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危機一髪!

 次の階へ行くと、いきなり僕の目の前を、巨大な剣先がブ――ンと、音を上げて通り過ぎた!


「あああぁぁぁ――――ぁぁ!!!」

 イックさんが叫ぶ。


 えぇ……。


「向こうでやれ!、向こうで!」 


 アレックスまでも叫んでいる。


 ――何が、起こっている?


「ラスク! こっちに持ってくるな馬鹿か! 馬鹿なのか! 初見殺し発動中か!?」


 そう叫んでいるのは、黒魔のイックさんだった。


 アレックスは、ヒーラーのノロシさんの隣へ走って行き、彼に薬を飲ませ始めているようだ。


 そこの場所へ至るまでに、草原の草に赤い血の跡がべったりと続いている。


「マーストン、大丈夫……?」

 その声で、ダークエルフさんが僕の後方へいる事がわかった。


「大丈夫だよ。ノロシのとこまで行って来る」


「気を付けて」


 彼女はか細い声で言った。

 混戦では、経験も大事だが、連携力も重要になる。


 今、刃物を扱う、アレックスが守備側にいるので、無口なラスクさんとでは連携が難しく、ダークエルフさんは待機の状態なのだろう。


「アレックス、交代に来たけど、怪我の具合は?」

「頭だったので、血は大量に出たが薬で落ち着いてきている。ニンフに薬草を貰うことで、なんとかると思う」


「そうか……良かった。あれは頭を持っているし、デュラハンだね」


「馬車を引く、御者の方ではなく、騎士だが、馬までいて機動力低いラスクでは手に負えないようだ。振り回されている内に、シロスが怪我を負ったらしい」


「ラスクは重歩兵だものね。周りを土で囲んじゃおうか?」

「頼む。そのフォローにまわるようにする」


「じゃーイックさんに伝えて来る。前後の後に、左右を囲むから、ラスクさんに合図だけ頼んだ!」


「わかった。俺とダークエルフはその(あと)、飛び込む。逃げられないよう、その後もまわりを囲んでくれ」


「了解!」




 慌てて、草原をかけ、イックさんへ伝える。

 彼も、納得しこれから連携をとって、デュラハンを倒さねばならない。


「はぁ……」

 息をはき、緊張をほぐす。

 気付くと、ニンフが横に立っていた。


 ラスクさんは、重歩兵のリスクを軽減するために、チェーンなどを使い、デュラハンを絡め取ろうとするが、それでも、やはり敵が馬の機動力では難しいようだ。


 しかし、その二人の真横に火柱が走り、馬の足が上がった。


 そこへすかさず、ラスクが切りかかり、馬を地に伏せさせることは出来なかったが、剣を組み合わせることに成功した。


「「うまい!」」


「「穿(うが)て、土の牙よ!」」

 イックさんと僕で、前後に分かれて馬の横を取った。


「「ラスク、左右から逃げろ」次が来る!」


 その声で、彼は馬を蹴り、ふたたび馬の脚が持ち上がった所で、彼は逃げた!


 ドドドドドドド!ド! と、土の魔法が降り注ぎ、土煙が上がる。



 敵は囲んだはず!



 ――しかし


 デュラハンが騎乗から降り、その大剣でまわりの岩々を破壊しだした。


「「炎の刃!!」」


 アレックスと、ダークエルフさんのダブル炎の刃を、受けて装備が燃え上がり、装備に綻びも出来た。


 そしてデュラハンは、地面にひざをついた。



「後、少しか!?」


 敵を掴まえる檻は、破壊できない分、こちらの必殺の攻撃が出せない。

 時間かかるが、やるしかない。


「って、デュラハンが頭を捨てて、両手で剣を持ち、剣を振るいだいだした!?」


「あれ……あり……なんですか?」


「わからない。まぁ、魔物だしなぁ」

 そう言う、アレックスの言葉には重みがあった。


「あいつはぜってぃ、許さねー!」

 そうイックさんが言った時、嫌な予感が……とてもした。


「マーストンさん、持ってるでしょう? 必殺技。次、お願いしますねー」


「やばぁー」 

 そう、ノロシが小さい声で言う。


「暗黒の海! 燃え滾れ地獄の炎! 灼熱! 灼熱! 灼熱! ついでに熱波ー!!!!」


 ――えっ……、そんな魔法初めて聞いたけど……。


「退避!!! 退避!!!」



 デュラハンの頭上に、溶岩の渦巻きが出来、でも、これ、僕らもヤバくないですか???


 それが、一度にしたの下のデュラハンの元へ、釜の鍋が壊れ様に流れ込んでいく。


 僕は隣に、いるにニンフを抱えて、慌てて距離を取った。


「点呼!!、点呼してください!! 1」


「2」 (アレックス)

「さん」(ダークエルフさん)

「4」 (ノロシさん)

「5」 (ラスクさん)

「ハハハハハハ!!」(イックさん)

「そしてニンフ!」



 ダンジョンへ、逃げ、

穿うがて、土の牙よ!」


穿うがて、土の牙よ!」


穿うがて、土の牙よ!」」


 もー! 、岩々に阻まれて、溶岩はなんとか、止まった。


「お前は!」

「駄目だろう!」


 ……『ブラックファイアー』は、こんな時でも、言葉少なで……、肝心なイックさんは眠ってしまった。


 僕はニンフに、口へ次から次へと薬草をつめられ、何とか起きている。


 そしてノックさんの口へ食べない程度に、薬草を入れるかどうか、検討を始めたのだった。


 続く


見ていただきありがとうございます。


またどこかで!

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