表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ただ純粋な、  作者: 横山裕奈
チェス編 第四章
68/262

66 作戦会議はお茶会のついでに

「美味しい、これ」

 ふわりと香る、軽やかで甘い香り。

「アッサムのファーストフラッシュ? いいやつ使ったでしょ、リィ」

「お前ホント、紅茶好きだよな。イア。スコーンはラーフとリサが焼いたぞ」

 新婚夫婦か。と心の中でツッコミを入れつつ、クロテッドクリームを塗って食べる。あ、美味しい。アッサムに合うねー♪


「で、どうする?」

 リィがカップを持ち上げつつそう言う。

「まぁ向こうに行くのは手助けしてくれるから。まだ、行き来は可能だしね」

 将来的には不可能になるんだろうけど。

「問題はそうね、まず言語よね。今から勉強っていっても、現地人のフリはできないわ」


 言語の壁って高いんだなー。覚えれるっちゃ覚えれるけど、現地の発音ができる人に教えてもらわないと。

「ああ、それならさ」

 ラーフが口を開いて、全員の視線が集まる。……訂正。ナタリーはスコーン頬張ってた。

「こらナタリー、頬張るな。行儀悪いだろ」

「ふぉいしいよ、ぱーふぃー」

 美味しいよ、パーシー。ですか。はぁ。よかった……ね……。


「……言語学校とか行ってないの? エヴァンジェリンは」

 スルーしたよこの人。まぁ正しい判断だと思う。

「どうだっけ……」

 『図書館』に向かう。すぐ目の前には赤い絨毯と木の本棚が広がる。エヴァンジェリン……と。あ、これか。

「行ってる」

 それだけ喋って、目を開く。


「行ってるね、言語学校。卒業まであと3年」

「よし。……そこに通うか」

「その学校、留学もできるって。6人で行こうか。集団留学です、ってね」

 ばらけた方が危険だし。それに、仲よくなれるチャンスを増やすためにも仲間は多い方がいい。


 やや雑に終わった作戦会議は、そのままお茶会に移行した。あー紅茶落ち着く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ