表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ども。異世界で店オープンしました!  作者: アウズ
第2章:日常からの一変
7/34

7.世界の理

扉を迷い無く開け放つ。

するとそこには、思わず目を疑う様な光景が広がっていた。


地下の筈なのに空が高く、雲もある。地面はレンガで綺麗に整備され、その上を沢山の人々が往来している。

建物も殆どが2階建てで、たまに5階建て等の高い物もある。高い建物は多分、宿屋か何かだろう。

今まで松明だった灯りがランプに変わり、辺りを強く煌々と照らしている。今が夕暮れ時なの事も相俟(あいま)って、とても綺麗だ。


「・・・・・・・。」


レノアは絶句した。

地下にこんな光景が広がっているだなんて、誰が想像出来ただろうか。

そして、レノアがここまで愕然とする理由はこれだけでは無かった。

地下にこの光景があるというだけでも不自然だが、その光景の中で何より目を惹くのは、歩いてる人々だった。


『人々』と言ったが、その言葉は適切では無いかも知れない。今レノアの前には、ラノベやゲームの様に、多くの亜人種で溢れて居たのだから。


勿論、人も居るが、パッと見ても5割程度しか()らず、残り5割は、エルフやドワーフ、猫人族(キャットピープル)狼人(ウェアウルフ)等の所謂(いわゆる)、亜人種だった。


「・・・・・ほんとに、ここは・・・どこ?」


もしここに鏡があれば、そこには今まで見た事がない程の変な顔が映るに違いない。


(そんな顔をしても仕方ないよね?だって僕は今、この世界の理りを根本的に覆す様な光景を目にしているんだから。・・・・で、どうしようか・・・)


もう時期日が暮れ、夜が来る。

こんな時は泊まれる宿を探すのがセオリーだ。


外見はここの人達と同じなので怪しまれる事は無いだろう。しかし、言葉やお金が問題だ。

それに加え、それらを考える時間もレノアには無かった。


ここで考えて居ても仕方ないので、レノアは流れに身を任せる事にした。


(正直に言うと、ほぼ丸一日歩いて疲れたから、考えるのが面倒だっただけなんだけど・・・)


街に行くために、この世界の入り口たるこの洞窟から出て、目測約15メートルの高さから階段を下りる。


(はぁ、また階段かぁ)


今日1日でどれだけ階段を下りたのか数えれば、凄い数になっている事だろう。


(はぁ。ほんと疲れた・・・)


とはいえ、これがレノアの人生初の冒険となる事は、この時から何となく察していた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ