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ただ純粋な、  作者: 横山裕奈
チェス編 第三章
30/262

29 本当に、クズ?

 今30万ポッドの勝ち。チェンバレンはニヤニヤと笑っている。そろそろ、行く? ジェフリィに視線を向けると、軽くうなずかれた。

「ミスター・チェンバレン。ミモザはいかかです?」

「ああ、ありがとう。ちょうど喉が渇いてきたんだ。……君、初めて見るね」

「はい。3日前からこちらで働かせていただいております」

「名前は?」

「ジョシュア・ファガトです」

 しつこいな。早く飲んでよ。


「君、いるかい? これ」

 いや毒入ってるんでいらないです。

「お心遣いいただきありがとうございます。ですが、僕はまだ17歳で」

「そうか。残念だ。では、私がいただこう」

 とっとと飲めってば♪


「……ふむ。どうやら、大丈夫なようだ」

「なにがでしょう?」

「いや、すまない。一瞬、君が私を殺そうとしていると思ったんだ。だが異変はない……思い違いだったようだ、すまない」

 といいつつ、相場より高くチップをくれた。わーいラッキー。

 ……じゃない。この人、ホントにクズ? この僕イアの演技を見破るなんて。


「あ、すまない。指先が切れてしまった」

「いえ、問題ありません。よくあることです」

 紙幣を渡すときに、指先を掠めたらしい。毒を塗ってるような痕跡はないし、大丈夫だろう。


 ただ、少し違和感。次にミモザを持っていったジェフリィの指先もまた、紙幣が掠めて切れた。よくあること、だけど……。なんか、おかしいよね?

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