ピリオドを
「君は、あまりにもこの世界をいじりすぎた」
「う…グぇ・・」
「故に、あなたには責任を取ってもらわないと困るんですよ」
「やめっ…!あ、がっ…」
あれから、体感1時間。彼らは、火であぶり、体中をめった刺しにし、砕いては回復させ、復元という世界を見ても残酷すぎる拷問をしていた。
「も…いや…ろして…」
「そんなわけにはいかねぇんだよ。お前は、ハイロにこれ以上の苦しみを与えたんだ。与えられてから、お前には死んでもらう」
「いあ…や…」
彼の命乞いは届かず。先よりも惨い方法で拷問を再開した。
「…ひどい…」
隣で呆けていた彼女は、そう言葉をこぼした。
確かに、ひどい。痛めつけるだけじゃない。回復させているのがたちが悪い。完全に、あれは彼の精神をぶっ壊すための拷問だ。質問も、聞くことも何もない。
「……」
「ぐぁ!あがっ…うげぇぁ!」
ほぼ無表情で。彼らは拷問を続けていた。
「た…ぁ…」
俺は一歩踏み出す。
思えば、この世界に来てからまだ半年も経っていない。時の流れは、案外遅いのだろうか。
だけどそう思うと、ここまでの時間は早く感じるようで。一歩一歩に、思い出が乗った。
決して、楽しいばかりじゃなかった。前の世界でもだが、それでも、人との死別は、かなりのものだった。
顔を上げる。きっと、目の前の物事が終われば、ひとまずは、終わるのかな。なんて考えて。
「どうした?ハイロ」
「…」
何も言わず。俺はジュンヤを持ち上げた。
「…あ…けて…」
彼は呻くように助けを求めた。
決別だ。これは過去と、今と未来の決別だ。
ストーリーでいうと…よくわかんないや。
でもまあ、こんな人生。いいとは言えないけど、面白いかもな。
俺は、朗らかな顔で。
俺は、やさしい笑顔で。
「…“死ね”」
決別と引導を。俺はそれを、世界に突き付けた。
すべてが終わった。
ジュンヤは、あの日のあいつのように。釘を打ち込まれそのまま絶命していった。
神々は、俺とギルド嬢に向かって
「…もう、干渉はしないからな」
と。それだけを言い残して消えて行ってしまった。
「…本当に…全部、終わったんですか?」
「ああ、そうだな」
少し放心状態でそこに立ち尽くしていると。
いきなり、俺らに後光が差し込んだ。
振り返ると。大きな山二つの間から、綺麗な朝日が昇ってきていた。
俺らはその光に、吸い込まれるように眺めていた。
「…幕開け、かな」
「…そうですね」
「帰ろうか」とその言葉とともに、俺らは町へと足を進めた。
“ストーリークエスト 魔王神クリア”
“スキル派生 言論統制・魔→言論統制・八神に派生されました”
“Lv,UP 180→190”
後光は、まだ俺らの背中を押してくれていた。




