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27 3日目にしてツキが!
「お客様、お飲み物はいかがですか?」
身なりのいい青年に声をかける。見たところ、ルーレットで勝ちまくっているようだ。
「じゃあもらうよ。……ルシアンかい?」
「はい」
ルシアンって、カクテルだよね? うー、カクテル関係の知識はほとんどないんだけどなー。勉強しとかなきゃ。
「ジェフ」
歩いていたジェフを呼び止める。近くにお客はあまりいない。
「ルシアンって、カクテルだよね? 僕、あまり詳しくないんだけど」
「ああ、そうだ。口当たりがよくて何杯でも飲める。代わりに、アルコール度数は30度を超えていて……まぁ、飲むなよ。厄介だから」
「なんでそんなに詳しいのさ!」
「前に読んだ本に、バーがよく出たから勉強した。……飲んでねぇよ」
……嘘は吐いてないみたいだ。
「僕もカクテルのこと勉強しようかなー」
「……それがいい。将来、失敗しないから」
なんか意味深だな。なにについて?
「ジョシュ、ジェフ」
「あ、ビレド先輩。なんですか?」
ヤバイ怒られる、と思いつつ笑顔で応える。
「なんですか、じゃない。こんなとこで喋ってる場合じゃねーぞ。上客だ」
「……それ、誰ですか?」
ジェフが、なにかを予感したように尋ねる。……うん、その可能性が高い。やっとか。3日も待ったよ。
「ギアルギン・セリゾ・チェンバレンだよ!」




