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20 いくらその人に憧れても、その隣には並び立てそうもない

20 いくらその人に憧れても、その隣には並び立てそうもない


 僕の名前はアゼルと言います。先輩のような普通の人々のようにファミリーネームはありません。僕はずっと生まれた時からこの研究所で暮らしています。

「くうぅ。はあぁ。」

 ちょこまかと研究対象が移動したり、行動したりするので、僕はかなり徹夜気味でした。普通の人よりも丈夫にできているので、二日や三日寝なくても何とかなるのですが、それでも疲れは出ます。

「マンティコアのバイタルはきちんと出てるな。装置の適正と使用時のマンティコアのバイタルがこれ、と。」

 僕は研究対象についての報告資料を先輩に出さなければならないのでした。だから、今さらデータが取れていないということになると、先輩から大目玉を食らうし、また長期間仕事をしなければなりません。今回は幸いにもきちんと資料は揃っているようでした。

「先輩、どこに行ってしまったのだろう。」

 先輩は僕に一時間ほど出てくるとおっしゃいました。その三十分後に僕は運悪く仕事を終えてしまったのです。僕は疲れていて、早く眠りたい気分でした。少しくらい離れて先輩を探しに行っても構わないと判断し、僕はカリテ・オリジンをマンティコアデータ自動収集設定にして、薄暗く黴の生えそうな研究室から久々に出ました。

 すると、驚くことに、外は朝だったのです。久々に太陽を見て、僕は選ぶ仕事を間違えたのかなぁ、と目を細くして思いました。体に寒気が起こってきたので、これはいよいよ眠らないといけないな、と先輩を探し始めます。

 この研究所のひとはみんな基本的に白衣を着ています。僕も着ていますが、色が少し違います。白衣というより緑衣かもしれません。僕と同じ色の服装の人もちらほらいます。

 この研究所は広く、迷いやすいです。そして、下手に他の研究を覗こうものなら、殺されたりします。だから、僕はあまり遠くには行きたくなかったのです。

 すると、意外とすぐに僕は先輩を見つけました。白衣ばかりなので見つけにくいと諦めかけていましたが、目立つ人が先輩のすぐそばにいたのです。それは黒いスーツを身に纏った人でした。

 僕は先輩に声をかけようかと思いましたが、止めて、話を盗み聞きすることにしました。僕にはどこか男の人に見覚えがあるような気がしたのです。

「次も海か?」

「山だ。」

「了解。」

 頷いたのは先輩の方でした。

 男の人はおもむろにポケットに手を入れたのですが、

「待て。」

 と先輩は不可解なことを言いました。

「彼は私の部下だ。」

 どうも僕が立ち聞きしていたことに先輩は気が付いていたようでした。先輩は僕のそばに来てこう言います。

「どうかしたのか?」

「いえ。レポートが一段落したので、休憩を貰いたくて。」

 僕は持っていたレポートを先輩に渡しました。先輩はさらりとレポートに目を通した後、男の人にそのレポートを渡しました。

「ふむふむ。なるほどね。局長に渡しておくよ。」

 そう言って男の人が去っていった時、僕はその人のことを思い出しました。

「ミヨシ・タクマ?」

 その人はうちの研究所に資金提供している議員なのでした。とんでもなく大物なのに、どこかふらふらとした印象があって、あまり偉そうに見えないなぁと思ったことを思い出しました。まだ、年齢が若いからそう思うのかもしれません。

「そうだ。私の兄だ。」

「そうなんですか!?」

 僕は驚いて先輩に尋ねてしまった。でも、先輩とファミリーネームが違うような……

「アゼル。お前は早く寝ろ。顔色が悪いぞ。」

「そうですね。そうさせていただきます。」

 一時間寝れば僕は三日間ぶっ通しでも大丈夫なのである。

 僕は先輩に断って、自分の部屋に向かった。






 やっと終わった、という感想しか湧きおこらない。つい最近まで書き進めるつもりはどこにもなかったのであるが、今書いている小説がマンネリ化し始めたので、暇つぶしに書き進めた。異世界ものは大の苦手であるので、とても苦しかった。

 最近、海賊版サイトが弾圧されそうであるという噂である。私はマンガは買って読む派なので、そちらについては問題がない。だが、アニメサイトの封鎖というのはそれはアニメ業界にとって益にならないような気がした。私はそういうサイトを愛用しているが、常にネットに繋がっているわけではないので、再々見るということも少ない。だが、深夜にアニメを見ることの方が皆無なのである。

 有料配信があるじゃないか、とおっしゃる方々もいるだろう。だが、残念ながら、私はお金を払ってまで見ようとは思わない。時折レンタルDVDを借りるが、レンタルは品ぞろえが悪い。ネット配信やらポストを使えばいいとおっしゃる方もいるのだろうが、私は機械音痴なのである。このサイトに投稿しているのも、機械音痴でもまだ投稿しやすいという点にあった。そして、anitubeも実は整理がされていて、物凄く見やすいのである。ある意味、ネット配信をするならそれほどの見やすさをそろえるべきではないかと私は思った。また、アニメにとって一番大切なのは話題性であり、海賊版サイトはそれを担ってきたように思える。つまりは、封鎖された直後、アニメ業界は打撃を受けるだろう。だが、だからといって、封鎖に反対しているわけではない。文筆家というのはその無駄な空想力で未来を垣間見る。

 確かに、封鎖後、アニメ業界には氷河期が訪れる。だが、海賊版サイトが駆逐された後しばらくすると、それは元に戻るのではないかと思う。レンタルやネット配信で見る人間も増えるだろう。わざわざ何巻までを無料にしなくともお金を払ってみてくれるようになってくれるかもしれない。

 つまりは人生何とでもなるのである。というか、あまり私は自分に関係があると思っていないので、天の上から一連の騒動を見下ろすばかりである。

 ただ、随時モンスター図鑑を更新していくのですが、いつになるのやら。

 あと、大分の間、マンティコアは休むやもしれません。少し、『ゾンビはレベルが上がった』の二作目の準備の必要がでてきました。マンティコアを書き進めるのに必要な作業です。

 なんだかんだで読んでくださっている人はいるようなので、暇人だなと思いつつ感謝しています。

 この後、マンティコアたちはどうなっていくのか。

 全く考えてません。

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