

そう言いながらナイフを両手に構え

「おまえ・・・殺す」

と言ってきた。

「しょうがない・・・か」

そう言いながらというか

その前から鎧を身につけて言う俺

(多分この子は根っからの悪者じゃなさそうだな)

そう思い身構えると


その子はすごい速度で懐に入ってきた

「っ?!」

俺はそれに反応できずに

奴のナイフが当たるが

「?!」

俺に当たったナイフは粉々に砕けた。

それを見たその子は一旦下がり距離をとる

「・・・お前・・・固い・・・」

と俺に対して言ってくる

(別に俺が硬いわけじゃないんだが)

と思いながら俺は

「君じゃあ俺には勝てないよ」

と負けを認めるように言うが

「なら・・・」

そう言って今度は俺ではなく

「へ?」

ルーブルムの後ろに回り込んだ

「・・・人質」

と懐にあったもう一本のナイフを

ルーブルムに当てる。

「人質・・・殺す・・・いや・・・なら・・・

 それ・・・脱げ・・・」

と鎧を脱ぐように言ってくるが

(いやこれ自分では脱ぐことも着ることもできないんだけど)

そうこの鎧は自分の意思で発動と解除ができない

<詳しくは二話を見てね!!>

つまり・・・



(その要求・・・飲めません!!)



と思っていると

「・・・?・・・」

なぜか顔を赤くしながらその子は震えていた。

そして

「っ?!」

倒れた


その子は体を震わせながら

「な・・・に?・・・から・・・だ・・・あつ・・・い」

と体をくねらせる

(何が起こってるんだ?)

そう思いルーブルムを見ると



なんか線香のような物を持っていた

「おい・・・」

とルーブルムに話をかけると

すぐさま手に持っていた物を隠した。

「その隠した物・・・一体なんだ?」

と怒りながら聞くと

「いや〜最近アルくんすごい忙しいかったでしょ〜

 ほら〜ダンジョンを三つも攻略したり〜

 高位の悪魔を倒したり〜って

 だからリラックスできるようにお香でも調合しようかなって思って〜」

と頭をかきながら言い

「でも・・・なぜかリラックス効果のあるお香じゃなくて

 媚薬効果のあるお香ができちゃったんだよね・・・」

と顔をそらす

「どっ・・・どこをどうすればそんなんができんだよ!!」

と怒鳴ると

「ほっほら〜私サキュバスだから!

 エロいの専門だから」

と訳の分からない答えが返ってきた。

「おまえ解毒剤とか持ってんのか?」

と拳骨を食らわしたルーブルムに聞くと

「グスッ・・・いえありません

 作るにしても宿屋に戻らないと作れません」

と頭にたんこぶができ涙目になりながら返ってきた。

「ハァ〜しょうがない宿屋まで運ぶか・・・」

そう言いながらその子を持とうした

その拍子にフードが外れ顔が見える。

短い青い髪に人形のような顔をしていた。

(どうしてこんな可愛い娘が暗殺なんてやってんだ・・・)

と思ってその子を持つと

「あぁ・・・そこ・・・ダメ・・・」

と艶っぽい声で言われる。

(ダメだぁぁぁぁぁ!!俺の理性よ宿屋まで持ってくれぇぇぇぇぇ!!)

そう心の中で叫びながら俺たちは宿に戻る。




とりあえず宿屋に戻った俺たちは

急いでルーブルムに解毒剤を作らせ

女の子をベットに寝かせた。

「・・・?・・・ここ・・・は?」

ようやくその女の子が目を覚ます

「気分は大丈夫か?」

そう聞くと何も言わずに頷く

(どうやら解毒剤が聞いたみたいだな)

俺は一安心してホッと胸をおろす



女の子が起き上がり

「あれ・・・何?」

と”反省中”のプレートを首から下げ

泣きながら正座中のルーブルムを指差す

「気にするな・・・あれは悪い娘への罰だ」

と俺は答える。

「それよりお前・・・名前は?」

とりあえず俺は話をそらす

「ヴィリディ・・・ヴィリディ・シカリウス」

と返ってきた。

「そうか・・・ならヴィリディ何故、俺を狙った?」

と俺を暗殺しようとした理由を聞くと

「父様・・・頼まれた」

とどうやらヴィリディに暗殺を依頼したのは

父親だったらしい

(父親が娘に暗殺を頼むのかよ!)

と思って

「父親はどんな人だ?」

と聞くと

「父様・・・私・・・拾った・・・

 だから・・・父様・・・命令・・・絶対」

と答える

(なるほど拾われたからその人のために暗殺を・・・)

と思う反面

(だけど・・・こんな可愛い娘に暗殺させるなんて!)

俺は怒っていた。



「でも・・・」

とヴィリディが顔を俯かせる

「私・・・失敗・・・顔・・・合わせる・・・無理」

と泣いていた。

俺はヴィリディの頭に手を置き

「だったら俺たちと一緒にいないか?」

と聞くとヴィリディが泣きながら頷く

「ちょ?!アルくんいいの!!」

とルーブルムたちが驚くが

「別に〜いいんじゃない

 俺別に無傷だし」

と俺が言うと

「まぁ・・・あんたが言うないいけど」

とアウレアが言い

「そうだな・・・お前がそう言うなら私たちに

 止める権利はない」

とウインレチアが同調する。

すると

「わかったよ〜・・・その代わり!

 また悪さしようとしたらお香の刑だからね!!」

とさっきのお香を手にルーブルムが言うが

「いや捨てろよ!!」

と俺はツッコむ

そんな話の最中もずっとヴィリディの頭を撫でていると

「手・・・あった・・・かい」

とどうやら泣き止んだらしいが



(・・・手を伸ばすのきっつ!!)

ヴィリディの方がまだ俺より大きいので

実質俺は頭を撫でるのにギリギリまで手を伸ばしている。

(とりあえず・・・プレシカたちに報告しないとな)

とこの事をプレシカたちに説明するか考えていた。



明日、王国全土を巻き込む大事件になるとも知らずに・・・




一方、王城のとある部屋では・・・



「どうやらお前の娘は失敗したようだな」

と男が部屋に入り言うと

「ふっ・・・あれが失敗するのなんて想定内だ」

と眼鏡の男が返す。

「それより・・・ようやく例の計画を始められそうだ」

と眼鏡の男が言う

「ほぅ・・・ならばこちらも準備するか」

と答える。

「ようやくだ・・・明日・・・我々はすべてを手にする」

と眼鏡の男が言い

「ハッハッハッ!」

笑う


(ふっ・・・せいぜい頑張るがいいさ俺も楽しませてもらおう)

そう思いながらもう一人の男は去っていく




(なぁ・・・・・()()()()様よ・・・)

その男の手には黒い大剣が握られていた。

ヴィリディは作品唯一の貧乳ヒロインで通します!!


次回、黒の騎士現る?!

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