表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夜のさんぽ

作者: 田中らら

パジャマに着替えてベッドに入る。


毎朝バタバタするので、


夜のこの時間が癒しの時間。


お気に入りの雑誌、


お気に入りのアロマ、


お気に入りの小説、


お気に入りの照明、


お気に入りのぬいぐるみ、


ベッドのまわりをお気に入りで埋めつくして、


今日1日の疲れを取る。



ベッドに入ると自分の匂いがして、


仰向けに横になり、目をつぶると、


疲れて重たい体がベッドに沈んで行く。


どんどん、どんどん、どんどん、沈んで行くと、


いつの間にか自分の内側にたどり着く。


そこは自分の中の深い場所で木々が生い茂り、


月明かりが映っている青い湖がある。


そこは昔から私だけの癒しの空間。


今夜もそこでさんぽをするの。


裸足の私は水に濡れないように水際を歩くの、


誰にも邪魔されない自由な時。


縛られることが人一倍苦手な私にぴったりな場所、


すべてが自由で次元の高い場所。


でも私はまた元の世界に戻って来る。


私が生きているのは、肉体のある地球だから。



いつ眠りに落ちたのかわからない、


そしてお気に入りの雑誌は1ページも開かないまま、


また朝が来た。


今夜もさんぽに行こうかな?



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] なにか、毒にも薬にもならないような言葉の連なりという感じ。詩としての体裁は整っているけど、それだけな感じ。昼と夜。現実と夢は別々に存在しているのではなくて、深いところで呼応しているという気も…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ