第十八戦 『エルフ奪還、交渉』
ここから書き直ししてます!
全く話しが変わります!
申し訳ないと思っておりますよ!
工場は4つ、、
1つの工場にエルフが500名ほど
一斉に逃げ出せば人に見つかる、、
箱から出したとしてもすぐには動けまい
私の白炎で回復は出来るが、空腹までは癒せない
全てを助けるのは無理がある、しかもここは敵地
王城を中心に街が広がり、城壁で覆われた城郭都市
都市は丘の上にあり、入口は東西南北に4つ、、
正門が東側、工場は西、真反対の位置にある、、
私達は、傍から見れば、ただの猫とたぬき、、
例えば私達が何か騒動を起こしたとして、、
加護持ちの聖騎士にゾロゾロと来られても面白くない
さて、どうするか、、、
私はドヴェルグ王国に置いて来た式神を使って
ドワーフの王と連絡を取った
《ドワーフ達 何だって?》
「快く引き受けてくれたよ あと色々と作法も聞いたね 面白い文化だね」
「おっ! 面白いのか! 教えてくれ!」
《面白い話は後だ ぽん吉》
「そうだね では行こうか、敵さんの所へ」
私はヴァイガル王国へ出向いた
門番が止める
「何者だ 貴様、異国の者か」
「私はドヴェルグから使者として来たのですよ」
「どどどどドヴェルグからの使者ああ!!??」
「ええ 至急、王にお会いしたいのだがねぇ」
「ししし、しばし待たれよ」
王城では、、
「なにぃ!? ドヴェルグからの使者じゃと!?」
「はい! 何やら異国の者の風貌をしておりますが 人間でした!」
「なな、何の用なのだ? なな何しにきた!」
「わかりません! 至急、王との謁見を望んでおられます!」
「んん、、 しし仕方あるまい、、通せ!」
「ハッ」
私は謁見の間に通された
そこには、青ざめ、冷や汗をダラダラとかく王がいた
「そそそ、それで 貴殿は、なな何用で来られたのかな?」
「おや 随分とお顔の色が悪く見えますが 御身体でもお悪いのですか? 」
「そそ、そんなことは無い! はは早く要件を申せ!」
「ふふっ 陛下 先日、我らがドヴェルグの王から 品が届きましたかな? ルーンの彫られた刃物なのですが」
「ん? ああ、あれか 届いておる!」
「おや! 『受け取った』 という事で間違いないですな? 」
「そうだと言っておろう!」
私は驚くフリをし、不憫そうな表情をする
「おおなんとっ! 『受け取った』? 聞き間違いではないようだ そうですか、、何の音沙汰も無いので 我らが王が確認をしろと五月蝿くて五月蝿くて、、 そうですか、、 我らが王の準備が整い、今か今かと待っておりましたが、、 なるほど『受け取った』と、、」
「、、(な、なんじゃ? 受け取ってはまずかったのか? どういう意図があるのだ 『アレを受け取るという行為』の意味がまるでわからんではないか!)」
「おや? やはり顔色が悪い 『受け取った』 という事が確認出来たので 私はこれで失礼しますね どうかその日まで、、御自愛くださいましな」
「な!? ちょちょ、ちょっと待て! そそ、そう急ぐ事は無かろうて!」
「いえいえ 私もドヴェルグへ報告に戻らねばならないのでねぇ 3日ばかりは滞在する予定ですが 何か用があれば宿屋に連絡を では失礼」
「なっ!? ちょちょちょ、ちょっと!? 」
私は王城の外へ出て、人間の姿のまま宿屋に向かった
向う途中で、ぽん吉と合流
「、、(クロ吉! どうだった?)」
「、、(ふふっ 面白かったよ)」
《すげー血相変えてたな あれには笑ったわ》
「、、(ふふっ オニがあまりに笑うものだから 笑いを堪えるのに苦労したよ)」
私達は宿屋へ着き、店員に葉っぱを渡し部屋を取った
「ではこれで」
「へい たしかに 2階の1番奥を使ってくんな」
「おっと そうだご主人、悪いのだが、少し頼まれて貰えないかね」
「へ? 頼み? なんだい?」
「いやいや 実はね、私は少し耳が不自由なものでね 私に声をかける時は 精一杯の大声を出してもらいたい」
「ああっ!! なるほどっ!! 任せときなっ!!」
「ありがとう ではまたね」
耳がキーンとする
二階へ登り、部屋へ着いた
久しぶりの、部屋、昔を思い出す
人の姿で眠るのも、これまた一興
「おお!! ここが人間の部屋かあ! 始めて泊まる!」
《そういやお前竜神だもんな そりゃ始めてだわな》
「さて あのバカな王が色々と考えてくれるのを待つとしようかね」
「うおー! これが窓ガラスか! 外が見える!」
《ぽん吉 静かにしろよ 1人で泊まってる事になってんだからよ》
「ふふっ お泊り会とは、良いものだねぇ」
今夜は楽しくなりそうだ