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プロローグ
俺の目の前には、少女がいた。
ボヤけた視界、うっすらとしか見れないが、少女はとても綺麗だったと感じている。
なんて言っているんだろう、少女は悲しそうな表情をしながら何かを喋っていた。
「あなたを」
少女の言葉を最後まで聴けないまま夢が終わった。
ピピピーピピピーとスマホのアラームが鳴っている。
夢だったのだろう……
(また変な夢を見た。)
最近になって変な夢を見ることが多くなった。
だが、少ししか覚えていない。
少しだけ開いた目でスマホのタイマーを消した。
もう8時か、、、、
俺はベットから出て台所に置いてあったパンをかじりながら服を着て学校へと向かった。