表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
CODE: FANTASISTA(コード:ファンタジスタ)  作者: ZONO


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/19

第4話:音速の境界線(2/4)――「不可視の断頭台」

1. 振動する死神

風間ハルトの放つ『音速の境界ソニック・バリア』は、レイジの右腕が「触れる」前にその対象を分子レベルで粉砕する。

「物理的に接触して『消去』するのが君の力なら、触れさせなければいい。空気の振動に質量はない。君の拳が届く前に、その腕は細切れになる」


風間が音叉を微振させると、レイジの周囲に無数の**「高周波の刃」**が展開された。一歩動けば皮膚が裂け、留まれば真空で肺が潰れる。詰みの盤面。


2. ロジのバックアップ

「レイジ、右足15センチ後ろに『音の死角ノード』がある! そこだけは干渉波が打ち消し合ってる!」

ロジが旧式端末のホログラムを操作し、風間の演算パケットの「干渉縞」を逆算して叫ぶ。


レイジはロジのナビゲートに従い、紙一重で不可視の刃を回避する。だが、風間の演算速度はFクラスのハッキングを上回っていた。

「……無駄だ。計算資源の差を理解したまえ」

風間が音叉を強く弾く。共鳴した大気が**『超音波砲ソニック・バスター』**と化し、レイジの全身を全方位から叩いた。


3. 右腕の変質:情報の「捕食」

衝撃で壁に叩きつけられたレイジ。だが、その右腕の黒い痣が、これまでにない反応を示す。

これまでは「触れたものを消す」だけだった痣が、風間の放った高周波エネルギーを**「吸い込み」**始めたのだ。


「……熱い。なんだ、これ……腕の中に『数式』が流れ込んでくる……!」


それは、オラクル・ゼロが切り捨てた「ゴミ箱」の真の機能。意味をなさなくなったデータの残骸を食らい、自らの糧とする**「情報の捕食データ・イーター」**。風間の洗練された演算であればあるほど、右腕にとっては極上の「燃料」となった。


4. 第二覚醒:『黒の共鳴ノイズ・レゾナンス

レイジが右腕を突き出す。

「触れねえなら、こっちから繋いでやるよ。……あんたの『綺麗な音』、俺のノイズでグチャグチャにしてやる!」


右腕から噴き出した黒い霧が、風間の『音速の境界』と同じ周波数で激しく振動を始めた。

「無銘」の力が、敵の属性をコピーし、反転させる。

真空の処刑場に、物理法則を逆行させる漆黒の振動波が逆流した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ