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30 足りないもの、いろいろ

一行はホテルをチェックアウトし、温泉宿を探すことにする。


流石にミルグラードに滞在する間、ずっとゴブスの厚意に甘えるわけにはいかない。


「やっぱり獣人が多いわねぇ」


ティシエの言葉通り、町中には犬耳、猫耳、狐耳、様々な獣人を目にできる。


「この町を建設したさい、多くの獣人が力になったと聞きます」

「ここ、すぐそこは山だもんね。建設工事大変だっただろうなぁ」

「獣人は身体能力が高く、労働者としても戦士としても優秀ですからね」


ゆえに多数派の人間から恐れられ疎まれているとも言える。


「あら、あちらの方は?」


クーデリアの目線の先には数人の人間の旅人がいた。獣耳をピコピコ揺らしながら歩いている。


「獣耳カチューシャね。あの露店で売ってるみたい。私たちも買ってみましょうよ」


「えぇ、だ、ダメだよ。子どもじゃないんだからさ」

「そ、そうですね……。恥ずかしいですし」


ティシエの提案に二人は難色を示す。しかし人心掌握に長けたティシエ、すかさず必殺の一撃を見舞う。


「リズベル、メルのカチューシャ選んでいいわよ」

「いいですとも!行きましょう!」


基本的人権を無視したティシエの発言にメルは衝撃を受ける。そんなメルをティシエとリズベルを引きずり露店前まで連れていく。


「わぁ、かわいいわー、メル似合ってる、似合ってる」

「はぅ……」

「うぅ……」


結局、メルは猫耳カチューシャを装着するハメになった。ティシエは狐耳、リズベルは犬耳、クーデリアは自前の狼っぽい耳をピコピコさせている。


メイドだけでなくついに猫耳デビューをしてしまったメルはうなだれる。


「マリルさまならきっと全種類買うようおっしゃるでしょう。買ってきます」

「ダ、ダメー!」


それだけはなんとか止める。


「じーっ」

「うぅ……」


メルはリズベルのまとわりつくような視線を浴びながらとぼとぼと歩く。さらにそこに追い打ちをかけるように日の光がさんさんと降り注ぎ、肌を焼き、体温を上昇させる。


「暑いですね。盆地だから熱が溜まりやすいんですね」


この世界の住人は露出度が高い傾向にある。折しも季節は初夏、ティシエなどは夏用のマントを脱ぎ始めた。袖なしブラウスを着ているが、布の面積が少なくて脇どころか横乳が少し見えている。


メルは目のやり場に困り、クーデリアのほうを見る。


クーデリアはゴーレムなので汗はかかない。メイド服をきっちり着込んでいる。リズベルも鎧を着込み、見ているだけで暑苦しい。別の意味で目のやり場に困る。


前を向くことにする。漆喰の土壁の家々が肩を寄せ合い、軒を連ねている。


「この町、外から見えた広さはそんなでもないのに建物の数は王都と同じくらいあるんじゃないかしら」


そうこう言ってるうちに目的の通りに着く。


「これがホウライ通りかぁ」


その通りはメルの郷愁を呼び起こす和風な街並みを見せる。


店の玄関にはのれんが、窓には簾がかかり、屋根の鬼瓦は通りを行きかう人々ににらみを利かせている。

着流しを着た家の住人は柄杓で通りに打ち水をしている。下駄をカランコロンと鳴らしながら歩く者もいる。


数百年前、はるか東方の国、ホウライからやってきた旅の一団がこの町に温泉などの文化を伝えた。その子孫は途絶えたが彼らが伝えた文化はこの町の文化とまじりあい今も残っている。


メルは懐かしい風景を見て前世のことを思い、少し涙をちょちょぎらせる。


温泉宿はこのホウライ通りの最上部、丘を登ったところにある。一行は階段と坂を上って上ってまた上る。


「はぁ~、やっと着いたぁ」

「おうおうおうおう。いいじゃないの、いいじゃないの」


蓮の葉が浮かぶ池の向こうに温泉宿『宝花亭』は建っていた。


レンガで出来た町の他の建物とは違い、木造建築で西洋建築にはないワビサビというか風情がある。感極まり、つい口調がオラついてしまうメルだった。


池にかかる屋根のついた橋を渡ると、吊り灯籠が下げられた引き戸の玄関があり、そこをくぐる。


中は窓から差し込む光、廊下の幅、天井の高さ、すべてがこれ以上ない計算で配置されているが、それを作為的に感じさせない品の良さがあった。


仲居さんに案内され部屋に通される。


ふすまを開けると障子と畳に掛け軸と、いかにもな和室が一行を迎える。メルは懐かしさに、他の者は新鮮さに目を輝かせる。


「あ、靴を脱がないといけないんだ」


丸く切り抜かれた窓からは緑が芽吹く庭を堪能できる。一行は荷物を下ろす。


「もう汗かいちゃったし、温泉に入っちゃいましょうか。その後、汗かいても夜にまた入ればいいし」

「そうですね」

「うっ……」


温泉といえばみんなで入るのが普通だ。普通の女の子じゃないメルにとって女の子とお風呂に入るなど言語道断だった。


「そ、そうだね。よし、じゃあ三人で温泉に行っておいで」

「メル?なんで?みんなで行けばいいじゃない」


「ほら、ボクは色々あるでしょ」

「なに?色々って」


「いやボクたち土魔術師は熱いお風呂に入る時は特別な儀式が必要なんだ」

「なに、その珍説。初めて聞いたわよ」


メルがしどろもどろになっているとクーデリアが口を開く。


「私は水には浸かれないので、みなさんでどうぞごゆっくりしてらしてください」


「え?クーデリア?そうだったの?」


メルはクーデリアの発言に衝撃を受ける。錬成は完全に成功していたと思っていた。


「クーデリア、なんで黙っていたの?」

「聞かれなかったので、いえ……本音を申しますとご主人さまに心配されたくなかったのです。私は部屋でお留守番をしていますのでお気になさらず」


クーデリアは申しわけなさそうにもらす。


「そんなダメよ。せっかく来たのに」

「メルさん、なんとかならないんですか?」


「クーデリア、悪いけど上だけ脱いで背中見せてくれる?」

「そんな、こんな昼間から……」

「ちょっと。真面目な話なんだから」


クーデリアはメルに背中を向けメイド服のブラウスのボタンを一つ一つ外していく。諸肌脱ぎになったその背をメルは観察する。


その白い背中の脇に見える横斜め後ろ乳が年頃の男子にとって悩ましいラインを描き出す。


それはさておき、メルはピトっと背中に手を当て『魔力探査波』(エコー)を放つ。これで体内の魔力属性循環を調べることが出来る。


「土はベスト。火が少し、風が大分強いな。そして水が足りていない……。ごめんね、今まで気づいてあげられなくて」


流石にうら若く美人なボディのクーデリアの体を頻繁に調べるわけにはいかず、錬成して以来放置気味だったのだ。


「火と風を魔石で吸い取って、水をもう少し足せばお湯にもつかれるはずだ。そのためには魔石か宝石の類いが必要なんだけど、売ってるかな」


「じゃあ魔術工房に買いに行きましょう」


一行は魔術工房に行ってみたものの当然、宝石はお高い。アクアマリン、ルビー、エメラルド。三つの宝石を買うとこの後の旅費が底をつき、お土産も買えなくなってしまう。


「もうっ、ここが王都だったら店員の顔を金貨袋ではたいてやるのにぃ」


やたらと下品なことを言う貴族令嬢ティシエさんだった。


「そうだ、魔術師協会に行きましょう。あそこでも魔石を扱っているわ」



一行は六芒星の看板が目印の建物、魔術師協会に入る。


魔術師協会は国家の権力にとらわれない魔術師たちの職業ギルドで、魔術の発展と魔術師育成と保護のために活動している。


収入源はクエストの斡旋料や術師の紹介料など。その他に魔術に関する素材の買い取りと販売など。土地によっては領主の援助を受けているところもある。


解呪師や付与術師など専門性が高いが、需要が限られている術師はここで紹介してもらえる。


メルやティシエも魔術学院に入学のさいにこの協会に加入させられている。加入していない者ははぐれ魔術師と呼ばれ軽んじられることも多い。


「って同じ町で相場が変わるわけないよね」


魔術工房とほぼ同じ値段だった。一行が落胆していると受付嬢が声をかける。


「お嬢さんたち、宝石が御入り用?魔術の触媒用かしら?魔術師ならメイジメダル持ってるわよね?お金の代わりにポイントでも買えるけど」


受付嬢の言葉にメルとティシエはポケットからメダルを取り出す。


ポイントは魔術師協会が発行するクエストをクリアすることで貯まっていき、そのポイントで魔術師協会で販売されているアイテムを購入するさい通貨の代わりとして使用できる。


また累積ポイントが一定に達すると魔術師としての位階を上げる試験を受けられる。


「メダルのポイント読み取らせてもらえる?」

 

メイジメダルには持ち主の魔術名と魔術師としての位階を示す図柄が刻印されている。二人とも最下位のメイジなので図柄は『無』。


その下には暗号のよう点字が打たれている。数秘術によって作られた暗号で、メダルの所有者の情報や現在の所持ポイントが記されている。


「これを専用の魔道具で読み取るとその所有者の情報が分かるのよ」

「そういえば講習で習った気も」


受付嬢は虫眼鏡のような魔道具をメダルにかざす。ガラスの部分から照射された光がメダルの暗号部分を照らす。


「二人とも0ポイントね。……そりゃ貴女たちみたいな年齢の子は魔術師協会のクエスト受けたことないものね」


「クエストをこなすとポイントが貯まるんですよね。ならクエスト受けさせてください。一番難しいやつを」


「今、募集しているクエストで一番ポイントが高いのはハンターギルドとの合同クエスト『ウェルトリィ遺跡の攻略』ね」


「ではそのクエストをやらせてください」


「残念だけどあなたたちの位階じゃ無理なのよ」


受付嬢は困り顔で言う。


「位階?」


魔術師としての位階は魔術師協会が定めている。下から順に



無識魔術師 無知の知を自覚するための呼び名。


炎識魔術師 知恵の象徴である炎を識るメイジ。


三識魔術師 固体、液体、気体の物質のありようの三相を識るメイジ。


竜識魔術師(ドラゴンメイジ) 知恵ある竜と会話が成り立つほどの知識を持つメイジ。


全識魔術師(アークメイジ) 万象に通じたメイジ。全識魔術師を輩出した家柄は永代に渡り、魔術の名家として尊敬を受ける。


天識魔術師(スフィアメイジ) これは位階というより歴代の七賢者への尊称に近い。天球の『外』の存在を知覚できると言われているが詳細は不明。


となっている。



二人とも魔術学院に入学したてなので最下位の無識魔術師だ。卒業試験をパスすれば炎識術師となれる。もちろんそれまでに昇格していなければだが。


「いえ、ボク結構強いのでいけますやれます大丈夫です」


メルはふんすと胸を張る。


「そ、そう言われてもねぇ。なでなで」

「あ、今なでましたね。ひとなで毎に位階が一個上がりまーす」

「くっ、可愛さに思わずなでてしまったわ。なんて策士な子なの」


「ちょっとメル。遊んでないで他の方法考えないと」

「うーん、そうだね」


位階を上げる試験も三ヶ月に一回しか行われないので滞在期間中には受けられない。メルが頭を抱えているとそこに扉を開けて入ってきた人物がいた。


昨日メルが助けたゴブリンのゴブスだった。


「あっ、ゴブスさん。昨夜はどうもありがとうございました。こんな所で会うなんて」

「いえいえ、こちらこそ。ところでメルお嬢さんたちは魔術師協会に何か御用ですかな?」


「はい、ちょっと。魔石が必要になりまして……」


クーデリアがゴーレムであることは秘密なので明かすわけにはいかない。


「あれ?ゴブスさんは魔術師協会の関係者なんですか?」

「あ、支部長。お疲れ様です」


受付嬢の言葉にメルは耳を疑う。


「支部長……!?ゴブスさん、魔術師としても偉い人だったんですか?すいません、ボクてっきり成金ゴブリンとばかり……」

「いえいえ、私など大したことはありませんよ」


メルの失礼な発言にもゴブスは笑って答える。


「それよりも魔石ですか……ふむ」


ゴブスはメル、ティシエ、リズベルと順に目を向け、クーデリアまで行くと視線を止める。


「……なるほど。古の秘術……。そして属性が……」


メルはゴブスが一目でクーデリアがゴーレムであること、そして体内の属性循環の偏りを見抜いたことに気づき、驚がくする。


この老ゴブリンに魔力はそこまで感じないが、見識の深さで言えばメルの師匠である賢者アスクレピオスにも匹敵するかもしれない、メルは舌を巻く。


「それで魔石を買おうにも旅費では足りず、ポイントを稼ごうにも、高位のクエストを受注するには位階が足りないと」

「は、はい。そうなんです」


一から百まで見抜かれメルは愕然とする。そんなメルをよそにゴブスは受付嬢に言う。


「メルお嬢さんたちにそのクエストを受けさせてあげてください」

「えぇ!?支部長、危険ですよ。こんな小さな子たちにAランククエストをやらせるなんて」


受付嬢は泡を食ってかかる。


「メルお嬢さんたちの実力は私が保証しますよ。ウィンドブラストをあそこまで極小範囲に絞り、あの威力を出力できる者はまずいませんからね。しかも本職ではないときた」


「支部長っ。ですが規則を」

「規則も大事ですが、規則で測れない者のための配慮も時には必要なのですよ」

「もちろん今回だけですから。ねっ?」

「うぅ、支部長がそこまで言うなら」


ゴブスはどこまでも腰が低い。受付嬢もしぶしぶ折れた。


「ではメル・レンシア殿、『ウェルトリィ遺跡攻略』の申請を許可します」

「はーい」


ゴブスはそれを聞くとうなずき、二階へと上がっていった。受付嬢が続けて言う。


「そうだ、パーティ名決めてもらえる?他のパーティも参加する大規模なクエストだからパーティ名がないとあなたたちも不便だし、こっちも把握が大変だから」


クエスト受注者はクエストを受ける際の責任の所在やパーティごとの連携のためパーティ名を名乗ることが義務づけられている。


「パーティ名かぁ、みんな何かいい案ない?」



ティシエ『くまちゃんベアーズ』 メルの好きなくまのぬいぐるみから思いついたわ。


却下ああああああああああ!!!



クーデリア『メルメデル教』 教祖はもちろん姉君マリルさまでございます。


却下ああああああああああ!!!



リズベル『灰色の騎士団』(グレイオーダー)どこにも所属しないという点で灰色で。


ん、悪くないかも。


「そういうメルはどんな案があるのよ」


メル『叛逆す熾天の翼』(セラフィックフェザー) ど、どうかな。



「「「ぷっ……くくっ……」」」


「なっ……。そんなに笑わなくても……」


恥辱耐性が大分ついてきたメルだったが、普段とはまた違うタイプの恥辱にぷるぷると震える。


「じゃあ『灰色の騎士団』でいいかな」

「可愛さが足りないけど、まぁいいんじゃないかしら」


自分の案を採用されたリズベルはぱああっと笑顔の花を咲かせる。


「でもリズベル一人しか騎士いないのに騎士団っていうのもどうかしらね」


「ちょっとティシエっ。ボクも騎士だよ。これでも聖騎士なんだからね」

「あら、そうだったわね。ふふっ、忘れてたわ」


男の子にとって聖騎士がどれだけ重い称号か分かっていない、とメルは憤慨する。


「聖騎士……?」


一行のやり取りを側で聞いていた男がボソリとつぶやく。


その男は白髪の無造作ヘアに鋭い眼光。口元には黒のスカーフ、黒のレザースーツにベルトがいくつもあしらわれたデザインが特徴的だ。右腕にはアームドボウガンが装着されている。


いかにもローグといった容姿のこの青年はメルたち一行にゆらりと近づく。メルがそれに気がつくや否や黒い影がゆらぐ。


ガキィン!!


金属と金属がぶつかり合う音が響く。


メルの目の前に青年の短剣の刃先が突き付けられていた。それを辛うじて止めているのは

鞘から半分ほど顔を出しているリズベルの宝剣だった。


「なんのつもりですか」

「……すまない、ジャマしたな」


柳眉を逆立て問い詰めるリズベルに青年は特に悪びれた風でもなく、ボソリと告げると短剣をベルトの鞘に納める。


「お、おい。なにやってんだよジャック!こんなお嬢ちゃんたち相手によぉ!」


青年の連れだろうか、一人の小柄な半獣人の種族であるコビット族のオスが慌てふためいて青年を責め立てる。


「聖騎士と聞こえたから、つい……。しかしお供に任せて自身は微動だにしないとは底が知れない……」


ジャックと呼ばれた青年は戦士のサガで、聖騎士を自称したメルの実力を測りたかったようだ。もちろんメルはまったく反応できなかったが、リズベルのおかげで体裁が保てた。


「つい、じゃねえよぉ。ごめんなお嬢ちゃんたち。コイツは悪いヤツじゃねぇんだけど常識と愛想がなくてな」


「オイラはナッツ。こっちはジャック。ほらジャック、お前もちゃんと謝りなっ」


ナッツと名乗ったコビット族はメルの身長の半分くらい。ポケットがたくさんついたベストを着て、背には身の丈に合わないハンマーを背負っている。

全身がもふもふの毛でおおわれていて犬顔のちょこんと突き出た鼻がメルたちの心を揺さぶる。


少女たちは一斉にナッツに群がりその毛の手触りを楽しむ。


「こ、コラ。やめねぇか。ジャック助け……。おい首を振るな。薄情ものぉ!」


「あ、あなたたちも確か『ウェルトリィ遺跡の調査』を受注した『ジャックポット』さんたちですよね。このお嬢さんたちも同じクエストを受注した仲間なんだからケンカしちゃダメですよ」


受付嬢の言葉にナッツが反応する。


「ほぅ、嬢ちゃんたちもクエストを?じゃあ現地で会おうぜ。遅刻するなよ」


クールに去ろうとしたナッツだったが、再びティシエにつかまりメルやリズベルの餌食となる。


メルはなにかを可愛がる心地よさに気づいた。


「みなさま、現地に午後一時に集合とのことですのでそろそろ参りましょう」


クーデリアの声で一行は我に返り、装備を確認し、目的の遺跡へと向かう。


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